ゼンハイザージャパンは、オンカメラショットガンマイクロホンの新製品として「MKE 400-II」と「MKE 400-II Mobile Kit」を発売した。本製品は、人気を博した「MKE 400」の後継モデルで、新たにボリュームコントロール付きのヘッドホンモニター出力や、ショックマウント及びウィンドプロテクションを内部に標準で搭載している。
ゼンハイザー
MKE 400-II/MKE 400-III Mobile Kit
●実売価格:MKE 400-II=2万8300円程度、MKE 400-II Mobile Kit=3万4100円程度
クリエーターやビデオグラファーの動画音質を向上させるオンカメラマイク
ゼンハイザージャパンは、オンカメラショットガンマイクロホンの新製品として「MKE 400-II」と「MKE 400-II Mobile Kit」を発売した。
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MKE 400-II
本機は、コンパクトで指向性の強いオンカメラショットガンマイクロホンで、動画の音声を強化させるために設計されている。指向性は、音響干渉管によって実現させており、カメラが向いている方向からのピックアップを確保しクリアな音質を可能としている。
撮影時の風切り音やハンドリングノイズの対策としては、ウインドプロテクション(風防)とショックマウント(衝撃吸収)を内蔵することでハンドリングノイズを最小限に抑えることが可能となっている。高品質の録音を実現するための機能をさらに充実させている。
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ウインドプロテクションは、ハウジング内部にメッシュレイヤーを一層設けることにより本体だけでノイズ対策ができる。さらに、付属のウインドシールドを装着することにより、さらに高い防風効果が得られる。また、ローカットフィルターを搭載しているため、エアコンの音や風切り音など、気になる低音域を軽減することができる。
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(1)ウインドプロテクション(風防)
(2)ショックマウント(衝撃吸収)
(3)自動電源オン/オフ
(4)ローカット
(5)感度切り替え(3段階)
(6)ロッキングジャック(マイク用)
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(7)ヘッドホンボリューム
音声を録音する際に最も重要なことの一つは、レベルチェックとサウンドのモニタリングになる。本機には、ローカットフィルターと3段階の感度スイッチが装備されており、撮影時に遭遇する挙動に対応するほか、サウンドを微調整することもできる。また、ヘッドホンモニタリング出力と8段階のデジタルボリュームコントロールも内蔵されているから、サウンドを自在にコントロールする事も可能だ。3.5mmジャックのヘッドホンを直接接続すれば、撮影中でもサウンドレベルやオーディオパフォーマンスを簡単に確認することもできる。
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ボリュームコントロール付きヘッドホンモニター出力を内蔵しているから、撮影中でも、音声状況を簡単に確認できる。
本機をデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラに接続すれば、カメラと一緒に自動的に電源のオン/オフが行われる(要プラグインパワー)。カメラが起動すると同時にマイクの電源がオンになり、撮影していないときは自動的に電源がオフになるので、電池の消耗を抑えられる。電源検出機能は、多くのスマホにも対応しており、「MKE 400-II」を取り外すと自動的に電源が切れるようになっている。また、手動の電源ボタンとして、誤操作を防ぐためのオフディレイ機能(電源オフ時)も備えている。
「MKE-400II」は、単4電池2本で駆動し、最大100時間の連続音声録音が可能。電池が切れる3時間前には、残量表示で確認することもできる。
スマホ用の3.5mm TRRSケーブル、カメラ用の3.5mm TRSケーブルのほか、ウィンドシールドとポーチが付属する。
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「MKE 400-II」付属品
一方、スマートフォン用クランプとマンフロットのPIXI ミニ三脚をセットした「MKE 400-II Mobile Kit 」も用意されている。
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MKE 400-II Mobile Kit (使用イメージ)
「MKE 400-II Mobile Kit 」は、スマートフォンを使用するクリエーターに最適なスターターキットになっている。
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縦位置、横位置の切り替えが可能なスマートフォン用のクランプに、耐久性に優れたマンフロットの軽量ミニ三脚がセットされており、歩きながらのブイログやコンテンツクリエーターに最適なキットになっている。
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MKE 400-II Mobile Kit
本体サイズは、幅126mm、奥行き37mm、高さ67mm、質量は約93.5g。トランスデューサーには、エレクトリックコンデンサーを使用し、周波数帯域は、50~2万Hzとなっている。
※価格は記事作成当時のものです。