家庭向けWi-Fiルーターでは、電波法により電波出力の上限が定められているため、いくらWi-Fi6でより速く遠くまで届くといっても、やはり限界がある。最新のWi-Fi6ルーターといえども、広い家や3階建ての家などを1台だけでカバーするのは難しい。そこでおすすめなのがメッシュWi-Fiだ。
別記事はコチラ→【Wi-Fiルーターの選び方】やはりWi-Fi6がいいの?チェックするポイントは?
広い家や3階建てなどの家ならメッシュWi-Fiがピッタリ!
家庭向けWi-Fiルーターでは、電波法により電波出力の上限が定められているため、いくらWi-Fi6でより速く遠くまで届くといっても、やはり限界がある。最新のWi-Fi6ルーターといえども、広い家や3階建ての家などを1台だけでカバーするのは難しい。
しかし、「メッシュWi-Fi」対応モデルならメインのルーター(親機)に加え、サテライトルーター(中継機))を設置することで電波を隅々まで張り巡らせることが可能。複数のルーターが一つのネットワークとして機能するため、接続先を切り替える必要もない。
こんな場合にメッシュを検討
・家の中に電波の届かない場所がある
・単体の中継機を設置したが、速くならない
・スマホやパソコン、AV機器などWi-Fiにつながる製品を多く持っている
便利なメッシュWi-Fiだが、注意点もある。まず、複数のルーターをセットで購入する必要があるため、導入コストがかさみがち。また、共通規格の「EasyMesh」対応モデルを除き、メーカー間の互換性がないため、増設時にも同一メーカーの製品を選ぶ必要がある。
メッシュWi-Fiのメリットはここ!
・家中の広範囲に電波が届く
・複数の機器が安定して通信できる
・サテライトを追加してさらに拡張可能
メッシュWi-Fiの注意点はここ!
・通常はセットでの導入が必要でコストがかかる
・他社製品と互換性がない場合が多い
もちろん、広いエリアをストレスなくカバーできる恩恵はほかには代えがたいのも確かだ。特に電波が届きにくい部屋や場所があって困っている場合は、真っ先に検討するといいだろう。
●メッシュはWi-Fiの穴を埋められる
ネットギア
Orbi WiFi 6
■解説/篠原義夫(ガジェットライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。