【キヤノン】フルサイズCMOSセンサー搭載のミラーレスカメラ 高い撮影性能や通信性・拡張性を兼ね備えたモデル

文具・ホビー・カメラ

キヤノンは、フルサイズミラーレスカメラの新モデルとして「EOS R6 Mark II」を発売した。本機は、静止画・動画ともに高い撮影性能や通信性・拡張性を兼ね備えており、多彩な表現を可能にするモデルとなっている。

キヤノン
EOS R6 Mak II

実売価格:ボディ単体=39万6000円程度、RF24-105 IS STMレンズキット=44万円程度、RF24-105L IS USM レンズキット=55万円程度

キヤノンは、フルサイズミラーレスカメラの新モデルとして「EOS R6 Mark II」を発売した。本機は、静止画・動画ともに高い撮影性能や通信性・拡張性を兼ね備えており、多彩な表現を可能にするモデルとなっている。

装着レンズ:RF24-105 L IS USM

新開発の有効画素数最大約2420万画素フルサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」により、高い解像感と常用最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度を両立。また、ボディ内5軸手ブレ補正機構を搭載しており、レンズ内光学式手ブレ補正機構を搭載したRFレンズを使用することで、最高8段の手ブレ補正効果を発揮する。

2420万画素フルサイズのCMOSセンサーと映像エンジン「DIGC X」により、高画質を実現している。

HDRモードでの撮影もさまざまなシーンに幅広く対応。従来の「HDR PQ」方式での静止画/動画記録や、高速でブラケット撮影を行い、カメラ内で3枚の写真を1枚に合成する「HDR モード(D レンジ優先)」に加え、「HDR モード(動体優先)」を新たに搭載。人物や動物、乗り物などの動体に対しても、1 枚で広いダイナミックレンジで記録することが可能となっている。また、レンズの収差などを補正し、解像感を向上する「デジタルレンズオプティマイザ」に対応。解像感に加え、質感や立体感の表現力も向上している。

対応レンズを装着すれば、「デュアルピクセル CMOS AF II」により、広範囲で追従性に優れた高速・高精度なAFを実現。さらにディープラーニング技術を活用した「EOS iTR AF X」によって、優れた被写体検出性能とトラッキング性能を実現しており、新たに馬・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)が被写体検出機能に追加された。これにより、「人物」モードでは人の瞳・顔・頭部・胴体を、「動物優先」モードでは、犬・猫・鳥・馬の瞳・顔・全身を、「乗り物優先」モードでは、モータースポーツの車とバイク・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)の全体、そしてスポット検出に対応した。

また、被写体の検出対象をメニューで切り替えることなく、カメラが自動で選択する「自動」設定を新たに追加。メカシャッター/電子先幕による撮影時は、AF/AE追従で最高約12コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は、AF/AE追従で最高約40コマ/秒の高速連写を可能にしている。

「EOS iTR AF X」の動物優先に、あらたに「馬」が追加された。

フルサイズCMOSセンサー搭載のEOSシリーズでは初めて、「RAW バーストモード」を搭載。電子シャッター、RAW記録による最高約30コマ/秒、AF追従の連続撮影を実現した。また、シャッターボタンを押す直前(約0.5秒前)にさかのぼって記録を開始する「プリ撮影」にも対応している。

「瞳AF」も進化しており、被写体の右目、左目の優先設定が可能となり、あらかじめ瞳検出で「右目優先」「左目優先」「自動」を設定することができるようになった。これにより、人物撮影の際に左右の瞳でピントが変わってしまうような場面にも有効となっており、ファインダー越しの撮影中であっても登録したボタンを押すだけで切り替えることができる。

動画撮影においては、クロップなしの6K オーバーサンプリングによる高画質な4K/60P動画撮影を可能とし、フルHD/180Pハイフレームレート動画撮影にも対応。これにより、4K素材と同じ遠近感っとボケで撮影することができ、両素材を合わせた映像制作でも違和感のない映像を作ることができる。再生時には、1/6倍速のスロー効果をフルサイズの画角でも実現させている。

バリアングル液晶モニター(3インチ)を採用している。

今回、「CINEMA EOS SYSTEM」で搭載しているプレ記録機能を「EOS R システム」で初めて搭載した。これによって、記録開始の 5 秒前もしくは 3 秒前から動画を記録することが可能となり、不意に訪れるシーンを記録したり、シーンの変化を待つ間、記録を停止しておくという新しい方法での撮影を実現している。

また、これまで1回の動画記録時間が29分59秒だった上限をなくし、30分以上の連続撮影を可能としたことで、長尺での撮影にも対応するようになった。本機なら、最長6時間まで記録することができるうえ、フルHDモードであれば、デジタルズーム(10倍まで)を使用することができるようになっている。

最長6時間まで居記録することができる。

本機の操作性も、従来モデル「EOS R6」をベースに向上させており、電源スイッチを右手側に移設したり、マルチコントローラーの形状を押しやすい形状に変更したり、静止画/動画の切り替えレバーを左手側に新設するなど、より使いやすく進化している。

Wi-Fi、Bluetoothによるスマホとの無線接続にも対応しており、Wi-Fi接続では、2.4GHz帯に加え、5GHz帯の無線LAN規格にも対応するため、高速が画像転送が可能となっている。

本体サイズは、(約)幅138.4mm、奥行き88.4mm、高さ98.4mm、重さは、670g(バッテリー、カード含む)。撮像素子は、フルサイズCMOSセンサー(約36×24mm)。有効画素は、最大約2420万画素。ISO感度は、50~204800(常用100~102400)。ファインダーは、OLEDカラー電子ビューファインダーで、画面サイズは0.5インチ。ドット数は約369ドット。液晶モニターは、3インチTFTタッチパネル式。ドット数は、約162万ドットとなっている。

◆キヤノン:「EOS R6 MarkII」 の公式サイト。

※価格は記事作成当時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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