文字起こしやショートカットも!知っておきたいスマホの便利機能

Android

スマホにプリインストールされているが、上手に使いこなせていないアプリや機能をもう一度チェックしてみよう。カメラで撮った写真の文字から翻訳ができたり、レコーダーで文字起こしができたりなど、購入時には気づかなかった機能がまだまだスマホには隠されている。

iPhoneユーザーなら「ショートカット」を使いこなすべし!

iPhoneには「ショートカット」という、ユーザーの使い方に合わせて手順を登録できる便利な機能がある。例えば、カレンダーのイベント入力画面を表示させたり、「Safari(サファリ)」を起動して、よく見るウエブサイトを表示させたりと、本来であれば2回以上タップする必要がある作業を、ワンタップまたはSiriに話しかけるだけで実行できるようになる。

初めて使う際はやや難しく感じるかもしれないが、「ギャラリー」から、あらかじめ用意されたショートカットを選んで使うと仕組みがわかるはずだ。

自分専用の「ショートカット」を作成しよう

iPhone

(1)ホーム画面にある「ショートカット」を起動。

(2)「+」をタップすると新しいショートカットを作成可能。

(3)「ギャラリー」から選んだショートカットを「ショートカットに追加」するのもいい。

QRコード読み取りから翻訳まで「カメラ」アプリはこんなに便利!

iPhoneのカメラは、QRコードにかざすだけで、コードの情報を読み取って、ウエブサイトにアクセスできる機能がある。

Androidは、カメラを「Googleレンズ」に切り替えることで、QRコードを読み取れる。さらに、Googleレンズは、写真から情報を検索できる以外に、書物などを写してテキストをコピーしたり、外国語を写して翻訳したりできるなど、多彩な機能を備えている。なお、iPhoneでも「Google」アプリをインストールすれば、Googleレンズを利用できる。

多彩な用途に使える「Googleレンズ」

Android

カメラまたは「Google」アプリから起動可能。QRコードの読み取り、翻訳、文字起こしなど、さまざまな機能がある。

「場所」のモードでは、建物にカメラを向けると名称などの詳細がわかる。

スポットは自動的に選択される

タイマーもバッチリ!意外に多機能な「時計」アプリを使いこなそう

スマホにプリインストールされている「時計」アプリは、実はけっこう多機能。iPhoneの「時計」は「アラーム」のほかに「世界時計」「ストップウォッチ」「タイマー」の機能を備えている。「世界時計」は、海外と連絡を取る仕事をしている人には便利だ。

Androidの「時計」も「世界時計」同様の機能を備えている。「時計」を起動して、地球のアイコンをタップすると、選択した都市の時刻が表示される。

いろいろな場面で役立つ「時計」アプリ

iPhone

iPhoneの「世界時計」の画面。仕事でやり取りをする都市や、家族や友人が住んでいる都市を登録しておくと便利。

iPhoneの「タイマー」の画面。使い方は簡単。タイマー終了時に鳴る音やバイブレーションを設定することもできる。

ボイスレコーダーもバージョンアップでより便利に

GoogleのPixelシリーズにプリインストールされている「レコーダー」アプリは、録音した英語のリアルタイム文字起こしが可能。今後、日本語への対応や、Pixel以外のスマホへの対応も検討されている。

なお、録音機能はないが、「Google」の「音声文字変換」では、日本語の文字起こしが可能。声が聞き取りにくいときはもちろん、会話をメモしておきたいときにも役立つ。

Googleの「レコーダー」は文字起こしが可能

Android

Pixelにプリインストールされている「レコーダー」の録音画面。事前に文字起こし用の言語(アメリカ英語など)をダウンロードする必要がある。

実際に英語の音声を録音して試してみたが、精度は非常に高かった。録音した音声の再生時に表示させることも可能。

「ヘルスケア」や「Google Fit」で健康管理

スマホは健康管理ツールとしても使える。iPhoneなら、ただ持ち歩いているだけで、歩数や消費カロリーなどが記録され、運動不足に気づくことができる。Apple Watchと組み合わせて使っていれば、さらに細かく身体のデータが蓄積されていく。

Androidには、健康管理アプリがプリインストールされていることがある。ない場合は、シンプルで使いやすいGoogle純正の「Google Fit(グーグル フィット)」アプリをインストールするといい。

純正の健康管理アプリを使いこなそう

iPhone

iPhoneの「ヘルスケア」では睡眠時間も記録される。あらかじめ設定した睡眠時間から、スマホを使った時間が引かれる仕組み。

Android

「Google Fit」のプロフィール設定画面。一度設定すれば、自動で歩数や強めの運動量、消費カロリーなどが記録されていく。

◆解説/村元正剛(ITライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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