A4対応のインクジェットプリンター複合機「プリビオ」の新製品が発表された。今回は、テレワークや在宅学習で増えた家庭内利用に対応すべく、本体カラー違いなども含めると、全12機種が一挙に追加。なかでも「DCP-J1200N」はファーストタンクシリーズのエントリー機だ。
テレワークから趣味までプリントライフが充実する新ラインアップ
ブラザーから、A4対応のインクジェットプリンター複合機「プリビオ」の新製品が発表された。今回は、テレワークや在宅学習で増えた家庭内利用に対応すべく、本体カラー違いなども含めると、全12機種が一挙に追加された。
ラインアップは、1年以上交換不用の大容量インク搭載「ファーストタンク」シリーズと、従来のインクを搭載した「標準モデル」シリーズに大別。
まず「ファーストタンク」では、新コンセプトモデルとして、スマホアプリからの操作をメインに設計された「DCP-J1200N」が登場。本体側の操作系は電源ボタンやコピーボタンのみで、液晶画面もないすっきりデザイン。
ブラザー
DCP-J1200N
実売価格例:2万7500円(DCP-J1200N)
DCP-J1200Nはファーストタンクシリーズのエントリー機。操作のほとんどをスマホアプリで行い、液晶画面やADF(自動給紙機構)などを省き低価格を実現。インクはブラックが顔料でカラーは染料。本体サイズは、幅435ミリ×高さ161ミリ×奥行き359ミリ。重量は、6.1キロ。
ファーストタンクのエントリーモデル
機能を抑えたぶん、大容量インクモデルとしてリーズナブルな本体価格を実現。設定や印刷指示のほぼすべては、新スマホアプリ「Mobile Connect」で行う。
また、ファーストタンク「J4000モデル」の全機種では、ブラックもカラーも顔料インクを採用。従来はカラーが染料インクだったが、すべて顔料とすることで普通紙でもクッキリ鮮明な印刷を実現している。印刷速度も高速化されており、A4カラーの1枚めは従来比で2.6秒速い約5.9秒。連続印刷は、従来比でおよそ2倍の19枚/分となった。
そのほか、J4000モデルでは、テレワークでのプリント需要増加に対応し、2段の給紙トレーを搭載した「MFC-J4540N」もある。
FAXや電話機まで搭載した「MFC-J4940DN」など、多彩な機種を用意する。
さらに、「標準モデル」も刷新され、店舗や事務所での利用から、家庭でのテレワークや趣味まで多様なニーズにこたえたラインアップを展開する。
※価格は記事作成当時のものです。
TEXT●福多利夫(フリーライター)