【ダイソー・ゲーミングマウスDPI調整付】光らないからビジネスユースにも最適 機能と操作性を徹底レビュー

パソコン

ダイソーのゲーミングマウスがビジネスユースにおすすめといっても信じてくれる方は少ないかもしれません。ですが、実際筆者は普段の仕事に、ダイソーの「マウス(ゲーム用)」(税込550円)を愛用しています。そして「マウス(ゲーム用)」の最大の弱点はLEDで派手に光ること、止めることはできません。しかし、先日ダイソーで発見した「ゲーミングマウス DPI調整付」は装飾用のLEDなしで、なんと税込330円。最大弱点である「派手に光る」が改善されたダイソーの新型ゲーミングマウスだと信じ、早速購入してみました。その実際をお伝えします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

現在もダイソーのゲーム用マウスを愛用

ただし装飾用LEDが光る機能は不要

現代社会において、1日でもっとも長く触っているものが、マウスとキーボードという方は珍しくないでしょう。筆者もそんなひとりです。そして、パソコンのパーツのなかでも、実際に触ってみないと好みがわからず、しかも好みの差が大きいのもマウスとキーボードでしょう。

筆者は、昔からMacを使ってるせいか、Apple純正のワイヤレスマウスを使っており、それ以外は認めない派でした。しかし、最近デスクトップでは、有線のダイソー「マウス(ゲーム用)」(税込550円)を愛用。理由は、Bluetooth接続の関係か、ワイヤレスマウスに無線通信の不調が発生することと、マウス本体にバッテリーを含むため、一日中使っていると重いためです。

これに対してダイソーの「マウス(ゲーム用)」は、コードを含まない本体重量が実測で約85gと軽いのが特長。また、有線のためかパソコンに対する負荷などもない印象。装飾用のLEDが光る機能はいらないのですが、実用に十分だったので、レビューを書くために購入して以来、ずっと愛用していたのです。

税込み330円の新商品を発見

そして、今回ダイソーで発見したのが「ゲーミングマウス DPI調整付」(税込330円)。有線接続でツーボタン、スクロールホイール、サイドボタン(戻る・進むボタン)を装備。さらにDPIボタンで1000、1200、1600、2400DPIにマウスの感度を変更可能。Windowsは、7(SP1含む)・8・8.1・10、MacはOS X 10.5以上に対応しているといいます。装飾用LEDはないようです。これで税込330円。実際に使ってみないとわからないのがマウスですが、とりあえず即買いしたことはいうまでもありません。

かなりすっきりとしたデザインの「ゲーミングマウス DPI調整付」。とても税込330円とは思えない大きさと、曲面を多用したデザイン。

「ゲーミングマウス DPI調整付」の各部

全体表側

「ゲーミングマウス DPI調整付」のマウス本体部分の長さは実測で約11cm、幅は約7cm、ケーブルを含まない本体質量は約56g。価格を考えると、驚くほどしっかりとしたサイズ感、そして驚異的な軽さといえるでしょう。操作時の手首の負荷などを考えると、約56gという軽さは非常に魅力的です。また、曲面を多用した本体デザインは高級感すらあり、ビジネスシーンで普通に使っていても違和感がありません。

手のひらにしっくりとフィットする、曲面を多用したデザイン。シンプルですが、安っぽさはなく、飽きのこない外観です。

全体裏側

シンプルな裏面。裏面に凝ったマウスを見かけることはあまりありませんが、コストを考慮すると、この部分に凝った仕掛けをする余裕はないでしょう。

電源が入っている状態では、センサー部分は赤色の発光します。マウスパッドなどの上での滑り具合も悪くありません。

裏側のデザインも非常にシンプル。電源が入ってる状態では、赤色LEDが光っているのが確認できます。

スクロールホイール

マウス本体のサイズ感をはじめ、しっかりした感触や左右ボタンのクリック感など、思った以上に安っぽさのない「ゲーミングマウス DPI調整付」。非常にうれしく思っていたのですが、スクロールホイールについては、少々残念でした。

操作時のなめらかさがなく、どうも安っぽい感触です。筆者の場合、メインの左右ボタン以上に資料のスクロールなどに多用するため、どうしても気になります。

残念ながらスクロールホイールの操作感は今ひとつで、当たり前ですが高級感は皆無。もう少しなめらかに動くとうれしいのですが……。

カウント切り替えボタン

カウント切り替えボタン(DPI切り替えボタン)は、マウスの反応感度を変更するボタンです。1000、1200、1600、2400DPIで切り替えることができます。押す度に切り替わる仕組み。そんなに頻繁に変更する設定ではないので、ボタンの感触は大きな問題ではありませんが、操作感は極めて普通です。

マウスの反応感度は完全に個人の趣味の世界ですが、筆者はだいたい1600DPIに設定しています。

1000DPI、1200DPI、1600DPI、2400DPIの4段階でマウスの感度を切り替えることができる「DPIボタン」。感度調整が簡単で便利。

戻る・進むボタン

マウスを握ったときに、親指のあたりにくるサイドボタン(戻る・進むボタン)。筆者が普段愛用している「マウス(ゲーム用)」にも付いています。しかし、誤操作で押してしまったとき以外は、使ったことがありません。おそらく「ゲーミングマウス DPI調整付」でも使うことはないでしょう。

このボタンに、カスタムでショートカットなどを配置できると便利なのですが……。

マウスを握ったときの親指のあたりにくるよう配置された「戻る・進むボタン」。押しやすそうに見えて、意外と使いにくいのが残念。

「ゲーミングマウス DPI調整付」の使い勝手

一日中使っても手首への負担はほぼなし

筆者のMacだけかもしれませんが、Bluetoothなどの無線マウスを使うとCPU負荷があるように感じます。操作時、ちょっとしたタイムラグにイラッとすることがあるのです。そのため、ちょっとアナクロな感じもしますが、いまだに筆者は有線のマウスが好き。そんな筆者にとって有線の「ゲーミングマウス DPI調整付」は、気持ちよく使えるマウスといえます。

また、マウス本体の重量も、現在愛用している「マウス(ゲーム用)」の約85gに対して約56g。これだけ軽いと、一日中使っていても手首への負荷はほとんど感じません。

形状については好みがありますが、慣れてしまえば気になるようなタイプでもないでしょう。唯一、筆者が気になるのはスクロールホイールの感触。なめらかさがなく安っぽい。この点が許容できれば、素晴らしいマウスといえます。

サイドボタンは、筆者は使わないので評価の対象外です。

「今さら有線マウス?」という方もいるでしょうが、筆者は有線がけっこう好き。USBのコネクタについてはUSB-Cにも対応してほしいところです。

まとめ

複数個購入して、パソコンを使う場所すべてに配置したい

そもそも、ゲーミングマウスという言葉自体の定義があいまいなのですが、おそらく「高精度なセンサーを採用し、素早い動きにも対応できる」程度の意味なのでしょう。個人的には、ボタンのカスタム設定などもできないとゲーミングマウスとは呼べないように感じるのですが……。

筆者はパソコンではゲームをしないので、「ゲーミングマウス DPI調整付」がゲーミングマウスとして高性能かどうかは評価できません。しかし、スクロールホイールの感触だけは改良を期待したいとはいえ、税込330円の普通のマウスと考えるなら、「超おすすめ」です。

これだけ安いと、複数個購入することも可能です。職場と自宅、仕事部屋とリビングなど、パソコンを使う場所に、「ゲーミングマウス DPI調整付」を置いておき、持ち運ぶのはノートパソコンだけ、いう使い方もできます。筆者はそうしたいと思っています。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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