【最新イヤホン・レビュー】SOUNDPEATSのオープンイヤー型イヤホン「RunFree」を使ってみたら、半端なく良かった!

レビュー

今回のレビュー記事は、本日(4月22日)販売を開始する最新のワイヤレスイヤホンについて。イヤホンと言えば、インイヤー型をイメージしてしまうほど多く存在する中、今回私が試したのは、オープンイヤー型のイヤホン。それもネックバンドタイプだから、アクティビティにも使えるとあって、期待感が高まる。これまでオープンイヤー型というと、音質面がちょっと、という印象が多かれ少なかれあった。少しネガティブな印象を持っているオープン型のワイヤレスイヤホンは、私の期待に応えてくれるのか!音質面や使い勝手について、お伝えできればと思う。

ここ数年のイヤホン事情

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、テレワークや在宅勤務の確率も高まり、オンラインでの面会や会議などが多くなる中、イヤホンの重要は、かなり伸びている。多くのモデルに、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能や、ヒアスルー機能、マルチポイント対応など、イヤホンをしたままの状態が長くなっても、より快適に使用できる機能が搭載されている。

一方でワイヤレスイヤホンは、その手軽さがゆえに、片方だけ紛失してしまったりするケースが間々あるようだ。そんなこともあり、最近のワイヤレスイヤホンには、アプリで紛失してしまったイヤホンを探すことができる機能まで搭載している。モノを無くしやすい人にとっては、とても便利な機能だと思われる。

私も、毎日のようにイヤホンを装着して、業務に勤しんでいる。電話の着信時も、スマホとイヤホンをBluetooth接続をしておけば、装着したままでも通話できるし、余計なノイズはカットしてしまえば、集中力も高まる。多少にぎやかな場所で仕事をしても、あまり気にすることなく進めることができるから、結構重宝している。

しかし、イヤホンの殆どは、耳の穴に入れるタイプのインイヤー型が多く、時折、耳穴が痛くなることがある。また、完全に耳穴を密閉してしまうため、イヤホンを外した時に、耳鳴りがすることもしばしば。それでもその便利さゆえに使用し続けている。ただ最近目にするのが、耳穴に入れないタイプのオープンイヤー型モデル。以前から存在は知っていたし、興味もあった。今回、ひょんなことから試せる機会を得たので、その使い勝手について、お伝えしたいと思う。

今回試すのは「RunFree」というモデル

その前に、オープンイヤー型イヤホンとは

オープンイヤー型イヤホンとは、開放型イヤホンとも呼ばれており、簡単に言うと、耳・耳穴を完全に塞ぐのではなく、少し、浮かせるような形状をしている。耳穴の前に音場を作って、音を聞かせるもので、耳を完全に塞がないから、密閉感がなく、外音を取り込みやすいのが特徴。自転車やランニングなどアクティビティでの使用から、車の運転など幅広く便利に使うことができる。

しかし、オープンゆえのデメリットもあり、音質があまりよくなかったり、外音と混ざり合ってしまうから、クリアなサウンドを聴くことが難しかったりなど過去には存在した。

最新のオープンイヤー型イヤホン「RunFree」の特徴

「RunFree」は、16.2mmの大口径振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載しており、独自の音響構造技術「ラムダ型音響空間(Lambda-shaped acoustic cavity)によって、原音のスピード感を損ねることなく低音域の量感アップを実現したモデルとなっている。

オープンイヤー型でも、音の出口をドライバーユニット正面に突き出るように配置することで、音漏れを抑えるように工夫されている。音が直接耳穴の方向に向かって鳴るため、音漏れだけでなくボリュームを小さくしても音楽や通話音声がクリアに聴こえるようになっている。

マルチポイントにも対応しており、2台の親機と同時接続ができるから、音楽を聴きながら音声通話するなどの使い方も可能だ。

専用アプリ「SOUNDPEATS」を使えば、低域を強調したり高域を抑え気味したりなど繊細な音質のカスタマイズが可能となっている。

実際に使ってみる

思いのほか軽い!

箱から取り出してまず感じたことは、筐体の大きさの割に軽いということ。ネックバンド型だから、そこそこの重さがあると思っていただけに、ここは意外だった。後で重さを確認してみると、なんと約31g。ネックバンドやスイッチ類の装備があることを考えても、なかなかの軽さだ。

それと触り心地がとてもいい。シリコン製ラバーを採用しているためだろう。装着した際に肌と擦れる感じがほとんどしない。装着している感はあるが、違和感や嫌な感じは皆無だ。

実際に装着してみたところ。ぱっと見、大きく感じるが、装着した際の違和感は一切ない。シリコン制ラバーを使用していることもあり、肌触りもとてもいい感触。

同梱物は、USB Type-cケーブルと取扱説明書だけ

同梱物は、本体以外にUSB Type-Cケーブルと取扱説明書が入っているだけととてもシンプル。インイヤー型と違い、イヤーチップやイヤホンケースは付属しない。またインイヤー型のようにイヤーチップを自分の耳穴に合わせて使用するという作業も必要ないから、箱から出して、電源を入れ、スマホと接続させればすぐに使える。ずぼらな私に、ピッタリなアイテムだ。

スマホとペアリングして実際に音を聞いてみる

手持のスマホとペアリングして実際に音楽を聴いてみることにした。ペアリング自体はとても簡単で、本体の電源ボタンを長押しして電源を入れと、同時にBluetooth機能がオンになる。後は、スマホ側から、「RunFree」(本機)をセレクトすれば、セットは完了する。手始めにYouTubeでクラシック音楽を聴いてみた。

ノイズが少なく驚くほど澄みきった音が楽しめる!

オープンイヤー型だから、外音はしっかり聞こえる。しかし、音楽を再生すると、どうだろう!耳穴前に音場ができており、まるでヘッドホンで聞いているかのような音の広がりを感じる。当初想像していた音とはまるで違い、再生される音にノイズがほぼなく、澄み切った、それでいてクリアな音が耳穴前に響き渡る。クリアなのにどこか優しさを感じる温かい音に聴こえたのが印象的だった。

もしかしたらセレクトした音源がクラシックだったからなのかもしれないと思い、次は、クラシックとは真逆のハードロックで低音バリバリの楽曲を再生してみることに。いわゆる低音が強調された音はしないものの、不足感はまるで感じない。バスドラやベースの低音もしっかりと楽しめる上、ギターの高音域もしっかりとクリアに聞くことができる。それどころか、ボーカルの声がクリアなのには、正直感動ものだった。クラシック同様バランスがいいのだ。何か一つがとびぬけているわけではなく、押しなべて平均点以上といった感じで、クラシック同様バランスの良さを感じた。強調される音質があるわけではないが、不足感は全くない。

えっ!オープン型でもこんなに音がいいの?!

クラシックとハードロックを聴いただけで、これは良い!と感じた私は、気分を良くして、音楽以外の音も聞いてみたくなり、今度は、ラジオドラマを聞くことに。ドラマの臨場感をより楽しむためにイヤホンの存在はとても重要。効果音や音楽も流れるから、総体的にすべての要素が必要になるわけだが、ラジオドラマを聞くには、高音・低音のバランスだけでなく、耳元でささやかれているような優しい音を発してくれることが大事なのだ。

イヤホンを試すときにいつも聞くラジオドラマを聞いてみると、声優の声だけが目立ちがちになりやすい場面でも、とても無難に、バランスよくまとまった印象をうけた。もちろん元の音源に依るところが多きのはわかっているが、その元の音源を忠実に再現できるかが、イヤホンの良し悪しにつながることを考えると、「RunFree」は、音に関しては、申し分ない仕上がりだと言える。
※あくまでも個人的な感想です。

長時間の使用でも耳が痛くならない

私は、これまでインイヤー型のイヤホンを装着すると、耳穴が痛くなる傾向にあった。そのため、テレワークや在宅勤務時は、ヘッドホンを使用するケースが間々あったのだが、ヘッドホンには、少し重さを感じる。音は良いのだが、耳全体を塞いでしまうので、宅急便業者のインターホンに気が付かないケースがあった。そのたびにオープンイヤー型を試してみるものの、デジタルでオープンにすると、機械的な感じとでもいうのか、耳がツーンとする感じがとても苦手だった。

それが、「RunFree」ではどうだろう。イヤーフックを使用しているからだろう、2時間以上の装着でも、まったくと言っていいほど痛くならなかった。ネックバンド型なので、少々首のところにあたることもあるが、頻繁に首を上下に動かすわけではないので、そこはあまり気にならなかった。

イヤホンを外した後がとてもラク

長時間のイヤホン使用は、結構耳を酷使していることが、外した時にわかる。耳鳴りを起こし、少々頭痛を伴うことがあるからだ。ひどいときは、外してから、1時間程度、大音量のライブハウスで音楽を聴いた時の後のような、ツーンという耳鳴りが激しくする。

付属のUSB Type-Cケーブルを本体に接続して充電をする。

しかし、オープン型のメリットは、使用後にあると感じている。耳を完全に塞がずに音を聞くことができるため、まったくではないものの耳の疲れが、緩和されると感じた。オープン型は耳にも優しいのかもしれないと、改めて実感した。

音以外にもいろいろ試してみる

マルチポイントにも対応

今、新しいイヤホンのほとんどが、マルチポイントに対応している。もちろんのこと「RunFree」も対応している。実際にスマホと、タブレットに接続をしてみる。タブレットで音楽を聴いている際にスマホに着信があると、自動的にタブレットの音楽を停止し、着信を優先してくれる。着信時は、本体の右側操作部の電源ボタンを押すことで応答することができる。左右で各2基、合計4基のマイクで集音してくれるから、クリアな音声通話が可能。実際の使用でも、私の声のボリュームを大きくすることなく、相手にはクリアに聞こえていたようだ。

マルチポイントに対応しているから、スマホとパソコンに同時接続することもできる。パソコンに接続していても、スマホに着信があれば、本体の電源ボタン一押しで、通話が可能。

自転車用のヘルメットとの併用もできる

私、趣味で自転車(ロードバイク)で、ロングライドすることがよくある(ここ最近さぼり気味だが)。ロードバイクでライド中に、勾配のキツイ登り道を走行する際、音楽を聴きながら走れたら、
どんなにラクに登れることか、と思ったことがある。音楽のリズムに合わせて、ペダルを漕げば、自然と脚が動いて、きっとラクに走れる!と。しかし、実際は、耳を塞いでしまうイヤホンの装着は、後続の車に気が付かなかったりなど、とても危険な行為になってしまう。そのため、自転車乗車時は、まったく音楽を聴くことができない。スマホで音楽を流すという方法も考えられるが、さすがに音質が悪い。

そんな時こそ、オープン型イヤホンの出番だ。耳を塞がないから、周囲の音もしっかりと聞き取ることができる。にもかかわらず、音楽を聴くこともできてしまう。おまけに、電話があっても、ボタンを押すだけで、通話ができる。ライド中でも、停車することなく電話に出ることができるのは、非常に便利だと感じた。装着自体も、問題なく装着できる。ただ、ヘルメットを外す際に、イヤホンが落下しないように気を付ける必要があるが。。

IPX7準拠の防水性能も備えている(マイク部分は、IPX4相当)から、雨に降られても問題なく使用できる。連続使用時間も14時間だから、ライド中に電源が切れる心配もなさそうだ。

まとめ

今回、久々にオープンイヤー型のイヤホンを試してみたが、オープンイヤー型に対する印象がだいぶ変わった。過去に、何本も試してきたてはいたのだが、おっ、これは!と思わせてくれる製品に一度も出会ってこなかった。しかし、今回試した「RunFree」は、私好みの優しい音質+クリアなサウンドで私を満足させてくれた。おまけに、趣味の自転車ライド時も、リアルに装着できそうなので、これはアリだなと大いに思った次第だ。この内容で6680円というのだから、スゴすぎる。。しばらくは、他のイヤホンを試したくならないような気がしている。

●SOUNDPEATS:「RunFree」 Amazonでの販売サイト

●4月22日(9時)~4月25日(23時59分)まで10%割引で購入できるクーポンコード:RUNFREEBLOG3

●イヤホンの記事をもっと読む

イヤホン – 特選街web

イヤホン – 特選街web

tokusengai.com

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット