【ダイソー】ちょっと高めの弁当箱がおすすめ!ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)が予想以上に秀逸だった

レビュー

ダイソーで売られている弁当箱「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」は400円。100均ヘビーユーザーの筆者にしては結構高価なお弁当箱ですが、しっかりとした作りも好印象で購入してみました。予想以上に高性能だったので、みなさんにご紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

ダイソーで400円の弁当箱を発見!

筆者はかなり100均が好きです。ある程度の消耗品などは「割り切って捨てられる」といったところも含めて、100均の性能だと思っています。

そのため、毎日のように使用して、くたびれたら新しくするお弁当箱も100均のアイテムを愛用しています。そして、今回は筆者とダイソーにしては高級な?400円の「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」を購入。「ちょっと高いな……」と思ったのですが、予想以上に高性能だったので、みなさんにご紹介します。

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」概要

シーリング付きで2段タイプなら、どれでもと思い購入

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」。写真は筆者が購入したグリーン。このほかに色違いのブルーもあるそうです。税別400円。

基本的に自宅在宅勤務の筆者は、職場に通う妻のためにほぼ毎日お弁当を作ります。ある意味筆者の趣味なのですが……。そして、そのお弁当箱には、これまでダイソーで購入した「保存容器としても使えるお弁当箱(エア弁付、300ml)」(税別100円)をふたつ購入し、使っていました。「保存容器としても使えるお弁当箱(エア弁付、300ml)」の詳細は過去記事をご覧ください。残念ながら愛用期間が長く、樹脂製のエア弁が緩くなり、液漏れが激しくなった)ので引退とあいなりました。

同じ「保存容器としても使えるお弁当箱(エア弁付、300ml)」(税別100円)でもよいかと思うほどには気に入っていたのですが、ダイソーのお弁当箱コーナーに行くとさまざまな製品がありました。そのなかでご飯とおかずが別々の容器に入れられる構造で、完全密閉でなくてもある程度しっかりと容器がロックできるものとして「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」を選択しました。

大きさは8.4×5.2×15.6cmとかなり大ぶり。それまで使っていた「保存容器としても使えるお弁当箱(エア弁付、300ml)」がふたつで合計600mlでも、かなり大きかったので、成人女性用のお弁当箱としては、少し大きすぎる印象でした。

また、半ば家に帰って開けてみてから気付いたのですが、はしとドレッシングケースも付いています。

いままでの200円のお弁当箱と比べると、「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」は400円。これまでの2倍の価格と、筆者とダイソーにしては結構高価なお弁当箱ですが、しっかりとした作りも好印象で購入してみました。

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」は予想以上に秀逸

思った以上にしっかりロックするシーリング付きフタ

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」のフタにはしっかりとシーリングが付いており、しっかりとフタができます。

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」の注意書きには「本品は完全密閉の容器ではありません。」と明記されているので、完全密閉ではないのでしょう。しかし、透明グリーンのフタにはしっかりとシリコーンゴムのシーリングがついており、ABS樹脂製のロックでふたつの容器がしっかりとロックされる構造です。

400円という価格を考えるとかなりしっかりとした作りで、すでに使いはじめてから数日が経過していますが、妻からお弁当箱から液漏れがするという苦情も出ていません。ある意味、筆者としては、これだけでお弁当箱としての最低条件をクリアしているのですが、「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」はそれ以上でした。

ドレッシングケースが予想外なほど便利

ドレッシングケースはなんとお弁当箱の仕切り板と一体型。しかもドレッシングケースのフタにハシを固定する構造です。

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」のパッケージには「ドレッシングケース付き」と書かれているのですが、筆者は「きっと使わないだろう」とまったく期待していませんでした。というか「なんで、そんな余計なものを……」とすら思っていたのです。

しかし、実際に「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」を開けてみると、ドレッシングケースはなんとお弁当箱の仕切り板と一体の構造。しかも、そのドレッシングケースのフタに付属のハシが固定できる構造になっています。予想以上にいい。筆者の予想を上回るよく工夫された構造です。

最初は「ドレッシングなんていれないからいらない」とも思ったのですが、中華料理用の激辛調味料やノリの佃煮といったちょっとしたご飯のお供をプラスするのに重宝しています。「ドレッシングケース」という名称にとらわれずに使うのがおすすめで便利です。

900mlと大きくみえるが、おかずをつぶさずに入れるのに◎

2段のお弁当箱のうち、仕切りの付く下の段はドレッシングケースとハシを収納するので、容器のサイズほど料理は入らない。

新しいお弁当箱を妻にみせた第一声は「でかくない?」だったのですが、確かに容量は900mlとかなり大型の「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」。しかし、筆者がご飯を入れるのに使っている上の段のフタは「ドーム型でおかずがつぶれにくい」とパッケージに明記されていますし、筆者がおかずを入れているドレッシングケース付きの仕切り板が装着できる下の段は、ドレッシングケースとハシを収納するため、上部に余裕ができる傾向。

ご飯を軽く盛るように気を付ければ、お弁当の量が多すぎるといった印象はありません。とはいえ、余裕のある部分に詰め込めば、男子高校生でも十分な量が入りそうです。ある意味、量の調整もしやすいお弁当箱といえるでしょう。

滑り止め加工でご飯が片寄らなくて気持ちいい

「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」の上の段のお弁当箱。底に滑り止め加工がしてあり、ご飯が片寄りづらいのがうれしいところです。

100均のダイソーで400円という高級品のためでしょうか。「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」は、ちょっと筆者が驚くくらい細部に工夫が凝らされています。そのひとつがお弁当箱の底に滑り止め加工がされていることです。内側の底部分にザラザラとした小さな凹凸がある加工されているのですが、これによって入れたご飯やおかずなどが片寄りづらくしてあります。

ほんのちょっとした工夫ですが、実際にお弁当を食べるときにご飯などが大きく片寄っているだけで、なにか残念な気分になるので、こういったちょっとした工夫はうれしいところです。筆者は、このあたりも高く評価しています。

まとめ

毎日使う消耗品だから、安くて使い勝手のよいものがうれしい

筆者はだいたい下の段におかずを2種類。ドレッシングケースにちょっとしたご飯のお供など。上の段にはご飯といった内容でお弁当を作っています。

実は筆者は、毎日使うお弁当箱なので、もっと高級な趣味性のあるものでもいいのでは?と思っていた時期もありました。しかし、実際にほぼ毎日お弁当を作っていると、入れるおかずによってはニオイや色が付くこともあり、また筆者の好きなある程度以上密閉性のあるタイプのお弁当箱はどうしてもシーリングやパッキンといった部分が傷んでしまいます。

そうなると、新しいお弁当箱に交換ということになるのですが、趣味性の高い高級なお弁当箱だと、筆者がケチなのか、なかなか捨てる踏ん切りが付かないのです。そのため、使う予定もないお弁当箱を保管するのに無駄なスペースを使っています。

100均のお弁当箱は、元々安いので、使い終わったら思い切りよく処分することでき、そういう点でも筆者にとっては高性能といえるわけです。今回紹介した「ランチボックス(ドーム型・2段・900ml)」は400円と100均のお弁当箱としては少し高価ですが、細かいところまでよく出来ており、おすすめ。そして処分するときも踏ん切りが付かないというほどの価格ではないのではないでしょうか。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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