今回はApple Arcadeについてご紹介します。Apple ArcadeとはAppleが提供するゲームサブスクリプションサービスのことです。月額600円と低価格ですが、どのようなゲームがあるのか、どれほど楽しめるのかなど気になるポイントについてご紹介します。我が家ではゲームに浸りがちな子どもにもApple Arcadeを与えていますが、その理由も絡めて説明します。
Apple Arcade(アップルアーケード)とは?
Apple Arcadeは、Appleが手がけるゲームのサブスクリプションサービスです。200本以上のゲームを月額600円で自由に楽しめます。この記事ではおすすめのゲームソフトや、どのような人向けなのかなどをご紹介します。
Appleが提供しているゲームのサブスクサービス
Apple Arcadeというサービスを耳にしたことはあるでしょうか?
名前から何となく予想がつくように、Apple ArcadeはiPhoneやMacを手がけるAppleが提供している、サブスクリプションサービスです。
サブスク内で提供される内容は、ゲームのみ。料金は月額600円(初回1ヶ月は無料体験が可能)で、200本以上のゲームが遊び放題で楽しめます。
サービスが開始された2019年9月時点では、ゲーム数は71タイトルでした。それが2年と少しで130本以上も追加されるなんて、なかなかハイスピードな印象です。
それもそのはず、Apple Arcadeは毎週新作のソフトやコンテンツを展開。飽きることなく、次から次へと新しいゲームに出会うことができます。
ソフトは無広告・無課金
Apple Arcadeの特徴として挙げられるのが、インストールしたゲームはすべて「広告と課金がない」という点です。
ゲーム中に急に広告の邪魔が入ったり、課金をしないととてもじゃないけど自力では進めなかったり、というのはアプリゲームあるあると言えます。しかたがないと思っていても、やはりストレスを感じてしまうものです。
Apple Arcadeのゲームには、アプリゲームでおなじみのそんなフラストレーションがありません。プレイの中断やお金の心配をせずゲームに没頭ができるため、延々と遊べます。
どんなゲームがある?
「月額600円でゲームがやり放題」と聞くと、頭をかすめるのが「安かろう、悪かろう」のイメージではないでしょうか。アプリゲームで見かけることの多い、バグが多く操作性も悪い、広告や課金の嵐と言えるチープな洋ゲーが展開されているのでは……そう考える人もいるかもしれません。
チープな洋ゲーばかりと思いきや……
しかし、Apple Arcadeに登録されているゲームは、すべてクオリティが高い印象です。
実際に登録されているゲームを見てみると、「太鼓の達人 Pop Tap Beat」(バンダイナムコ)「The Oregon Trail」(Gameloft)、「ソニックレーシング」(SEGA)「Skate City」(Snowman)、「VARIOUS DAYLIFE 」(スクウェア・エニックス)など、開発社名はゲーム好きなら誰でも1度は聞いたことがある名ばかり。そのためバグや操作性の悪さが少ないのはもちろん、遊び込み要素も盛りだくさんです。
また、上述したソフトはApple Arcadeのほんの一部。有名ゲーム会社のソフトを含む200本以上のゲームすべてが、月額600円で遊び放題!
いくら時間があっても、足りません……。
買い切り販売しているソフトも含まれる
Apple Arcadeのソフトの中には、ゲーム販売プラットフォームのSTEAMやEpicGamesStoreで、単品買い切り販売がされている製品もあります。
たとえば、こちらの「Where Cards Fall」もその1つ。STEAMとEpicGamesStore、それぞれで2,080円で販売されていました。
2,080円のソフトが600円で楽しめ、さらに他ソフトも好きなだけ抱き合わせで遊べると考えると、とてもお得なように思えます。
雰囲気が良いゲームが豊富
Apple Arcadeのゲームソフトは、海外のゲーム会社が手がける製品が豊富です。海外ゲームならではの雰囲気の良さ、豊かな世界観、美しい色合いなどを多く楽しめるのも、同サービスの魅力と言えます。
とくに、パズル系は音色が美しいタイプや幻想的な内容が多く、寝る前のリラックスタイムに適したものも少なくありません。
夢の中にいるような不思議な感覚を楽しむ系ゲーム・おしゃれな雰囲気のゲームなどを好む人にとって、Apple Arcadeは宝の山と言えるでしょう。
筆者のおすすめゲームはコレ!
おすすめは「FANTASIAN」
筆者がApple Arcadeに登録をするきっかけとなったのが、サービス内の人気ソフト「FANTASIAN」です。
「FANTASIAN」はミストウォーカーが手がけるRPGです。ファイナルファンタジーシリーズの生みの親と言われている坂口博信氏がプロデュース、音楽も同じくファイナルファンタジー作品ではおなじみの植松伸夫氏が手がけています。
ファイナルファンタジーシリーズの大ファンである筆者は、「FANTASIANだけクリアしたら、Apple Arcadeの解約をしよう」という心づもりでいました。
しかし、本作は超大作! あわよくば無料体験中にクリアしちゃうかも、なんて思っていたものの、今は毎日が寝不足状態。ようやっと、物語の半分までやってきました……。
気楽に始めた2か月前の自分を、叱責したい気持ちでいっぱいです。
ですが、寝る間を惜しんで遊んでしまうのは、それだけ楽しいから!
実際にジオラマを組み立てて作成したフィールドや背景は、眺めているだけでワクワクします。
置かれている家具1つ見ても、ぬくもりやかわいらしさに溢れていて、インテリア好きの筆者にとってツボです。
さらに、昔ながらのシンプルな戦闘スタイルも魅力の1つ。なつかしさの中に戦闘中の操作性を楽しめる要素を取り入れたり、これまでのゲームにおけるフラストレーションの原因となった「強制エンカウント」を排除したりと、画期的なシステムも採用しています。
そして何よりも気になるのがストーリー!イケメン主人公や世界の未来はどうなるの?敵は誰なの?どっちの女の子を選ぶの!?
そんな「FANTASIAN」を日々、睡眠時間を削りながらプレイしています。
ですが「FANTASIAN」も、200本あるゲームのうちの1つに過ぎません。あと199本以上も楽しめるゲームがある、そう考えるだけで、毎日がちょっとハッピーになった気がします。
子どもにApple Arcadeを与える理由
私が最初にハマったApple Arcadeですが、わが家ではApple Arcade内のゲームを子どもたちにもやらせています。親である私がこんなにもハマったのに子どもにもやらせている理由は大きく分けて3点です。
1.広告がない
その理由の一つ目は、広告がないためです。
先日、通常の子ども向けアプリゲームで遊ばせていたところ、過激な広告が流れてしまい息子が真似をするようになりました……。
子ども向けソフトだからと安心していたのですが、やはりアプリは注意が必要だと再認識。Apple Arcade内のゲームであれば、子どもにも比較的安心してプレイをさせられます。
2.課金システムがない
課金システムがないのも、親としては嬉しいポイントです。
課金システムがあると、子どもがどうしても「課金をして手っ取り早くレベルアップさせて欲しい」という旨を要求してきます。
その都度、かわしたり説得したりをするものの、どうしても納得をしてくれず気持ちがヒートアップしてしまう時も少なくありません。
課金システムの撤廃は、子どもに地道なプレイを促すため、親側の気持ちもラクになりました。
3.スクリーンタイムとの連携が可能
最後に、Apple ArcadeはiPhoneのスクリーンタイムと連携が可能なことも挙げられます。
スクリーンタイムを設定することで、子どものゲームプレイ時間を制限できます。switchのみまもり設定と似たシステムです。
長時間のゲームプレイは控えさせたい場合は、スクリーンタイムの設定をしておきましょう。
まとめ
Apple Arcadeは、手軽にゲームを楽しみたい人、いろいろなゲームをお得にプレイしたい人、普段はあまりゲームをしないけど何となくきれいなものに触れたい、という人におすすめします。初月は無料体験ができるため、まずは1か月使ってみて、使用頻度が低いようなら解約をするのも手です。ぜひ、何か新しいゲームを始めてみようかな、と考えている人は、Apple Arcadeを試してみてくださいね。