【レビュー】挽き立て革命自宅に到達『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』を導入したら自宅コーヒーの夜明けがきた!

レビュー

今どき、コンビニや自動販売機で購入する100円程度のコーヒーだって挽き立てですよね。しかし、筆者がもっともよく飲む、自宅のコーヒーは挽き立てではない! そんな状況を改善するためにラドンナの『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』を導入してみましたのでその使い心地をレビューします。

自宅のコーヒーだけが進化していない?

おいしさにこだわるコーヒーサードウェーブから取り残された自宅コーヒー

『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』本体上部にある豆タンク。手前の「挽き目調節ダイヤル」で挽き具合を調節できます。

 

もしかすると、筆者の家だけかもしれませんが、自宅のコーヒーを飲むときに、すでに挽いてあるコーヒーの粉を買ってきて、それを自宅でペーパードリップして飲んでいませんか? ちなみに現在、日本はコーヒーブームのサードウェーブの最中であり、これは高品質のコーヒー豆である「スペシャルティコーヒー」を丁寧に1杯ずつハンドドリップで淹れることに特徴があるそうです。

 

いや、そこまでのこだわりはなくても、いまどき毎日のように飲んでいる100円程度のコンビニコーヒーだって、挽き立てのレギュラーコーヒーが当たり前でしょう。しかし、我が家の自宅のコーヒーは、コーヒーそのものが日本に普及しはじめたコーヒーのファーストウェーブ1960〜1980年代くらいに普及したスーパーで買ってきたコーヒー粉をコーヒーメーカーなどでペーパードリップするスタイルのままなのです。

 

下手すると自宅のコーヒーがいちばんまずい。だから、なんとなくコーヒーを飲むときは、コンビニで買っていたのですが、これも毎日1杯100円としても年間で36,500円とそれなりの出費になっているわけです。また、毎日紙コップやそのフタなどの使い捨ての消耗品を使っていることを考えると環境もよくなさそう。

 

そんなことを思っているときに、みつけたのがラドンナの『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー K-CM9』(約170(W)×430(H)×325(D)mm/約4.6kg・実勢価格 税込29,700円・2021年12月21日発売)。実勢価格3万円程度とコーヒー豆と水、そしてペーパーフィルターをセットしておけば、挽き立てのコーヒーが簡単に自宅で楽しめるのです。ちょっと大きいのが気になりましたが、コーヒーブームのサードウェーブどころか、挽き立て革命からも取り残された、我が家のコーヒーに革命を起こすため『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』を導入してみました。

 

高さはあるものの、設置面積そのものは小さく狭いキッチンにも置ける

高さはあるものの、設置に必要な面積自体はさほど大きくないので、手狭なキッチンスペースでも十分に設置できる印象です。

 

ミル付きのため複雑な構造だが、クリーニングモードが3つも用意されている

到着したラドンナの『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』を開封してみると、本体サイズは幅約170mm、奥行約325mm、高さ約430mmと高さはあるものの、設置に必要な面積そのものは約17cm×32.5cmなので、それまでコーヒーメーカーを置いていた場所にそのまま置き換えることもできそうです。また、しっかりと安定していて熱に強い場所であれば、電子レンジの上などにも設置できるサイズなので、限りあるキッチンスペース問題に大きな影響を及ぼすこともないように感じます。シンプルなデザインで、筆者が選択したグレージュ(グレーとベージュの中間色)とリッチブラックから、自宅のキッチンと調和するカラーを選べるのもうれしいところです。

 

コーヒーミル部分からドリップしたコーヒーを受け止めるガラスポットまでが、ワンセットになっており、それなりに複雑な構造なので、クリーニングが面倒なのでは? とも思ったのですが、3つのクリーニングモードを搭載しており、C1では本体排出口のお手入れをする場合、C2では本体内部の煮沸洗浄や水タンクの洗浄をする場合、C3では豆挽き部内部のお手入れをする場合に対応しており、洗浄に対する対策の十分といった印象。キッチンへの設置やメンテナンスにも十分な配慮がされており、安心して使えます。

 

マグカップ1杯分の挽き立てコーヒーが約2分30秒で完成

コーヒー豆、水、ペーパーフィルターをセットして、操作パネルで設定を行い「DRIPボタン」を押せば、数分で挽き立てコーヒーが自宅で楽しめます。

 

専用の消耗品などがないので手軽に使えるのがいい

ラドンナの『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』で、実際にコーヒー豆からコーヒーを淹れる手順は、かなり簡単です。本体上部にある豆タンクにコーヒー豆を入れ、背面にある水タンクに水を入れ、本体中段のドリップケースにペーパーフィルターをセット、ガラスポットを設置します。このあと、本体のディスプレイを見ながら「モード」「抽出温度調整」「杯数」「アロマ」を設定して「ドリップボタン」を押すだけです。これだけで筆者がもっともよく使う「杯数」「M1(マグカップ)」(約175ml)の挽き立てコーヒーが約2分30秒で淹れられます。

 

単体のコーヒーミルで淹れようと思うと、コーヒーミルを用意して、コーヒー豆を挽いて、挽いた粉をコーヒーメーカーのペーパーフィルターに移動して、そこからドリップとかなり手間なのですがこのコーヒーメーカーは、コーヒー豆が入れてあれば、水とペーパーフィルターをセットし、数秒のボタン操作を行えば、挽き立てのコーヒーが楽しめるわけです。とても簡単。

ドリップケースにペーパーフィルターをセットしたところ。専用フィルターではなく、汎用品の「1×2」または「102」が使用できるのはとてもうれしいです。

 

また、筆者にとって重要なポイントが『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』は、専用もしくは特殊な消耗品なしに挽き立てコーヒーが淹れられること。コーヒー豆はスーパーなどで買ってきた市販品がそのまま使えますし、ペーパーフィルターもどこでも売っている2〜4杯用でサイズ「1×2」または「102」が使用できます。水も水道水でも、ミネラルウォーターでも、通常の飲料水であれば問題なく使えます。ただし、ミネラルウォーターやアルカリイオン水を使用すると本体内部にカルシウムが付着しやすくなるので手入れを小まめにする必要があるそうです。専用の消耗品がないので「Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー」のために、特別な消耗品などを用意しなくてもよいのが、非常に使い勝手よく感じるのです。

 

気になる味は? 挽き立てというだけで香りとコクが違うように感じる

本体背面にセットする水タンク。最大で5カップ分、約650mlの水をいれることができます。取り付けは非常に簡単です。

 

開封済みのコーヒー粉をおいしく飲める期間は予想以上に短い

当然、もっとも気になるのがコーヒーの味です。残念ながら、筆者はコーヒーの専門家でもありませんし、コーヒーに対して強いこだわりも弱いタイプです。しかし、挽き立てというだけで、これまで自宅で淹れてきたコーヒーとはひと味違った香りとコクを感じます。

 

ラドンナの『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』は、「挽き目調整ダイヤル」で細挽き〜粗挽きまでの粉の挽き方、「抽出温度調節ボタン」で抽出温度を「HI(約90度)」、「LOW(約83度)」、アイスコーヒーを作る場合の「ICE」の3種類から選択可能、さらに「アロマボタン」で間欠抽出の有無や抽出時間の差で、蒸らし機能なしの「MILD」、蒸らしながら間欠抽出する「MEDIUM」、蒸らしながらゆっくり間欠抽出する「STRONG」から味わいを設定できます。この組み合わせと使用するコーヒー豆、水の種類で好みの味を追求するのも楽しいでしょう。筆者はいまのところ「中挽き」「HI」「MILD」の設定をメインで使用しています。

 

細かな設定は好みに合わせて、調整していけばよいでしょう。それよりも驚いたのは毎回挽き立てであることの印象の違いです。実はこれまで意識していなかったのですが、開封したコーヒー粉の目安の消費期限は適切に保存して7〜10日程度だそうです。思っていたよりもかなり短い。逆に言えば、筆者はこれまで意識せずに酸化や劣化の進んだコーヒー粉をドリップして飲んでいたことになります。これに対して同条件で保存したコーヒー豆の目安の消費期限は約1カ月(30日)とかなり差があります。そのためか、毎回挽き立てのコーヒー粉でドリップするコーヒーは、香りもよく、コクがあり、美味しく感じるのです。

 

実は挽き立てというだけで、同じコーヒー豆でもよりおいしく、もしかしたらより安価なコーヒー豆でも十分なクオリティで楽しめるのではないかと、現在もいろいろと試しています。普段よりも少し安いコーヒー豆に変えても、筆者は挽き立てだとあまり気にならないので、うまくやれば、コーヒー豆のコスト削減で『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』のイニシャルコストを回収できるのでは? とも思っています。

 

おいしいのはもちろん、簡単に適量ドリップできるのが◎

ドリップしたコーヒーを受け止めるガラスポット。保温プレートの上に乗っており、最大約30分間ドリップしたコーヒーを保温する機能も備えています。

 

面倒なのでまとめてドリップして無駄にすることもなくなった

筆者と同じように普段飲むコーヒーのなかで自宅のコーヒーがいちばんおいしくない、もしくは自宅コーヒーに不満がある方はミル付きのコーヒーメーカーに変えてみる価値は十分にあると思います。また、タイマー予約でのドリップも可能なので、朝の忙しい時間帯にも挽き立てコーヒーが楽しめますし、挽き立てドリップのコーヒーをマイボトルに入れて、会社などに持っていけば、環境にも、お財布にも優しいのではないでしょうか。

 

基本的に自宅でテレワークの筆者も『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』では、挽き立てコーヒーが必要な量、短時間に簡単にドリップできるので、以前のように面倒なので粉コーヒーを数杯分まとめてドリップして、結局飲まなかったり、保温しすぎて味が落ちたものを捨てたりという無駄がかなり減りました。

 

現状、自宅コーヒーの味+αに不満があるという方は、自宅にもコーヒー挽き立て革命を起こしてくれる『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』のようなミル付きの全自動コーヒーメーカーの導入を検討してみることをおすすめします。

ラドンナ公式サイト 

Amazon Toffyストア『Toffy 全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー』

 

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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