【ダイソーDIY】部屋になじむ木目調「ルーター収納ケース」を作ってみた!接着剤不要で製作費は税込330円

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皆さんのご自宅には、ワイヤレスルーターはありますでしょうか。筆者の家にはauの光通信用のものが1つ、リビングのキャビネットの上に鎮座しています。残念ながら、いかにもプラスチックといった素材感とデザインが美しいとは言えず、ほかのインテリアとあまりマッチしないわけです。そんなワイヤレスルーターを目立たなくするための木目調ケースを、ダイソーの100円アイテムだけで作ってみました。総予算は税込330円、工作時間も30分以下と手軽、そして思った以上の出来栄えでした。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

ダイソーで木目調ルーターケースの材料を買う

「リメイクシート」でひと手間かける

きっと、いまや、どなたの家にもひとつくらいはある「ワイヤレスルーター」。多くの場合、光回線などのインターネット回線契約といっしょにレンタルであることが多いのではないでしょうか。ということは、回線契約を変えると返却するわけで、数年で入れ替わるアイテムともいえるわけです。Wi-Fiの電波を発している関係上、どこかにしまい込むわけにもいかず、だいたいリビングのそこそこ目立つ位置に置くことになります。ところが、けっこう「プラスチック感」を全面に打ち出しており、ほかのインテリアとなじまないという、やっかいな存在です。

我が家のワイヤレスルーター。木目調のキャビネットの上にあるせいか、白いプラスチックのボディがとても目立ちます。

筆者もずっと気にはなっていたのですが、所詮はレンタル品。そのためだけに高価なルーターケースを買う気は起きません。

そんなときにダイソーでみつけたのが「ルーター収納ケース」(税込110円)。ただし、これではプラスチックの本体に、ダンボールのカバーを掛けただけ。個人的に、ほとんど魅力を感じませんし、リビングになじませる効果も期待できません。

ダイソーで見つけた「ルーター収納ケース」(税込110円)。写真の黒のほかに白もありました。

しかし、思いついてしまったのです。「このダンボールの『ルーター収納ケース』に『リメイクシート』を貼れば、木目調にできるじゃない!」。

ダイソーはもちろん、多くの100均で販売されているリメイクシート。筆者は「リメイクシート 木目柄ダークブラウン 90cm×30cm」(税込110円)を選択しました。

ダイソーはもちろん、さまざまな100均ショップで数多くの色や柄のアイテムが用意されている「リメイクシート」。多くの場合、裏面がシールになっていることが多く、貼り付けも簡単です。このリメイクシートを、「ルーター収納ケース」に貼り付けてから組み立てれば、数百円で木目調ルーターケースが作れると考えたわけです。

ワイヤレスルーターを置いている、リビングのキャビネットに近い柄と色の「リメイクシート」を選択すればよいと考え、「リメイクシート 木目柄ダークブラウン 90cm×30cm」(以下、リメイクシート)(税込110円)を購入。ただし、1枚ではサイズ的に足りなさそうだったので、2枚購入しました。材料価格は、総計で税込330円です。

重要なポイントは、ここで「リメイクシート」の色と柄を、家具などとしっかり合わせること。筆者は、うろ覚えで購入して制作したため、あとで後悔することになりました。

今回購入した材料のすべて「ルーター収納ケース」と「リメイクシート 木目柄ダークブラウン 90cm×30cm」2枚で合計税込330円でした。

木目調ルーターケースを制作

ポイントはシワにならないように「リメイクシート」を貼ること

購入した「ルーター収納ケース」を開封すると、中から出てきたパーツは2つ。外側になる黒い面に、「リメイクシート」を貼り付けていきます。

「ルーター収納ケース」を開けると、パーツは2つ。このパーツに「リメイクシート」を貼り付けていきます。

まず手始めに、小さい方のパーツに「リメイクシート」を貼ってみました。こちらが収納ケースの土台部分になります。シワにならないように、引っ張りながら貼り付けるのがポイントです。

わかりやすいように「リメイクシート」の上に「ルーター収納ケース」のパーツを乗せていますが、実際には引っ張りながらシワにならないように貼り付けるのがポイントです。

「ルーター収納ケース」のパーツに「リメイクシート」を貼り付けます。これが終わったら、貼った「リメイクシート」のいらない部分をカッターナイフで切り落とすわけです。「ルーター収納ケース」の形どおりに切っていくだけなので、思った以上に簡単。カッターナイフを使う際は下にカッターシートなどを敷くことをおすすめします。

複雑な部分もありますが、端の方は折り込んで最終的に見えなくなるところも多いので、ドンドン切ってしまいました。

「リメイクシート」のいらない部分を切り離したら、1つ目のパーツの完成です。

かなり不器用な筆者でも、それなりの形に切り離すことができました。カッターナイフは精密作業用のものを使った方が、やりやすいと思います。

「リメイクシート」のいらない部分を切り離した「ルーター収納ケース」のパーツ。よく見るとシワが寄っている部分があります。

とりあえず、ルーター収納ケースの土台にリメイクシートを貼り終えました。続いて、ワイヤレスルーターを覆うカバーとなる、大きな方のパーツにリメイクシートを貼っていきます。こちらのほうが目立つ部分が多いので、先に土台のパーツにリメイクシートを貼り、慣れてから大きなカバー部分のパーツの作業を行うのがおすすめです。

「ルーター収納ケース」の大きな方のパーツに「リメイクシート」を貼り付けました。さすがに2回目なので、先ほどよりも作業に慣れた感じです。

できるだけシワにならないように「リメイクシート」を貼り付け、いらない部分をカッターナイフで切り落とす作業はいっしょです。

不要な部分を切り落とします。慣れもありますが、直線が多いせいか、こちらの方が簡単に感じました。

自画自賛ではありますが、そこそこキレイに切り抜くことができました。こちらは、目立ったシワもありません。

リメイクシートは、引っ張りながら丁寧に貼るのがコツです。

完成したパーツを組み上げてケースにする

シワにならないようにリメイクシートを貼り、不要部分をカッターできれいに切り取る。ここまで来たら、実はもう、作業のほとんどが終了です。

あとはマニュアルを見ながら「ルーター収納ケース」を組み上げるだけなのですが、これがかなり簡単。ノリづけなども不要。基本的に、折って差し込んだら終了。あっという間に完成します。

「ルーター収納ケース」のカバー部分。見てのとおり、かなり単純な構造で、ノリなども必要とせず、折って差し込むだけで完成します。

「ルーター収納ケース」の土台部分は、脚がついているなど、ちょっと複雑な構造になっています。とはいえ、組み立ては簡単です。なかなかしっかりとした作りです。

しっかり脚がついていて、感動しました。

木目調ルーターケースを設置してみた

木目調になるだけで周囲にしっくりなじむ

冒頭でも披露した我が家のワイヤレスルーターを、もう一度ご覧に入れます。

「ザ・ワイヤレスルーター」といった風貌。悪目立ちしすぎ。

白いプラスチックのボディが悪目立ちしていた、我が家のワイヤレスルーター。木目調のルーターケースに入れるだけで、印象がだいぶ変わります。

「リメイクシート」が、相当いい仕事をしていると思いませんか?ひと手間かけた甲斐がありました。

実をいうとこれまで、ワイヤレスルーターを隠すように、周りにさまざまなものを配置していました。それでも、白いプラスチックのワイヤレスルーターはしっかり悪目立ちしていたのです。ところが、木目調ルーターケースに入れて、同じように写真などを置いたら、かなりしっくりときました。ワイヤレスルーターの存在感がずいぶん軽減しています。筆者としては大満足です。

これまでどおり、周りに写真立てなどを置いたところ、木目調ルーターケースはしっくりなじんでくれました。

まとめ

「リメイクシート」の色だけ、ちょっと後悔

100均で「ルーター収納ケース」を見つけたときに思いつき、実際に製作した木目調ルーターケース。材料費の総計が税込330円、製作に必要な時間も30分程度と、手間もお金もあまりかからないDIYです。結果はご覧のとおり。筆者としては、かなり成功したと思っています。今回使用した「ルーター収納ケース」には、約8.2×18.2×18.5cmまでのものが収納できるそうです。最初に、収納するルーターのサイズを測っておきましょう。

ただ、筆者が後悔しているのが、リメイクシートの色選び。自宅のキャビネットの色がうろ覚えで、いちばん近いと思ったリメイクシートの色が、実際よりもずっと濃かったのです。もう一度作るのは面倒なのでそのまましていますが、しっかりと色合わせをしてから購入すべきでした。

それを差し引いても、レンタルのワイヤレスルーターを入れるには、格安で十分な木目調ケースができました。ワイヤレスルーターの悪目立ちが気になる皆さん、この機会にぜひお試しください。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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