【刷新スティック全18種吸い比べ】「キャメル」「メビウス」が吸える加熱式タバコは「プルームX アドバンスド」だけ【Bluetooth接続方法解説付】

レビュー

2025年3月中旬より順次、たばこスティック先端を閉じた製品に、リニューアル発売されているJTの加熱式タバコ「プルームX アドバンスド」専用たばこスティック全18種類をヘビースモーカーが吸い比べてみました。さらにデバイス設定により味も激変するという仕掛けもありで、驚きの進化!

遅ればせながら、ついにたばこスティック先端を閉じました!

フィリップ モリス ジャパンの「アイコス イルマ」用、BATの「グロー・ハイパー」用と、たばこスティック先端は閉じている方が優勢の昨今。JTの加熱式タバコ「プルームX アドバンスド」専用たばこスティックもついに、先端を閉じました(クリーンシール)。これにより、先端よりタバコ葉がこぼれなくなり、メンテナンスフリーになったのです。つまり「キャメル」も「メビウス」も先端はクローズしたのです。

先端側にもフィルター状のフタ(写真上が旧、下が新)

パッケージも全面リニューアル(一部名称変更)したけれど、筆者にはショックなことも!

このタイミングでパッケージ&ロゴも全面刷新。どちらもシンプルでクールなおしゃれ顔に変化したのはいいのですが、ちょっと筆者には衝撃な部分もありました。

「メビウス」の変化

写真左が新、右が旧

「メビウス」はロゴの字間が広くなったのと真ん中に渦巻きが来たくらいで、違和感のない変化。フレーバー名の文字が大きくなり、視認性が良くなったのはいいですね。

「キャメル」の変化!

写真左が新、右が旧

問題は「キャメル」です。確かに垢抜けたクールなパッケージになりました。しかし、旧製品のラクダがもはや異次元の生き物みたいにラクダだかなんだかわからなくなりました。ラクダ印のタバコとして、紙巻きタバコ時代の克明なイラスト版からずっと付き合ってきた筆者としては、ひざから崩れ落ちました。もはや新マークはこぶがないのでラクダなのかどうかもわかりません。

デバイスを買い直さなくても、新たな加熱モードを選択できるように!

今回主に使用した機種は「プルームエックス アドバンスド スターターキット<Ora Ito Red>」(税込980円)。写真ではわからないが、LEDは赤く光る

そしてこのタイミングで可能になったのが、デバイスの加熱モードの変更です。新たなクリーンシールで先端を閉じた製品に最適化した「バランスドモード(Balanced MODE)」が選べるようになったのです。持っているデバイスの設定を買えるだけで、追加投資は不要なのがすごい。

 

ただ安心してください。従来の加熱モード「デフォルトモード(Default MODE)」でそのままの加熱モードで吸うことも可能です。

モード変更にはBluetooth接続が必要

しかしデジタル苦手民にとってはちょっとハードルが高いのが、この手持ちのスマホと「プルームX アドバンスド」をBluetooth(ブルートゥース)接続することでしょう。ただ正確にはWeb Bluetooth(ウェブ・ブルートゥース)という最新技術を搭載しており、公式サイトの「Ploom X CLUB」(https://ploom-x-club.clubjt.jp/)を通じて(入会必須)、スマホとデバイスを接続する方式を採用しています。
ただ実際にはWeb Bluetooth対応ブラウザが必要なのがポイント。Androidスマホなら有名な「Google Chrome(グーグル・クローム)」をインストールしてあれば、そのまま使えます。ただiPhone版「Google Chrome」はWeb Bluetoothに対応していないので、別途聞いたことのない「コネクトブラウザ」というブラウザをインストールする必要があります。android版とiPhone版で違うのはこの部分だけです。
スマホと「プルームX アドバンスド」をBluetooth接続する方法
「Ploom X CLUB」で会員登録
「プルーム・エックス・アドバンスドBluetooth ︎接続方法」ページ)にアクセスし、android版、iPhone版のうち手持ちのスマホに対応したブラウザをインストール
③インストールしたブラウザで改めて「Ploom X CLUB」にログイン
④左上の「メニュー」→「アカウント」→「デバイス一覧」と進んで、接続したい自身の機種を見つけます
⑤今度は「プルームX アドバンスド」のフタを閉→開→閉した後、デバイス中央を5秒長押しします(LEDの短い光が上下したら成功)
⑥スマホの画面の「Bluetoothで接続」を押すと、画面に「Ploom X AD~」という表示が出てくるので選択
⑦現在のモード「デフォルトモード(Default MODE)」が表示されればOKです。「バランスドモードに変更」というボタンを押せば、本体がバイブして変更されます(※もちろん試して気に入らなかったら、同じ手順でもとの加熱モードに戻せます)。

 

旧加熱モード「デフォルトモード」と新加熱モード「バランスドモード」の違い

では具体的にどのように味わいが変わるのでしょうか。

写真左が従来の「デフォルトモード」右が今回追加された「バランスドモード」

従来の「デフォルトモード」

最初控えめで中盤にガツンとした吸い応えになる、おなじみのモードです。タバコは強くてナンボというひとのためのモードです。

新たな「バランスドモード」

こちらは低値安定型ともいうべきモード。ただ全面的に弱々しくなるのかと思いきや、新スティックに最適化というだけあって、新スティックの場合はバランス良く、けっこう最初から最後まで強めの味が出ます。先端を閉じている分、スティック内部に熱がキープされやすい気もします。

 

リニューアルした「メビウス」全12種を類吸い比べ

使用機種は「LIME HALO LIMITED OPTION」(税込980円)

メビウス レギュラー系(20本入・税込500円)

(写真左から)

「メビウス・アロマリッチ・レギュラー」

濃厚アロマとコクがせめぎ合う、人によってはクセが強すぎると感じてしまう「メビウス・ディープ・レギュラー」。だがバランスモードでは、ほどよくアロマ感が洗練され、喫味の強さがしっかりと出て、コクも出ていてびっくり。ちょっとクセが強いなと感じていたのは、こぼれたタバコ葉がいぶされて生まれた味だったのかも。濃厚ずっしり、ほんのり辛めの吐き出し蒸気のテクスチャーが紙巻き感を感じさせて、うまい。

「メビウス・ディープ・レギュラー」

「アロマリッチ・レギュラー」からアロマ部分をさっ引いて、重厚さが残った深みのレギュラー。じんわりと効いてくるニコチン感と、焦げ感を控えめにしたことで、より芳醇なタバコ葉の味わいが感じられる。メビウスの中でもタール値の高い製品を吸っていた紙巻きユーザーにも受け入れられそうな、王道のおいしさです。

「メビウス・スムース・レギュラー」

メビウスの中でもライトなタイプを愛煙していた人にハマりそうな、マイルドな旨味を感じる「メビウス・スムース・レギュラー」。のど越しがシルキーなところと、強すぎない喉へのキック感、ふんわりとした甘めの蒸気がまさにマイルドタバコの王道!

 

メビウス メンソール系(20本入・税込500円)

(写真左から)

「メビウス・ブラック・コールド・メンソール」

「マールボロ ブラックメンソール」を源流とする、甘さ控えめの革ジャンが似合う通称「ブラメン」タイプの「メビウス・ブラック・コールド・メンソール」。クリーンシール×バランスドモードで味わうと、ビリビリ来るこの刺激がたまらない。タバコ葉の雑味が減って、よりクリアに刺激を追い求めているようなストイックさが見事。

「メビウス・ミックス・ミント・メンソール」

ほどよく喉奥がヒリリとくる刺激的な「メビウス・ミックス・ミント・メンソール」。しかしペパーミント系の辛さだけでなく、スペアミント系の甘みも感じられるところがミント好きにはたまらないはず。近年冷感メンソールが増えすぎて不満な人のための、王道メンソール・雑味無し。

「メビウス・シャープ・コールド・メンソール」

喉奥一直線で蒸気が突き進み、鼻奥と舌に冷たさを残すおしゃれメンソールの「メビウス・シャープ・コールド・メンソール」、確かに余計な甘みもなく、ストレートな清涼感を味わいたいなら、シャープな切れ味のこれ。次第に喉が慣れてくるとタバコ葉の旨味がにじみ出てきて、さらにおいしい。雑味がなくなった分、よりシャープ度を増したようです。

「メビウス・コールド・メンソール」

メンソールの中でも冷感にこだわりたい人にぴったりな「メビウス・コールド・メンソール」。喉の手前で感じる刺激が特徴で、落ち着いた冷ややかな刺激が大人っぽいなあ。このジワジワくる清涼感というのも、なかなかに捨てがたい魅力です。

メビウス カプセルメンソール系(20本入・税込500円)

(上段左から)

「メビウス・ペアー・オプション」(旧・ベイズ・オプション)

吸っている最中よりも、最初からカプセルを潰して味わう方が適切だと言われている、変則的カプセルメンソールの「オプション」シリーズ。「メビウス・ペアー(洋梨)・オプション」は、葉巻・シガー系でもポイントに使われることの多い蠱惑的な洋梨感をうまく表現。実際の洋梨はそんなに好きでなくともタバコ味との組み合わせは熟成した甘みと共においしく感じます。

「メビウス・ベリー・オプション」(旧・パープル・オプション)

パープルはベリーのことだと予測は付いていただろうが、はっきり前面に出したのが「メビウス・ベリー・オプション」。オプション系は、イメージカラーではなく、何味かをわかりやすく表現する方向に舵を切った模様。ケミカルさを一切感じさせない、ほんとの紫系ベリーの甘みがうまい。クリーンシールになったせいか、余計な雑味が排されて、以前より圧倒的に繊細なベリーの味わいを感じることができていい。

「メビウス・アップル・オプション」(旧・レッド・オプション)

タバコとリンゴは合うのか? と思う人は多いかもしれないが、同じくJT「プルーム・テック・ウィズ2」でとてもおいしく仕上げていたので期待は大きい。「メビウス・アップル・オプション」はうまいこと熟したリンゴの甘酸っぱさを前面に出した力作。あえて果皮に近い部分のほの甘さを主体にしていることで、とてもおいしく仕上がっている。タバコの雑味との相性は悪いので、クリーンシール化は願ってもない。

(下段左から)

「メビウス・マスカット・オプション」(旧・マスカットグリーン・オプション)

もともとそこまでグリーン感は感じていなかった「メビウス・マスカット・オプション」。「マスカット」の名称のとおり、みずみずしく弾けるフルーティーさが特徴で、ベイプリキッドはもちろん、清涼飲料水やケーキ類に至るまで、とかくケミカルな味わいに傾きがちなマスカットフレーバーの中で、しっかりフルーツとしてのマスカット風味を再現しているのはお見事です。

「メビウス・シトラス・オプション」(旧・イエロー・オプション)

いわゆる「シトラス・メンソール」タイプは、とかくケミカルさを感じさせやすい製品が多いけれど、「メビウス・シトラス・オプション」はクリーンシール搭載で、すっきりさがより際立ってきました。渦巻く清涼感の中で、緑や黄色の果皮を持つ柑橘類の酸味とわずかな甘みを見事に再現。後半にメンソール感が落ち着いてくると、タバコ感が増し、より大人の味わいに。バランスドモードでは雑味の無さで、より柑橘系のフルーティーさがはっきりと。

リニューアルした「キャメル」全6種を類吸い比べ

キャメル レギュラー系(20本入・税込500円)

「キャメル・リッチ」

「キャメル」ブランド唯一のレギュラー(近々追加予定)。「メビウス・リッチ」より少々マイルドだけれど、香ばしさの強いレギュラータイプで、吐き出す蒸気はまだどこかにラクダ感を感じます(砂漠感というか…、オリエンタル葉特有のクセですね)。

 

ラクダロスを振り切って吸ってみると、都会的なシャープなレギュラー味に変化していることがわかります。新「バランスドモード」で吸うと、りりしくてニコチンの辛さによるエッジも感じる高品質な味わいになっていてびっくり。吐き出すと紙巻きっぽいケムリ感もしっかり感じられて、往年の紙巻きタバコの「キャメル・マイルド」のような趣が実にうまい! リピートするかも。

キャメル メンソール系(20本入・税込500円)

(写真左から)

「キャメル・メンソール・コールド」

喉奥への刺激が容赦ない、強烈系の「キャメル・メンソール・コールド」。喉のコンディションが悪いと、ちょっとビリビリが痛く感じるくらい。冷感も感じるけれど、とにかく辛口ペパーミント系メンソールの刺激に圧倒される。タバコ感より、メンソール感を優先で味わいたい人におすすめです。「バランスド・モード」ではそこに厚みのある清涼感が加わって、とにかくスースー。

「キャメル・メンソール・フレッシュ」

こちらはもっとやさしくスースーさせてくれるマイルドさが印象的な「キャメル・メンソール・フレッシュ」。取り立てて特徴はないけれど、ちょうどいい感じがとてもいい。「バランスドモード」ならではの安定した吸い心地で、ゆったりと味わいたくなる一品。

キャメル フレーバーメンソール系/カプセルメンソール系(20本入・税込500円)

(写真左から)

「キャメル・メンソール・ベリー」(旧・メンソール・パープル)

オプションのカプセルを潰す工程が面倒と感じる人にとっては「キャメル・メンソール・ベリー」は助かりそうなものだが、バブルガム的で多少ケミカルに感じるベリー感は吸う人を選ぶはず。甘みもしっかり感じるのだけれど、どうしても砂糖的な甘さに感じてしまう。

「キャメル・メンソール・マスカット」(旧・マスカットグリーン)

「キャメル・メンソール・マスカット」は白ブドウ感でそれなりにおいしく感じるが、どこかチープな印象を拭えないところが惜しいかも。清涼感も強めで、リフレッシュに最適だが、少々飽きやすいクセの強さだと思います。

 

ちなみに今回のリニューアルで、「キャメル・メンソール・レッド」「キャメル・メンソール・イエロー」は退場になりました。

「キャメル・ベリー・オプション」(旧・パープル・オプション)

「キャメル」シリーズでは唯一のオプションタイプ。改めて感じたのですが、カプセルを炸裂させてすぐ吸うオプションタイプの方が、ケミカルさのないフレーバーが出やすいのでしょうか。自然なブルーベリー系のフルーティーさに、「バランスドモード」ならではの雑味減らしが功を奏して、とてもおいしい製品にレベルアップしました。

 

まとめ~全体的にいぶした感、ヤニ・ヤール感をクリーンアップしたバランスドモードが素晴らしい

ちょっとBluetooth接続は面倒くさいかも知れませんが、それだけの価値はあるバランスドモード。加熱式タバコ特有のクセからだいぶ解き放たれたことで、本来の「プルームX アドバンスド」の実力がレベルアップした気がしました。ただ既存のデバイスを使う場合は、しっかりクリーンアップすること。タバコ葉のカスをブラシや消毒用エタノールをつけた綿棒などで気合いで清掃することで、味わいはガラリと変わります。

 

もちろん新スティックに移行後はほぼメンテナンスフリーになるので、その一回のメンテナンスを乗り越えればおいしいタバコライフが待っていますよ!

製品サンプル提供●JT

Ploom X CLUB公式サイト

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