豊富な栄養素(DHA、EPAなど)が手軽に摂れて、長期保存が可能なサバの缶詰、通称「サバ缶」ですが、「月花」ブランドでおなじみのマルハニチロのさば缶の種類はなんと17種類もあるんです!そこで今回はその興味深い全ラインナップをお見せしたいと思います。
- 現在のサバ缶(さば缶)ブームを牽引してきたマルハニチロの基礎知識
- マルハニチロのサバ缶(さば缶)全17種類を紹介!
- 『月花さば水煮』(200g・税込409円)
- 『月花さばみそ煮』(200g・税込409円)
- 『月花さば煮付』(200g)
- 『さば水煮』(190g・税込345円)
- 『さば水煮 食塩不使用』(190g・税込312円)
- 『さばみそ煮』(190g・345円)
- 『さば煮付』(190g・税込345円)
- 『ノルウェー産さばみそ煮』(200g・税込453円)
- 『ノルウェー産さば煮付』(200g・税込398円)
- 『機能性表示食品 減塩さば水煮N 中性脂肪を低下させる』(190g・税込311円)
- 『機能性表示食品 減塩さばみそ煮N 中性脂肪を低下させる』(190g・税込318円)
- 『秘伝さば照焼』(100g・税込334円)
- 『さば照焼き』(100g・税込322円)
- 『さば塩焼』(75g・税込270円)
- 『さばのカレー煮』(150g・税込334円)
- 『さばのトマト煮』(150g・税込334円)
- 『さば竜田甘酢あんかけ』(100g・税込313円)
- 【食レポ】『さば水煮』と『さば水煮 食塩不使用』を食べ比べてみたら驚いた!
- まとめ 〜17種類どれも栄養たっぷりでおいしい個性的なラインナップ。これなら毎日食べても飽きないね!
現在のサバ缶(さば缶)ブームを牽引してきたマルハニチロの基礎知識
マルハニチロとは
東京・豊洲に本社を置く総合食品企業で、水産・食品・畜産を中核に、漁業・養殖から加工・販売までを手がけるのが特徴のマルハニチロ。名称は遠洋漁業・水産加工大手の「マルハ(旧・大洋漁業)」と、北洋漁業・水産加工で大手の「ニチロ(旧・日魯漁業)」2014年に合併して現在の社名となりました。現在のサバ缶ブームを支えるサバ缶(さば缶)の老舗です。

ちなみにマルハニチロは2026年3月、新たに「Umios」に名称変更することが決定しています
マルハニチロのさば缶を紹介するうえで知っておきたいのが「月花ブランド」。華やかな絵柄と共に見かけたことがあるという人も多いかと思います。「月花」と書いて「つきはな」と読みます。この月花シリーズは身質な原料選定と処理工程にこだわった上位ラインで、素材本来の味が魅力とされています。昭和30年代に誕生したロングセラーブランドで、半世紀以上の歴史があり、「フラワームーン」をブランド名として輸出したことがはじまりだそう。
マルハニチロのサバ缶(さば缶)全17種類を紹介!
『月花さば水煮』(200g・税込409円)
特徴:肉厚で脂ののった日本産の厳選さばを天日塩のみでシンプルに仕上げ、骨までやわらかく煮含めたプレミアム仕様。
缶汁にはさばの旨みやDHA/EPAが含まれるため、味噌汁・パスタ・炊き込みご飯などに丸ごと活用すると満足感と栄養価が高まります。
『月花さばみそ煮』(200g・税込409円)
特徴:コク深い味噌だれで、身が厚く脂のりの良いさば(日本産)にこだわり、信州みそ®で骨までやわらかく煮込んだ一品。
月花グレードならではのさばのふっくら感があり、「ご飯のお供」はもちろん、缶汁を生かして、さばみそ煮のスープやシチューなど、展開しやすい万能さが強みです。
『月花さば煮付』(200g)
特徴:丸大豆しょうゆベースで上品かつ奥行きのある甘辛味に仕上げ、月花らしいしっとり食感をキープ。国産のさばを使用。
生姜や青ねぎを添えるだけで“ひと皿の主菜”に格上げでき、缶汁は、卵とじの味付けや、「さばのなすのピリ辛うどん」など幅広く使えます。
『さば水煮』(190g・税込345円)
特徴:塩のみで素材感を際立たせた定番の水煮(国産)で、アレンジ性が非常に高い。缶汁ごと使うと旨みと魚油が行き渡り、ポトフ・スープ・トマト煮・炊き込みご飯、パスタなど、短時間で料理の味が決まります。
下味がシンプルな分、レモン・酢・ハーブ・カレー粉などの足し味とも相性が良く、常備菜作りのベースとしても優秀。
『さば水煮 食塩不使用』(190g・税込312円)
特徴:国産のさばを使い、食塩・調味料無添加のため、塩分調整が必要な食事や乳幼児向け取り分けにも応用しやすい。健康志向の料理や減塩メニュー、缶汁まで使い切るレシピで真価を発揮。塩や味噌、ポン酢などで好みの塩分に仕上げる自由度も高い。
レシピ例は「サバ水煮食塩不使用を使ったさばと切り干し大根のごま酢和え」や「サバ水煮食塩不使用缶とアボガドのサラダのブルスケッタ」など。
『さばみそ煮』(190g・345円)
特徴:家庭的な味噌味に仕上げ、骨までやわらかい安心感のある定番惣菜。国産さばを使用。
残った缶汁を炒め物や煮物の味付けに使えば、砂糖やみりんを足さずともコクのある甘辛になり、ボリュームおかず化も簡単。
『さば煮付』(190g・税込345円)
特徴:しょうゆベースの甘辛味で、ご飯の進む和惣菜に仕上げた一品。缶汁は煮物・炒め煮・おでんの追いだしに使うと味がまとまりやすく、薬味(生姜・大葉・柚子皮)で香りを足すと一層上品に。骨まで柔らかいので、骨を避ける手間が少なく、忙しい日の主菜としても実用的。国産さばを使用。
『ノルウェー産さばみそ煮』(200g・税込453円)
特徴:脂のりに定評のあるノルウェー産さばを国内でていねいに仕上げ、信州みそ®と生姜の香りでふっくら感とキレを両立。缶汁は味噌の旨みが濃いので、「さば茶漬け」や「さばのステーキ風トマトソース」など存在感をしっかり出したいときに重宝しそう。
『ノルウェー産さば煮付』(200g・税込398円)
特徴:丸大豆しょうゆのコクを生かし、骨までやわらかく煮含めた甘辛仕立て。ノルウェー産ならではの脂のりで、製造は国内工場にて。レシピ例としては「時短さば竜田」や「さば煮付のかまあげうどん風」など。
『機能性表示食品 減塩さば水煮N 中性脂肪を低下させる』(190g・税込311円)
特徴:DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)を含み、「中性脂肪を低下させる」機能性(届出番号:C270)をパッケージに分かりやすく表示しつつ、同社の「さば水煮190g」比で25%減塩設計。
毎日の食生活に取り入れやすく、国産さばの缶汁まで活用すれば脂肪酸と旨みを余さず摂れる。
レシピ例は、「さば缶とブロッコリーのマスタードマヨネーズサラダ」や「さば水煮のオニオンマヨネーズかけ」「さば水煮ポン酢かけ」などシンプメニューなど。
『機能性表示食品 減塩さばみそ煮N 中性脂肪を低下させる』(190g・税込318円)
特徴:中性脂肪が気になる方におすすめの1品。DHA/EPAの機能性と味噌煮の食べやすさを両立し、同社の「さばのみそ煮」比で35%の減塩設計を実現。国産さばを使用。
缶汁は甘辛味のベースとして優秀なので、「さばみそ煮のごまスープ」や「さば缶の味噌バター」なら、調味料を足しすぎずに満足感が出やすそう。健康配慮とおいしさのバランスを取りたいシーンに最適。
『秘伝さば照焼』(100g・税込334円)
特徴:丸大豆醤油を使った特製だれをまとわせて香ばしく焼き上げた照り焼きで、甘辛のテリ・ツヤが食欲をそそる仕立て。国産さばを使用。
『さば照焼き』(100g・税込322円)
特徴:「緞帳(どんちょう)シリーズ」でおなじみ、長年愛されているさば照焼き。甘辛で香ばしさを楽しめる惣菜缶で、冷蔵庫に肉がない日でも「ご飯+温める+薬味」で満足感ある一皿が成立します。国産さばを使用。
『さば塩焼』(75g・税込270円)
特徴:照焼き同様、こちらも「緞帳(どんちょう)シリーズ」でおなじみ、長年人気のさば塩焼缶。国産サバを塩だけでシンプルに味つけして香ばしく焼き上げている。そのままでも、レモンや酢・大根おろし・柚子胡椒などをかけると旨みが際立ちます。
『さばのカレー煮』(150g・税込334円)
特徴:じゃがいも・にんじん・玉ねぎを合わせた家庭的なカレー缶詰。国産さばを使用。スパイスの香りや、さばに衣を付けて揚げることで、さば特有の臭みを抑え、子どもから大人まで食べやすい味に設計されています。
カレーライスはもちろん、「さばのホットサンド カレー味」などパンにも合わせられるほか、非常食としてもアレンジ幅を広げてくれそうです。
『さばのトマト煮』(150g・税込334円)
特徴:じゃがいも・玉ねぎ・オリーブとともに、トマトベースで洋風に仕立てた惣菜缶詰です。さばに衣を付けて揚げることで、さば特有の臭みを抑えており、ワインやパンにも合わせやすい。缶汁はパスタソースやリゾットのベースに使えるので、1缶でメイン+ソースまで完結しやすいのが利点。
『さば竜田甘酢あんかけ』(100g・税込313円)
特徴:竜田揚げをした国産さばに甘酢あんを絡め、酸味と甘みのバランスでご飯が進むという、揚げ物惣菜缶詰。
【食レポ】『さば水煮』と『さば水煮 食塩不使用』を食べ比べてみたら驚いた!
右がノーマルなさば水煮。左が食塩不使用のさば水煮です。今回紹介するにあたり、2種類のさば缶を送ってもらったので食べ比べてみました。1つはおなじみの「さば水煮」。もう1つは初体験の「さば水煮 食塩不使用」です。
原材料を見比べてみると、どちらも国産のさばを使用していますが、食塩相当量がやはり少し違います。『さば水煮』が1.8gなのに対して、『さば水煮 食塩不使用』は0.2gです。数値だけ見ると、そこまで違いはないんじゃないかと思ったのですが……
実際に食べ比べてみると、圧倒的な違いに驚きました。食べ慣れている水煮は塩味の効いたおいしい水煮ですが、減塩タイプのほうは塩味がほとんど感じられず、味がぼんやりしていて物足りない感じがしました。
「塩」ってすごいんだなと改めて思ったのと、ふだん食べている水煮にはそれなりな塩分が入っているんだなという気づきがありました。
というのも、あとから醤油をかけたのですが、ちょっとやそっとかけたくらいでは塩分が浸透せず、塩味がほとんど感じられなかったので。
まとめ 〜17種類どれも栄養たっぷりでおいしい個性的なラインナップ。これなら毎日食べても飽きないね!
筆者自身さば缶は大好きですが、「水煮」と「みそ煮」くらいしか食べたことがなかったので、煮付け、照り焼き、減塩、変わり種のさばの缶詰は相当新鮮で興味深かったです。ブランド「月花」の読み方は、「げっか」ではなく「つきはな」と読むことが判明したり。
月花のさばシリーズは、「水煮=天日塩のみ」、「煮付=丸大豆しょうゆ」、「みそ煮=信州みそ」といった「主役がはっきりした調味」で、過度に味を重ねず素材の旨みを前面に出す構成であることも知りました。
また、マルハニチロのサバ缶の商品名表記は「さば缶」で、主な原材料の産地は日本。17種類とも缶切り不要の簡単パッカンタイプのプルトップ缶になっていることも確認できました。
ちなみに、煮付けと照り焼きはどちらも甘辛い味つけですが、煮付けのほうは甘辛い煮汁で骨までやわらかく「煮含める」設計。一方の照り焼きのほうは表面に照りが出て香ばしく、身の外側にしっかり味が乗る惣菜感のある仕上がりのようです。
缶詰は防災の非常食としても需要がありそうですが、減塩タイプや味のバリエーションも豊かなので、飽きずに楽しめそうなのも魅力的。
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