【新型コロナに感染】実録・4人家族の隔離生活!5歳息子が陽性に!つぎつぎと家族全員が発熱

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今回は筆者家族全員が家庭内感染したコロナ体験記についてです。5歳の息子がコロナに感染しました。家族も全員、感染の疑いがある中で隔離生活を過ごすことに。どのような日々を過ごしてきたのか、コロナ陽性者を抱える家族の日常についてご紹介します。

コロナ陽性だと判定されるまでの流れ

まずは、筆者家族が集団感染したいきさつについてです。

家族が間隔を空けずに順に発熱

筆者の住まいはコロナ感染者数トップの東京。

コロナの気配はすぐそこ。自分たちもいずれはかかるか、もしくは知らないうちにすでに感染しているのかも……なんてホラー話を、友人とオンライン通話をしていた矢先、現実になりました。

症状の出始めは、長男の微熱から。長男発熱の2日後に、筆者が39度越えの発熱。起き上がることができなくなりました。

発熱の翌々日には平熱に下がったものの、その日のうちに今度は次男が38.5度の発熱です。

次男の発熱と同日夜に、夫も38.5度の熱を出しています。ちなみに、夫と私は2回のワクチンを接種済みです。

次男を小児科へ→コロナ陽性

筆者が動けるようになったのもあり次男を小児科に連れていったところ、「家族全員が連続して熱を出すのは、コロナの疑いが高い。抗原検査をしよう」となりました。

その結果、見事に陽性。

まさか自分がコロナに感染するとは思いませんでした

検査を受けたのは次男だけですが、医師の見立てでは「家族が順に発熱をしていることから、おそらく全員コロナに感染している」とのこと。

コロナ感染者が出た家庭の中では「他の家族は何ともなかった」という場合もあるようですが、筆者宅はもれなく全員熱が出るケースだったようです。

感染源の特定は不可能

筆者はWebライターであり、家族以外の人と関わることはほぼない仕事です。このご時世なため、当然、友人と会うこともありません。夫も人と会う仕事ではないため、感染源とは考えにくいです。

おそらく長男か次男の集団生活からではないか、と考えたのですが、小学校・保育園は出来る限りの感染予防を徹底してくれています。

「なぜコロナにかかったのか」と疑問は残るものの、原因を追っても答えはでないし誰も幸せになれないから、これ以上の原因究明はやめようと夫と結論を出しました。そしてこれから始まる隔離生活への準備を着々と進めます。

始まる隔離生活

次男がコロナ陽性を診断された後、いよいよ隔離生活がスタートしました。

家庭内隔離はしない方向で……

コロナ陽性である次男ですが、本来であれば家庭内隔離が望ましいです。しかしまだ5歳であること、すでに家族全員が感染しているであろうことから家庭内隔離はせず、通常通り過ごすことにしました。

関係者各位からの優しい言葉に涙

コロナ陽性者が家族に出ると、保育園や学校、職場などに連絡をしなくてはなりません。筆者も例に漏れず電話を入れていきます。

正直、保育園にも小学校にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。先生はもちろん自分たちのせいで閉園・休校にでもなれば、お母さんたちは仕事を休まなくてはなりません。休みたくても休めず、お子さんを抱えてどうすれば良いのか、困ってしまう人も出るでしょう。そうなれば申し訳ない……。

しかし先生たちは優しい言葉をかけてくれました。

筆者の仕事関係の方々もリスケジュールが入ることを承諾してくれるだけでなく、ねぎらいの言葉までかけてくれる方ばかり……。

これからのことへの不安と申し訳なさでいっぱいだっため、優しさに触れて涙がこぼれそうになったものです。

子どもたちはゲーム&YouTube三昧

隔離中は当然ながら、外に出ることができません。そのため、子どもたちはYouTubeとゲームをして1日の大半を過ごしていました。

一緒に遊んであげられたら良いのですが、なにせ体調が良くなく遅れている仕事もあるため、体力と時間的に簡単ではありません。

しかしYouTuberの話にケタケタと笑い、そのYouTuberから得た情報でゲームを楽しむ子どもたちを見て、便利なものが溢れている現代に生きてて良かったと実感。

隔離中、YouTubeとゲームには感謝&感謝でした。

また、兄弟で家の中で鬼ごっこをしたりかくれんぼをしたり。家が壊れるからやめて!と叫びたくなる遊びも黙認していました。

そのせいで、壁紙が破れ巾木がかけてしまいましたが……仕方がないのです。

子どもの遊びを放置していた結果、壁紙が破れ巾木がかけてしまいました

病状の変化

心配だった病状ですが、あっけなく解熱。家族全員、発熱から2〜3日でそれなりに動けるようになっていました。

2~3日で解熱するも長引く鼻水・咳・だるさ

ただし、鼻水と咳は別で、熱が下がったあとも続いていました。咳に関しては筆者は発熱から1か月が過ぎた現在も気管(肺かもしれません)がむずがゆい感じになり、咳が出ることがあります。

また、解熱後も常に全身が重いのも印象的でした。何とも言えない疲労感、すぐにバテてしまう体……。隔離生活で家の人口密度が常に濃いのも原因かもしれませんが、2時間に1回は横にならないと辛くて仕方なかったです。当然、仕事も思うように進まず、はがゆい思いでした。

夫は味覚を失う

止まらない鼻水のせいか、コロナの症状なのかはわかりませんが、夫は味覚がなくなりました。

発熱から1か月経過した現在もほとんど戻っていません。

「しょっぱいものを食べている」「甘いものを食べている」などの差はわかるようですが、目をつむると何を食べているのかは、判断できないようでした。

甘じょっぱい卵焼きを夕飯に出したとき、混乱していた様子だったのを覚えています。

しかし食欲は衰えておらず、目と大雑把な感覚で食事を楽しみ、おかわりもしています。

味覚を失った夫ですが、食欲は健在です

いよいよ役所から連絡が来ました

役所からの連絡

感染当時、陽性者の数がどんどん増えている時期だったのもあり、役所からの連絡は5~6日待つのが普通とされていました。

陽性判定の5日後に連絡あり

わが家への連絡は、例に漏れず陽性判定から5日後。担当の方とは現在の次男や家族の状況、いつ隔離解除がされるのか、今後はどこから連絡が来るのかなどを話しました。

隔離期間の交渉を試みる

また、ダメ元で長男の隔離期間の交渉にも踏み出してみました。

「次男は陽性判定であるものの、家族の私たちは検査を受けていない。しかし全員発熱をしていることから、おそらく陽性者であろうとは医者に言われている」

「濃厚接触者ではなく、陽性者として長男の隔離期間を考えてくれないか」

次男に陽性判定が出た当時、「濃厚接触者は陽性者と最後に接してから7日後に隔離解除」というシステムだったと記憶しています。

そのため次男が10日間の隔離生活のあと通常の生活に戻れるとなっても、家族はそこからさらに7日間、つまり全部で17日間は隔離生活を送らなくてはなりません。

夫婦ともにフリーランスである私たち大人は良いですが、小学生の長男は勉強の遅れが少し心配でした。

しかし結果は当然ながらNG。まぁ当然だろうと思い、今度は学校側にオンライン授業での参加ができないかをお願いをしたところ、そちらもNGでした。

1人だけ長期間に渡りオンライン授業での参加をさせてしまうと、他の児童たちに「あいつピンピンしてるけど学校に来られないって、コロナで自宅謹慎なんじゃね?」と、疑われてしまうためだそうです。

学校にオンライン授業の打診をしましたが、当然NGでした

学校側もずいぶん配慮をしてくれているな、と感じはしたものの、やはり学業面は不安……。なるべく授業で遅れが出ないよう、その日行った授業内容・範囲を先生が毎日メールをくれると言うので、昼間に子どもと一緒に勉強をする生活をしていました。

隔離中の食生活

次に、隔離中の食生活についてです。隔離中であっても、ご飯を食べなければ生きてはいけません。

ネットスーパーの利用

隔離中の食生活は、ネットスーパー頼みでした。しかし配達員の人に会うわけにはいきません。事情を説明し玄関前に置いてもらえないか頼んでみたところ、OKをもらいました。

本来であれば玄関前配達はNGだそうですが、柔軟な対応にこちらも感謝&感謝です。

配給される食料は隔離生活終了日に到着

東京都では外出ができないコロナ患者に向けて、1週間分の食料の配給があります。しかしわが家に食料が届いたのは、陽性判定を受けてから9日後。あとわずかで隔離生活が終わるというタイミングでした。

コロナ感染者の増加に伴い、配給が間に合っていないのだそう。届けてくれるだけでもありがたいものだ……と思い、中身を開封してみました。

陽性判定を受けてから9日後ではありますが、食料配給が届きました

入っていたのは日持ちするレトルト食品や缶詰、電子レンジで温められるお米、ミネラルウォーターやスポーツドリンク、水で戻せる海藻サラダなどです。

陽性判定を受けてから9日後ではありますが、食料配給が届きました

お菓子やコーヒーといった嗜好品も加えられていました。

結構いろいろ入っていましたが、次男の隔離生活はまもなく終了なため、手をつけず。いつかまた同じような状況が訪れたときに使わせてもらおう、と消費期限まで保管をすることにしました。

隔離生活終了!

長かった隔離生活が、ついに終わりを告げました!

現在

次男が隔離生活を終了し、その1週間後に私たち家族も通常の生活に戻ることができました。体調は未だに咳がたまに出る以外、これといった悪い変化はありません。

子どもはとくにコロナにかかっても症状が軽いと言いますが、わが家の場合もまさにその通り。次男も長男も隔離中は熱以外に目立った症状がなく、幸いなことに、隔離生活後にもコロナを引きずるような出来事には遭遇していません。保育園も閉園にはならなかったようで、一安心。長男も授業の遅れを取り戻せたようです。

陽性を伝えられたときは頭が真っ白になり絶望もしましたが、隔離生活を送ることで、多くの人に助けてもらっているのだということも実感できました。

まとめ

この記事が、いざ、ご自身や家族が感染したときの心構えとなれば幸いです。コロナ陽性者が家族から出てしまうと、当人の家族、さらにそのまわりの関係者にまで影響が及びます。「申し訳ない」という気持ちが膨らみますが、まず優先するべきは健康を取り戻すことです。

まだまだ長引きそうなコロナですが、筆者のように隔離生活を送る必要がないよう、気を引き締めて感染対策をしていきましょう。

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遠藤舞衣(フリーライター)

小学生男児と未就学男児の母。産前・産後うつを克服し、フリーライターとして独立。現在、多数の企業公式サイトにて記事掲載中。インテリア・食べ物・新しいものに目がない。

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