【ダイソー・チップスメーカー】電子レンジで8分!ジャガイモとカボチャで無添加ヘルシーチップスを作ってみた

暮らし・生活・ペット

北海道に住んでいるせいでしょうか。ジャガイモやカボチャなどをいただくことが結構あります。大変ありがたいです。しかしうっかりすると、ジャガイモは芽が生えてきたり、カボチャはカビたりします。 何か良い解決方法はないかと思っていた時に、ダイソーで見つけたのが「電子レンジチップスメーカー」です。水分の抜けたチップスにしてしまえば、生のままより保存期間は大幅に伸びるはず。そう考えて、電子レンジでのチップス作りにチャレンジしてみました。その様子を紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

「電子レンジチップスメーカー」

商品パッケージ

「電子レンジで簡単チップス!」、「スライスして並べてチン!するだけ!」というパッケージのキャッチフレーズにひかれて、ダイソーで「電子レンジチップスメーカー」(税込110円)を購入しました。

すごく簡単に野菜をチップスにできそうです。

商品内容

「電子レンジチップスメーカー」の本体は、白いプラスチック製のスリットの入った円盤といった印象です。このスリットにスライスした野菜を並べて、電子レンジでチンするだけで、野菜チップスが完成するといいます。購入しておいてなんですが、この時点で筆者は、本当に野菜チップスができるのか半信半疑です。

何も知らずに本体だけ見たら、何の道具だか全くわからないでしょう。

我が家の「フードロス」問題を解決してくれるかも?

北海道に住むようになって、時折野菜をいただくことがあります。ジャガイモやカボチャなどはよくいただく野菜なのですが、油断するとジャガイモは芽が出てきてしまいますし、カボチャは割ると数日でカビが生えてしまいます。

筆者のズボラな性格が問題なのですが、これも立派なフードロスです。このフードロスを防ぐ方法が何かないかと前々から思っていたのですが、そんな時に出会ったのが「電子レンジチップスメーカー」です。

電子レンジで野菜の水分を抜き、チップスにしてしまうのですから、乾燥剤と一緒に密閉して保存すれば、生のままより確実に長い期間保存できるでしょう。

チップスを作ってみた

最初はスタンダードにポテトチップス

「電子レンジチップスメーカー」の「加熱時間の目安」として挙げられている野菜が、ジャガイモとサツマイモだったので、最初はジャガイモでチャレンジしてみました。

野菜を約1.5〜2mm厚でスライスします。皮をむく・むかないは好みだそうです。この時に厚みだけではなく、できるだけ大きさも揃えておくと、仕上がりにもバラツキがなくなるといいます。

たまたま我が家のスライサーは、厚さを約1.3mmか約2mmに選べるものだったので、2mmを選択してジャガイモをスライスしました。

ちょうど2mm厚でカットできるスライサーがあったので、とても楽でした。

スライスした野菜をキッチンペーパーなどに並べ、水気を拭き取ります。

水分をキレイに拭き取った方が仕上がりが良いように感じました。

さてここで、電子レンジでの加熱時間を決めるため、野菜の重さを計測します。

「加熱時間の目安」としては、「じゃがいも・さつまいも」の場合、約60gなら500W約6分、600W約5分、700W約4分、800W以上使用不可、約100gなら500W約9分、600W約8分、700W約6分、800W以上使用不可となっています。

ジャガイモのスライスを約100g用意しました。

スライスした野菜を「電子レンジチップスメーカー」のスリットに立てるようにして並べていきます。

スライスする時に、スリットに立てやすい大きさにしておきましょう。小さすぎるとスリットから落ちてしまいます。

スリットにキレイに並べられると結構嬉しいです。

スライス野菜を立てた「電子レンジチップスメーカー」を電子レンジに入れて、「加熱時間の目安」を参考に調理します。

今回はジャガイモ100gを600Wで調理するので、加熱時間は8分です。

目安時間が終了する1~2分前に、一度チップスの仕上がり具合を確認して、時間調整するのがポイント。加熱不足の場合は20〜30秒ずつ再加熱します。

加熱の加減がチップスの出来上がりを大きく左右します。

600Wの電子レンジを使い、合計で8分加熱してポテトチップスが完成しました。

油を使うこともなく、ただ薄くスライスしたポテトを電子レンジで加熱しただけなのですが、予想以上にポテトチップスなことにびっくりです。

わずかに加熱しすぎたのか、少し茶色っぽくなっている部分もあります。

ところどころ焦げすぎの部分もありますが、美味しそうに仕上がりました。

加熱の際には、注意点があります。10分を超えるような長時間の加熱や、焦げてきた野菜を取り出さないでそのまま加熱すると、チップスメーカーが溶けるなどのトラブルが発生する危険があります。十分注意してください。

「電子レンジチップスメーカー」のパッケージにも、赤字で「電子レンジは10分以上つづけて加熱しないでください。10分以上加熱する場合は一度野菜を冷ましてから加熱してください」「野菜が薄く焦げてきたら、焦げた野菜をチップスメーカーから取り出してください。(焦げたまま加熱し続けるとチップスメーカーが溶ける場合があります)」「野菜が焦げると高温になり、チップスメーカーが溶ける場合があります。野菜が焦げないようにご注意ください」 と書かれています。

電子レンジでの加熱は「ほったらかし」「目を離してOK」と思いがちですが、「電子レンジチップスメーカー」を使用する際には、わりと手間がかかるのです。ただ、焦げ具合を見ながらこまめに加熱時間を調整することで、ポテトチップス自体は予想以上の仕上がりとなりました。

すぐにカビてしまうカボチャでも挑戦

北海道でカボチャをいただく時の単位は、基本「まるごと」です。スーパーの野菜売り場ではカットされた状態で売られているので、我が家を含め、皆さんもまるごと購入する機会は少ないのではないでしょうか。実際のところ、筆者のような妻と子供の3人家族といった家庭では、まるごと1個のカボチャを一度に消費するのはなかなか難しいところです。だからスーパーではカットして販売しているのでしょう。

また、北海道で筆者がいただくカボチャは、スーパーで見かける物よりも巨大なことが多い印象。まるごと置いておけば、そうそう傷むこともないのですが、一度割ってしまうと、冷蔵庫の野菜室でも数日でカビ始めてしまう難敵なのです。

そんなカボチャを救うべく、「電子レンジチップスメーカー」でチップスにしてみました。

カボチャは彩りも考えて皮ごとスライスしてみました。

ジャガイモと同じように、カボチャもスライス100g用意しました。

「電子レンジチップスメーカー」を使ったのは、先ほどポテトチップを作った一度だけ。つまり、「経験した者の感覚」で加熱時間を調整することはできません。ですから、ジャガイモと同じように、600W、8分に電子レンジをセット。完成2分前から野菜の状態を確認し、少しずつ加熱時間を調整しながら、カボチャチップスの作成に挑みました。

野菜の大きさや水分量、糖度などにも影響を受けるようですが、初めて作るカボチャチップスも予想以上の出来上がりです。

面倒がらずに、「加熱時間の目安」の2分前から、こまめに野菜の状態を確認するのが、失敗しないコツと言えます。

もしかするとポテトチップスより上手にできたかもしれません。

チップスを試食

ポテトチップはビールにも合う

スライスしたジャガイモを電子レンジで加熱しただけのポテトチップスですが、味は予想以上です。バリバリとしたチップスらしい食感があり、油で揚げた物よりもやや硬めで、食べごたえがあります。またしっかりと香ばしく、ジャガイモ本来の味も楽しめました。塩などをかけなくても、素朴な素材の味そのものでも楽しめます。子供のお菓子にも安心でしょう。

何よりもうれしいポイントは、そのカロリーの低さです。一般的な油で揚げたポテトチップス100gのカロリーは500kcalオーバー。これに対して生のジャガイモ100gのカロリーは約76kcal。電子レンジで調理すると水分が抜けるため、一概に比較はできませんが、それでも「電子レンジチップスメーカー」で作れば、低カロリーのポテトチップスが作れることは間違いないでしょう。ダイエット中にもおすすめです。

だたし、油で揚げたポテトチップスに比べると若干物足りないのは事実です。しかし、塩味だけではなく、青のり、ガーリックチリのパウダーなど、ガツンとした味付けにすれば、十分な満足感えられます。ビールのおつまみにもぴったりです。

油で揚げたわけではないですが、予想以上の満足感が得られます。

カボチャチップスは味つけなしで十分おいしい

なかなか消費できず、カビてしまうのが申し訳ないカボチャを使ったカボチャチップス。食感は「電子レンジチップスメーカー」で作ったポテトチップスと同じように、油で揚げた物よりも硬くパリパリしていて、しっかりとした噛み応えがあります。筆者は皮ごとスライスして作ったのですが、皮の部分が気になることはありません。また、カボチャの場合は、塩味などをつけなくても本来の素朴な甘みが美味しく、完成した味に仕上がっています。ポテトチップス以上に体に良い印象です。ギルティフリー(罪悪感のない)なお菓子と言えます。

カロリーは、カボチャ100gは約91kcalとジャガイモよりも高めです。そのままお菓子としても楽しめますが、サラダの上などにトッピングして使うのも、色合いがよく美しいかと思っています。パリパリの歯応えと自然な甘みも加わり、料理がワンランク上がる気がします。

予想以上に美しく仕上がるカボチャチップス。素朴な甘さがうれしい一品です。

まとめ

手間はかかるが、ギルティフリーなお菓子が作れるのは魅力

「電子レンジチップスメーカー」で作る野菜チップスは、想像以上に美味しいです。しかし、100gの野菜をチップスにするのに、500Wで9分、600Wで8分かかり、10分以上の連続加熱はできません。そのため、野菜をスライスしたり、並べたりする時間を考えると100gの野菜の加工に10分以上かかることになります。筆者が当初目論んだフードロスと減らすための保存加工としては、少し効率が悪いように感じました。

とはいえ、自宅の冷蔵庫に眠るジャガイモやカボチャで美味しい野菜チップスができるのは、非常に魅力的。しかも、砂糖や塩、油といった調味料、さらには添加物などを加えることもなくできるのはありがたいことです。野菜のスライスや加熱時間の調整など、多少の手間はかかりますが、罪悪感のない健康的なお菓子が作れるわけです。また、(筆者もたまたまダイエット中ですが)ダイエット中の方にとっては、極めて低カロリーなポテトチップスが作れる、魅惑とグッズと言えるのではないでしょうか。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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