ネット銀行に負けじと、メガバンクもサービス改善や経営のスリム化を行っています。メガバンクの最新のサービス状況を知っておきましょう。
メガバンクの特徴
通帳は有料化や廃止へコストダウンが進む
メガバンクや準メガバンクの強みといえば、店舗網を生かした対面サービスが特徴。自行ATMも多いので、平日日中なら手数料無料で出金できるメリットがあります。一方で、最近は店舗やATMの削減・共通化など、経営のスリム化を急ピッチで進めています。
みずほ銀行や三井住友銀行では、紙の通帳の発行に手数料(みずほは1100円、三井住友は年間550円)を導入。三菱UFJ銀行も2022年4月に導入予定です(年間550円)。また、三菱UFJ銀行やりそな銀行、三井住友銀行では、2年以上未利用の普通口座に維持管理手数料(三菱UFJとりそなは1320円、三井住友は1100円)が導入されています。これに合わせて、以前よりネットバンキングの振込手数料などが改善されました。
ただし、ネット銀行と比較するとまだまだ手数料が高く、手数料が無料になる優遇制度がある場合でも、その条件は厳しい傾向があります。
主要メガバンク・準メガバンクの主な金利と手数料
銀行名 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | りそな銀行 | ゆうちょ銀行 | |
普通預金金利 (税引き前、年率換算) |
0.001% | 0.001% | 0.001% | 0.001% | 0.001%※5 | |
定期預金金利 (税引き前、年率換算) |
0.002% | 0.002% | 0.002% | 0.002% | 0.002%※6 | |
ネット振込 手数料 (税込) |
同行宛 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 月5回までは無料 (以降は100円/回) |
他行宛 | 3万円未満:154円/回 3万円以上:220円/回 |
3万円未満:165円/回 3万円以上:330円/回 |
3万円未満:150円/回 3万円以上:320円/回 |
165円/回 | 165円/回 | |
ATM出金 手数料 (税込) |
自行ATM | 無料~110円/回 | 無料~110円/回 | 無料~220円/回 | 無料~110円/回 | 無料※7 |
メガバンク・ 準メガバンク |
三井住友銀行:無料~220円/回※1 みずほ銀行、りそな銀行、 ゆうちょ銀行:110~220円/回 |
三菱UFJ銀行:無料~220円※3 みずほ銀行、りそな銀行、 ゆうちょ銀行:110~220円/回 |
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、 りそな銀行、ゆうちょ銀行: 110~220円/回 |
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、 みずほ銀行、ゆうちょ銀行: 110~220円/回 |
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、 みずほ銀行、りそな銀行: 110~220円/回 |
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セブン銀行 | 無料~330円/回※2 | 無料~330円/回※4 | 110~220円/回 | 110~220円/回 | 110~220円/回 | |
ローソン銀行 | 220~330円/回 | |||||
E-net (ファミリーマート) |
無料~308円/回※2 | 110~220円/回 | ||||
その他提携先 | 無料~220円/回 | 無料~220円/回 | 無料~220円/回 | 無料~220円/回 |
◆この記事は2022年3月12日発行の「絶対得する!ネット銀行の賢い選び方&使い方」(マキノ出版)から掲載しています。記事内の情報は発行日のものです。最新の情報は各銀行の公式サイト等をご確認ください。