聞こえの問題には補聴器、集音器を使用するのが一般的。今回紹介するのは、鼓膜を通さず音を伝える骨伝導技術を採用した両耳用集音器『Vibone nezu 3(バイボーン ネズ スリー)』だ。
クラウドファンディングで2,600万円以上の支援が集まっている話題の新製品・最新版!
ソリッドソニック株式会社の『骨伝導集音器「Vibone nezu 3(バイボーン ネズ スリー)』(約150×210×18mm/80g・税込83,200円・2024年9月発売予定)は、振動で音を伝える骨伝導技術を採用した、ネックバンド型の両耳用集音器だ。カラーはブラックとホワイトの2色。
日本補聴器工業会の調べでは、日本の聴覚障害者は1,430万人と日本の人口の9人に1人の割合。障害が中等症以下の場合は公的助成が薄く、片耳だけで15万円程度かかる補聴器は使用率が低い。
そこで開発されたのが、安価で高性能な骨伝導集音器『Vibone nezu 3』だ。周辺の不要な音を取り除く機能や、音質を聞き取りやすいように調整できる機能を搭載。全国で順次開催している試聴体験会では、振動で伝わる音を体験でき、全ろうの人が初めて音を聴いたという感動のエピソードも生まれているという。
開発は難航したものの、神戸市のバックアップを受け、約15年の歳月をかけて製品化。現在進行中のクラウドファンディング「Kibidango」では既に2,600万円以上の支援が集まっている。
開発者である同社の代表は、「おかげさまで現在の3号機では会話だけではなく普通に音楽や映画などを楽しんでいただけるまでに進化しました。【聞こえに関するハンディキャップが存在しない社会を実現する】」の理念で、より多くの方の聞こえに貢献したい」とコメントしている。
クラウドファンディング「Kibidango」にて、2024年5月8日まで開催している。