【万年筆の保管方法】ケースに入れるのが基本!飛行機持ち込みの際の「インク漏れ」にも注意

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1本目では気にならない万年筆の保管問題も、増えてくると考えものです。また、持ち運ぶとなると、注意すべき点も出てきます。どこに気をつければいいのかを知っておきましょう。

大切な万年筆は傷つかないように保管したい!
万年筆の保管方法

傷をつけないように持ち運ぶには

いい万年筆を買うと、いろいろな場所に持ち運んで、見せびらかしながら使いたくなるかもしれません。

そんなときはケースに注意しましょう。万年筆のボディは、大半がプラスチックでできています。ほかのペンの金属部分が強く押し当てられると、傷がついてしまいます。また、プラスチックの筆記具どうしが同じケースに入っていると、こすり合わせられて、細かい擦り傷になることもあります。

高価なものはボールペンとは別のペンケースに入れる

高価な万年筆の場合は、ボールペンなどと同じケースに詰め込むのは避けたい。傷がついてしまう。

そういった傷を避けたいなら、1本ずつ収納できるケースや、固定バンドのある布製のケースなどを使うと便利です。また、自宅で使う際、ペン立てに挿しておきがちですが、ほかの筆記具との接触には注意しましょう。

ほかの筆記具とは別のケースに入れるのが基本

万年筆は、ほかの筆記具と触れないようなケースに入れるのが原則だ。1本または2本しか入らないペンケースを使うのもいい。下記の写真はペリカンが提供する純正のペンケース。

ペリカンが提供する純正のペンケース

布製ケースに差して運ぶならクリップをやや斜めにする

本数が増えてきても持ち運びたいなら、布製のケースが販売されているので試してみたい。この種のケースに入れるときは、クリップがお互いに当たらないようにしよう。

本数が多くなれば専用ケースも検討したい

本数が増えてくると、専用ケースに並べて見ているだけで楽しくなってくるだろう。持ち運びはできないが、保管という点ではベストだ。

飛行機への持ち込みはどうする?

飛行機では気圧が大きく変わるため、インク漏れが起きやすい。インクを全部抜くか、満タンにする方法が推奨されることが多いが、面倒だ。例えば、ジップロックに入れて密閉するだけでも、かなり安心できる。

◆監修者:高畑正幸

※この記事は『「手書き」をとことん楽しむ万年筆・ガラスペン入門 』(マキノ出版)に掲載されています。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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