先日、100円ショップ・ダイソーで500円かき氷機を購入。台湾風マンゴーかき氷などを作った結果は「ダイソーの500円かき氷機でフワフワかき氷を作ってみた」で紹介しました。このとき、牛乳ベースのおいしいものを凍らせてかき氷にすれば、絶対おいしいと確信。そこで、子どもの頃からの定番おやつ「フルーチェ」とあこがれの「特濃カルピス」で、かき氷を作ってみました。
執筆者のプロフィール
齋藤千歳(さいとう・ちとせ)
元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。
ドウシシャの高級電動かき氷機を使用
冷凍フルーツもそのまま削れるスグレモノ
今回は、高級かき氷機の定番ともいえるドウシシャの「電動ふわふわとろ雪かき氷器」を使用します。最新の2021年モデル「DTY-B1」です。水から作った氷だけでなく、ミルクやジュースなど糖分を含んだ氷もふわふわに削ることができます。
カラーバリエーションは、写真のブラックのほかにグリーンがあります。
市販の冷凍フルーツもそのまま削れます。冷凍フルーツをつかったレシピ付き。
2タイプの製氷カップ付き。Mサイズ1個、ハーフサイズ2セット(4個)付き。
刃の高さ調節機能で氷・冷凍フルーツのうすさを変えることができます。
定格電圧:AC100V、定格消費電力:25W、コードの長さ:約1.3m
実勢価格で5,000円を超える高級なかき氷機です。モーターが搭載されている本体部分を除き、分解したパーツはすべて水洗いが可能。おかげで隅々まで洗浄でき、衛生的です。
また、刃の高さを調整することで、細かなふわふわ氷から、粗めのシャリシャリ氷まで、食感を変えて削ることができます。さらに、市販の冷凍フルーツをそのまま削れるのも、大きな特徴です。ふわふわのかき氷の上に、冷凍のマンゴーやイチゴなどを削ってトッピングすることも可能なのです。
フルーチェかき氷を作る
せっかくなので牛乳も特濃にしてみた
日本人なら大部分の方が食べたことがあるであろう、フルーチェ。牛乳を使った簡単デザートの定番ともいえるでしょう。今回は、フルーチェのイチゴ味を使いました。ほかの味もいろいろありますが、「フルーチェといえばイチゴ味」という筆者の思い込みでの選択です。
フルーチェを作るための牛乳も、今回は雪印メグミルクの特濃を使いました。乳脂肪分が4.3%と、普通の牛乳より高くなっています。
フルーチェを作ります。みなさんご存じの「牛乳とまぜるだけ」です。牛乳はしっかり冷やして、フルーチェは常温のまま混ぜていきます。
フルーチェを作り、製氷カップに入れて凍らせて、「電動ふわふわとろ雪かき氷器」でふわふわに削っていくのです。おいしくないわけがありません。作る前からわかっています。
実際に食べてみると、ふわふわのかき氷になったフルーチェは絶品。口溶けの際に、かき氷にする前のプルプルとした食感が、わずかに感じられるものいいのです。
牛乳を特濃にしたためか、ミルク感も濃厚です。かき氷というより、ジェラートやシャーベットのような印象があり、夏だけではなく季節を問わずに食べたくなるテイストに仕上がりました。
今回はイチゴ味を使いましたが、他の味でも試してみたいものです。今はフルーチェも種類が豊富で驚きました。「ミックスピーチ」「完熟パイン」「メロン」「濃厚マンゴー」「濃厚ブルーベリーブドウ」「濃厚イチゴチェリー」、そして新製品の「ストロベリーレアチーズ味」、和風抹茶味の「わふーちぇ」などのバリエーションがあるのです。どれも、かき氷にしたらおいしそうです。
特濃カルピスかき氷を作る
カルピスと牛乳が1:1という贅沢
子どものときに誰もが夢みた「特濃カルピス」。カルピス本体に書かれた説明によると、5倍希釈が基本だといいます。5倍希釈とは、混ぜた後の溶液が、もとの原液の5倍の量になるような希釈方法です。つまり、カルピス原液1に対して、水は4になります。筆者の実家のカルピスはもう少し薄かったような気もしますが……。
大人になった筆者は、カルピス原液と牛乳が1:1の「特濃カルピス牛乳」のかき氷を作ります。子どものときには絶対作れなかった、大人の味です。
カルピスと混ぜる牛乳は、もちろん雪印メグミルクの特濃です。
ぜいたくな希釈で作った牛乳カルピスを、専用の製氷カップに入れて凍らせます。色も、心なしか濃厚です。
「電動ふわふわとろ雪かき氷器」は、刃の高さの調整がかなり重要です。今回は、細かなかき氷に仕上げるべく、刃の高さを微調整したので、予想以上にふわふわ。淡雪のような特濃カルピスが口の中で溶けていくのは、まさに至福です。当然、甘すぎるのですが、子どもの日の夏休みにやり残したことを、いまさらながらコンプリートできたような気持ちになりました。そういった意味において、大人のかき氷といえるでしょう。
カルピスの原液も、今はいろいろな種類が出ています。「完熟巨峰」や「完熟マンゴー」などのカルピスと、今回使用したオリジナルのカルピスをハーフサイズの専用製氷機で凍らせて、2色のマーブルかき氷にしても楽しいでしょう。
まとめ
マミーや飲むヨーグルトなども!楽しみが広がる
水道水を凍らせてかき氷を作ってもおいしく仕上げてしまう「電動ふわふわとろ雪かき氷器」。これに元々のおいしい「フルーチェ」や「カルピス」を凍らせて使うのですから、おいしくないわけがありません。もっと言えば、筆者の地元北海道なら「ソフトカツゲン」、今年50周年を迎える「スコール」、「森永マミー」や飲むヨーグルトなどを使ってもおいしそうです。
ある意味、凍らせて削るだけでハイレベルなデザートが完成する「電動ふわふわとろ雪かき氷器」は、季節を問わず使えるアイスデザートの製造機といえます。1台持っていると、スイーツのバリエーションが膨らみます。来客の際に振舞えば、盛り上がること間違いなしでしょう。