【メンズの全身ムダ毛ケア】シェーバーのようなT字型!ブラウンの電動グルーマー「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」をレポート

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ブラウン「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」をレポート

美容家電、特に男性用の美容家電は、髪の毛、体毛、ヒゲ、身体中の毛の処理に関わっています。うち2つは床屋の領分。髪の毛は「バリカン」&ハサミで、ヒゲは一枚刃のカミソリで対応します。このため、美容家電は、「バリカン」と「シェーバー」でした。ところが、今は体毛もという感じです。昭和の時代は、初代ジェームスボンドのショーン・コネリー、読売ジャイアンツの名選手・長嶋茂雄などの胸毛は有名でした。しかし、令和の時代にほとんど見かけません。元々、アングロサクロン他に比べ、日本人は体毛が薄いのですが、それがとことんまで進んだ感じです。

日本人のムダ毛処理は、昔からされており、江戸時代の風呂屋には、毛切り石が常備されていたとのことです。その後はカミソリですね。ハンドリングしやすいT字カミソリが用いられました。

しかしカミソリだと、肌が切れたりします。そうなると、シェーバーのように「肌にやさしく、深剃りが利く」電化製品が求められます。今までは「バリカン」がそれに対応してきました。しかし、床屋でのカットでもわかるように、バリカンはアバウトなのです。

それに対し、ブラウンは新しい形を持ち込みました。T字型です。今回はT字型の電動グルーマー「ブラウン ボディ&フェイスグルーマーPRO X」をレポートします。

www.braun.jp

家庭用のムダ毛処理は2種類

剃るor光脱毛

家庭でのムダ毛処理は大きく2つに分かれます。一つは「剃る」。カミソリでも、バリカンでもよく、剃るのです。もう一つは「光処理(光脱毛)」というモノです。

男性には光脱毛はあまり馴染みがないと思いますので、書いておきますと、光エネルギーを黒い毛に吸収させ焼き切る方法です。メリットは、一度処理した部分からは中々体毛が生えてこないこと、そして肌を傷めないことです。デメリットは、それなりに痛いことです。焼き切ると書きましたが、その瞬間、体毛は超収縮します。皮膚の方は、体毛にピッタリしていますし、収縮性あるようにできていないモノですから、当然痛みを伴います。細胞の一つ一つまで生きていることがわかります。あと、光が照射できる面積が限られているため、エネルギーチャージを繰り返しながら、何度も光を当てなければならないことなどが挙げられます。私も試しましたが、独特の痛さと、次の痛さが来るまでの間(チャージ時間)のもどかしさは、ちょっと嫌でした。しかし、肌を傷めないというメリットはかなり大きく、女性のデリケートゾーンなどは、光処理でないとと断言する人もいます。

剃りの方で一番使われるのはカミソリですね。体毛の場合、対象は身体中ということになりますから、お風呂でシャボンをつけて対応します。このため、カミソリが自在に使えます。多くの人は、使い捨てのT字カミソリで対応ですね。ヒゲ用のカミソリも使ってみましたが、今のヒゲ用の高級カミソリは多枚刃が当たり前。すね毛など長い毛の処理に向いていません。

このため使い捨てのT字カミソリで対応となります。しかし、これが結構大変。慣れていない部分に、カミソリの刃を当てるわけですからね。ひどい時には、肌に傷を付けたりします。

バリカン式は幅が広すぎ使いにくい

さて体毛全部が相手になりますと、発想は「バリカン」式になります。バリカンというのは、固定された下刃に対し、上刃がスライド。ハサミの原理で切ります。

私も一つ持っていますが、あまり使いません。というのは、床屋でバリカンは特殊な場合を除き、荒く形をつけるのに使われるように、細部を丁寧に対応するには向いていないのです。体毛でも同じです。

理由の一つは刃幅にあります。広いのです。そしてつかみは鷲掴み。思い通りに操るのが難しい掴み方です。その上に、ツルツルにはなりません。ツルツルにしようと無意識のうちに押し付けると、先端が痛いです。シェーバーも似たところがあります。特に今のモデルは幅が広いですからね。扱いにくいのです。

「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」の特徴

T字型カミソリ形状を採用

ブラウンの新型電動グルーマー『ブラウン ボディ&フェイスグルーマーPRO X』は、それらをクリアして作られました。

一番大きな特徴は、T字型カミソリ形状を採用したことです。ハンドリングが極めて楽です。

次は、刃。2種類のトリマーを組み合わせた4か所で毛をカットする世界初4Dブレードを搭載しています。組み合わせられているのは、水平に寝た毛を持ち上げてカットするサイドトリマーと、 短くなった毛や様々な方向に生えたくせ毛もしっかりキャッチするセントラルトリマー。「サイド」と名付けられてはいますが、この「サイドトリマー」が、まずムダ毛に当たりますので、肝になります。

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構造で一番似ているのはシェーバー。内刃は、外に接触しません。このため肌を傷めません。

ただ、高級シェーバーのような剃り心地とはいきません。しかし、T字カミソリより安全に使えます。

また、ヘッドは首振り、風呂場でも使えると、今ドキのシェーバーの特徴は全部持っています。

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顔への使用感はどうか?

このグルーマー、「ボディ&フェイス」とありますので、顔も当たってみました。

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メリットはヘッドが小さいので、隅、細かいエッジ部分を剃るのがすこぶる楽なことです。シェーバーの裏にはもみあげトリマー(小さなバリカン)が付いているのが常ですが、どちらかというと、こちらを付けて欲しいモノです。

デメリットは、剃り心地。こちらはダメですね。ま、こちらは高級シェーバーが、すごいレベルに立っていますからね。それに引っ張られて、通常モデルも上がっているわけで、及びません。

緊急時には兎も角、シェーバーの剃り心地を知っているだけに、毎日はちょっと躊躇してしまいます。

最後に

ブラウンは、ここ2年間、ブランド100周年として色々な提案をしてきました。シェーバーでは、「シリーズ9 PRO」は、よくそれ、剃り心地もいい。銘品です。加え、鞄に放り込んで置ける「モバイル シェーバー」の提案。そしてSDG’sを考慮した「リサイクルBOX」設置活動。そして今回の電動グルーマー「ブラウン ボディ&フェイスグルーマーPRO X」。21世紀を生き抜く、メーカーの矜持が示されているように思います。

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2022-03-24 11:40

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。

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多賀一晃(生活家電.com主宰)

企画とユーザーを繋ぐ商品企画コンサルティング「ポップアップ・プランニング・オフィス」代表。米・食味鑑定士の資格を所有。大手メーカーでオーディオ・ビデオ関連の開発に携わる。趣味は東京散歩とラーメンの食べ歩き。

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