【ダイソー・ゲーミングマウス】500円の実力やいかに?機能や操作性、見た目までを徹底レビュー

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パソコンのパーツの中でも、マウスやキーボードは頻繁に使う上に好みがあり、実際に触ってみないと購入しづらいアイテムです。そのためネットでの購入が難しく、なかなか買い替えられずにいました。そんな時ダイソーでみつけた「マウス(ゲーム用)」は、なんと500円。いわゆるゲーミングマウスというやつのようです。個性的なデザインと低価格にひかれて購入した結果を、皆さんにお伝えしたいと思います。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

マウスは実物を触ってから購入したい

必要な機能を網羅して500円なら即買いでしょう

普段からMacで原稿を書いている筆者は、常にマウスとキーボードを使っている状態です。しかし、長年使いすぎたせいか最近マウスの調子が悪くなりました。それでも買い替えはせず、だましだまし使っていたのです。というのも、マウスとキーボードは慣れもありますが、好みの部分も大きく、せっかく高価なものを買っても気に入らず、使わないことの多いガジェットだからです。

そのため、できることなら実物を触って購入したいと考えていました。しかしながら、コロナ禍のこのご時世、北海道の地方都市から都会の大型店舗に行って、展示商品をいくつも触り倒してマウスを選ぶのはリスクが高いように感じていました。とはいっても、普段使っているマウスは Mac 純正で 1万円を超えるような価格 。ネットの評判だけで「えいや!」と買う気も起きないわけです。

そんな時にダイソーで見つけたのが、「マウス(ゲーム用)」。 DPI切り替えによるマウス感度の調整、スクロールホイールに「進む戻るボタン」と、必要な機能をほぼ網羅していながら、WindowsはもちろんMacにも対応して500円!迷うことなく購入したわけです。

写真のような状態で箱に入ってダイソーで販売されていた「マウス(ゲーム用)」。大胆なデザインと価格が印象的です。

「マウス(ゲーム用)」の各部

全体表側

LED イルミネーション機能で発光する「マウス(ゲーム用)」は、見方によってはバットモービルのようにも見えるデザインです。好き好きはあるでしょうが、筆者は決して嫌いではありません。なかなか重厚なデザインなのですが、コストの問題もあってなのかマウス自体はとても軽いです。実測で約110g。

黒をベースとしたマウスのデザインは、やや禍々しい未来のスーパーカーといった印象。やや大仰なデザインが個人的にはツボです。

裏側

やや仰々しいイメージすらある表側のデザインに対して、裏側はほとんど光センサーがあるだけのシンプルなデザインになっています。

表側に比べ地味な印象の裏側。

LED イルミネーション機能

「マウス(ゲーム用)」には、LED イルミネーション機能が搭載されています。青から赤、赤から青に一定の間隔で発光色が変化します。

赤から青、青から赤への光の移り変わりが美しい。

スクロールホイール

スクロールホイール部分も、LEDイルミネーション機能によって発光します。ホイール自体はやや大ぶりで、ゴム製と思われる滑り止めも装備されています。

滑り止めも装備。

カウント切り替えボタン

800/1200/1600/2400DPIの4段階でマウスの感度が調整できる、カウント切り替えボタン。好みの感度に調整できるので、繊細な操作も行いやすいといいます。

4段階でマウスの感度を調整できる。

戻る進むボタン

マウスの左脇に配置された「戻るボタン」と「進むボタン」。ウェブブラウザーの「戻る」「進む」などに対応しています。

500円ながら必要な機能はほぼそろっている。

また「マウス(ゲーム用)」は 、USB Type-A で接続する有線タイプのマウス。そのためか Windows は Vista SP 2から10に、 Mac OS は10.5.8から10.12.3までに対応しながら、ドライバーのインストールなどは不要ですぐに使うことができます。対応OSについては、購入前にパッケージなどをしっかり確認ください。

筆者のパソコンでは、Bluetoothなどのワイヤレスマウスが不具合を起こすことが多いので、この「有線であること」も購入を決定する大きな要因でした。

「マウス(ゲーム用)」の使用感

「戻る進むボタン」以外は快適に使用できる

現在使っているマウスの調子が悪いので、次のマウスに買い換えるまでのつなぎ程度に考えて購入したのですが、「マウス(ゲーム用)」の使い勝手は予想以上です。

全体にプラスチックが薄いというか、頼りない印象はありますが、おかげで今まで使っていたマウスよりもかなり軽く、操作時の疲労感も小さく感じます。手の大きさにも影響を受けるでしょうが、しっかりとしたサイズでありながら軽いので疲労が少なく、思った以上に使いやすいです。

当然耐久性の問題はあるでしょうが、耐久性云々という価格でないことも事実です。極端な話、壊れたら買い替えればいいでしょう。

個人的には光る必要性はあまり感じませんが、大きめのスクロールホイールも使い勝手は悪くありません。さらに、マウスの感度を調整するカウント切り替えボタンは、パソコンの設定で調整するので不要かと思っていましたが、筆者の場合、パソコンの設定で最速にしておいてから、さらに調整が可能なのでかなり気に入っています。

唯一問題を感じるのは、戻る進むボタンです。 筆者のマウスの持ち方がオカシイのか、もしくは不器用すぎるのか、親指での戻る進むの操作がうまくできません。おそらく、このボタンを使うことはないと思います。

まとめ

ビジネス用には十分、ゲーム用にはやや力不足では?

ネタもしくは短期間のつなぎ程度のつもりで購入した「マウス(ゲーム用)」 。しかし筆者の普段の作業、原稿を書いたり、写真をセレクトしたりするなどのビジネスユースでは、不満を感じることはほぼありません。しばらくは「マウス(ゲーム用)」をメインで使ってみようと思っています。

ただし、不思議なことがひとつ。ゲーム用のマウス、いわゆるゲーミングマウスであれば、素早いゲーム操作を可能にするためのキーのカスタムボタンが必須だと思うのですが、「マウス(ゲーム用)」にはこの機能がないようです。そのため、ゲーム用のマウスとしてはやや力不足のように感じました。

また、そのデザインと LED イルミネーション機能による発光は、自宅で使うには問題を感じませんが、取引先でのプレゼンなどの際にはあまりプラスの印象を与えられないように思います。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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