イギリスで開催された国際ワインコンテスト「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)2023」で「プラチナ賞」を受賞した白ワイン『SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021』の味わいが気になったので、飲んだ感想と特徴をご紹介。
日本ワインブランド「SUNTORY FROM FARM」とは?
「DWWA2023」で、日本から出品されたワインの中で最高位となるプラチナ賞を受賞した、サントリー『SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021』(750ml瓶・参考価格 税込5,940円・2023年9月12日発売)が数量限定で登場。
サントリーは「良いワインはよいぶどうから」というコンセプトのもと、100年以上も日本の風土に向き合い栽培に取り組むなか、昨年「SUNTORY FROM FARM」という新ブランドを立ち上げた。国産ぶどう100%を使って国内製造された「日本ワイン」にこだわったブランドだ。
山梨県甲斐市産のワイナリー「登美の丘」は、雨が少なく日当たりが良く、昼夜の寒暖差がワインづくりに適しているという。栽培にも様々な試みが行われていて、一本の樹のぶどうを減らして栄養を集中させる・畑別に味わいを変えて栽培・完熟したぶどうだけを選んで一房ずつ手摘みで収穫されている。
権威ある白ワインをいただきます
コルク栓なので、スクリュー式のワインオープナーで開栓。コルクを抜くのが難しい人は、コルクを挟んで抜く電動式がおすすめだ(我が家にも有り)。
コルク栓に、さりげなくブランドロゴが描かれていることに気付いた。アルミ製のスクリューキャップ栓は便利で使い勝手はいいが、コルクを抜く所作があることで「さぁ今からワイン飲むぞ」のスイッチが入る瞬間でもある。
透明な淡いレモンイエローがかった白色。鼻を近づけると、フレッシュで凛とした白い花やフルーツのような甘酸っぱい香りがする。
口に含むと、フレッシュな芳香とともに、しっかりとした心地良い酸味がくる。次に控えめな渋みもありつつ、ふくよかな味わいが口いっぱいに広がる! アルコール分12%で、華やかさと上品な瑞々しさを併せ持つ、辛口の白ワインだった。
資料に記載はなかったが、瓶底が山のようにも見えるのは気のせいか? 山梨の登美の丘から臨む富士山をイメージしたのだろうか? と勝手に思いを馳せてみるとか。
入手は全国の種類販売店や公式オンラインショップなどにて。