「抹茶ラテ」のパイオニア『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』が、発売以来初となるフルリニューアルしたというので、抹茶好きの筆者が新旧飲み比べをしてその違いをレビューする!
宇治の老舗茶舗「上林春松本店」とスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が監修
コカ・コーラシステム『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』(440mlPET・希望小売価格 税込179円・2024年4月15日リニューアル発売)は、宇治の老舗茶舗「上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)」とスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が監修した、本格的なカフェの味わいが楽しめるように作られたペットボトル入り飲料。
厳選した国産茶葉を100%使用した新製品。
発売当時はペットボトル入り飲料としての抹茶ラテは珍しく、SNSでも話題となり、2021年3月に発売されるとあまりの売れ行きにわずか1週間で出荷停止した。その後、同年7月に再販され、2022年には「綾鷹カフェ」シリーズとして「綾鷹カフェ ほうじ茶ラテ」も登場し、「綾鷹」ブランドの新機軸として確立した。
そして今年3月に3周年を迎えたのを機に、さらなるニーズに応えるべく初のフルリニューアルを実施。「上林春松本店」と「猿田彦珈琲」の監修のもと、改めて試行錯誤を繰り返し、最初の口当たりやのどごしまで「豊かな抹茶感」をさらに心地よく感じられるように進化したという。
筆者は、リニューアル前の『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』を飲んだことがあるが、確かにもうひと押し抹茶感が欲しいと感じていた。そこでその変化を飲み比べてみたいと思っていたら、レビュー用に入手することできたので、抹茶好きが抹茶感を中心にレビューしたい。
抹茶好きの目に留まりやすくなったパッケージ
【左:新『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』、右:旧『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』】
パッケージは、旧『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』はミルクをメインとした色合いだったが、濃い抹茶とミルクがブレンドされた「さらに豊かな抹茶感」を演出したデザインにリニューアル。抹茶感も増し、ひと目で抹茶好きにも留まりやすいデザインとなった。
キャップもしっかりリニューアルされている。
甘い味わいはそのままに、はっきりと感じやすくなった抹茶感
それでは新旧飲み比べをしよう。見た目の違いはほぼなし。香りもほとんど変わらない。
まずは旧『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』を飲んでみると、ミルクを主体とした甘さの中に、抹茶の風味がほんのり漂うやさしい味わい。甘めではあるが、後味にしつこく残るような感じはない。やはり抹茶感はやや控えめな印象。
続いて新『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』を飲んでみると、同じくミルクを主体とした甘さの中に抹茶の風味が広がる。だが、その風味が確かに違う。濃厚とは言わないが、口に入れた瞬間に抹茶の風味が分かりやすく感じ取れた。さらに、後半になるにつれて抹茶のふくよかな香りがスーッと鼻に抜けていく。
これはおそらく、リニューアルされた『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』は、従来よりもより細かな粒度の抹茶が使用されていることが理由ではないだろうか。細かくなったことで風味を増し、鼻へと抜けやすくなったのだろう。そのおかげか、後味にもほんの少し苦味も感じられるようになった。
また、成分を見てみると、牛乳の割合が減っていることが分かる。抹茶の量の増減は不明だが、牛乳の味わいを抑えて抹茶を前に出したことで「豊かな抹茶感」を感じられるようになったようだ。
抹茶感が増して豊かになった『綾鷹カフェ 抹茶ラテ』。甘さはほとんど変わらないので、抹茶ラテにスイーツ感を求める人の舌に合いそうだ。
入手は全国のスーパーマーケットやコンビニなどで可能だ。
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