【キャンドゥ】空港の荷物重量チェックはこれで解決!スーツケースの重さを測る『ラゲッジ スケール』は100均で十分だった

レビュー

最近、飛行機の持ち込み荷物や預け入れ荷物の重量制限が非常に厳しく感じます。平等性という意味では悪いことではないのですが、油断して重量オーバーすると結構バツの悪い思いをすることに、これを防ぐのにCan★Do(キャンドゥ)で500円で購入できる『Luggage scale』を導入してみました。

齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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できるビジネスマン的なアイテム・ラゲッジスケールもプチプラで

旅行時の荷物の重量オーバーを自分でチェックするアイテム

その名もストレートな「Luggage scale(ラゲッジ スケール)」。近所の大きめのCan★Doで税込550円でした。こんなものまで購入できるなんて、本当に便利な時代です。

 

ラゲッジスケールはご存じでしょうか? その名のとおり荷物の重さを量る秤(はかり)です。一般的な秤は体重計のように、重さを量りたいもの、秤の上に乗せて量るのが一般的だと思います。

 

これに対してラゲッジスケールは、荷物、バッグやキャリーケースなどを吊り下げて量るタイプの秤です。また、携帯して旅先などでも使用できるように小型で軽量なものが多いのもその特徴といえるでしょう。多くの場合、国内外への出張が多い方や、海外に駐在するビジネスマンなどが空港での荷物の重量チェックの際に、重量オーバーでチェックインなどの列に渋滞を引き起こしてバツの悪い思いをしないように、あらかじめ自分の荷物の重さをチェックするのに使用している印象でした。

 

実際、筆者も海外駐在中にはじめてのラゲッジスケールを購入したのです。さほどメジャーなアイテムという印象でもありませんでしたし、価格もそこそこ高価でした。しかし、そんなできるビジネスマンの出張アイテム的なラゲッジスケールが最近Can★Doで500円で購入できるというのです。ちなみに名称はそのままド直球の「Luggage scale」だといいます。

気になって実際に購入して、使ってみました。

 

税込550円でラゲッジスケール(荷物はかり)が購入できるのは◎

荷物を吊り下げて計量するときのハンドルとなっている液晶表示付きの本体と荷物を固定するためのベルト部分と金具から成り立つ「Luggage scale」。

 

電池CR2032が別売りなのはちょっと残念

インターネットをみていてCan★Doでラゲッジスケールが500円で売っていることを知り、さっそく近所のCan★Doに「Luggage scale」を買いにいったのですが、小規模な我が家にいちばん近いCan★Doにはありませんでした。

そのため、ちょっと大きめの店舗に出向いて、普段よくみる電化小物のコーナーを探したのですが、発見できず諦めかけたのですが、店員さんに聞いてみたところ、筆者の予想とは異なる旅行用品コーナーに「Luggage scale」はあったのです。店舗によって違いはあると思いますが、みつからないときは店員さんに聞いてみるのもありでしょう。

さて、筆者のなかではちょっと前まで、できるビジネスマンの出張アイテムという印象すらあったラゲッジスケールが本当に500円で売っていました。税別なので正確には550円ですが……。

 

別売のボタン電池CR2032を買い忘れないように注意してください。旅行前にせっかく購入したのに使えなかったという事態も発生します。

 

なお、注意してほしい点はCan★Doの「Luggage scale」を使用するにはボタン型電池CR2032が1つ必要なことです。パッケージに大きく電池が別売りであることは記載されているので、購入を忘れる方はいないと思いますが、筆者は見落として、後日ボタン型電池を買いに別途100円ショップに行ったのです。くれぐれもご注意を。

 

けち臭い話ですが、筆者のなかではCan★Doの「Luggage scale」は本体500円、ボタン型電池が1個50〜100円なので550円+消費税の650円という印象になっています。とはいえ、非常にリーズナブルな価格でラゲッジスケールが入手できるようになったのは歓迎すべきことでしょう。

 

購入して実際に「Luggage scale」を使ってみた

機内持ち込みの荷物を測ってみたところ。本体のプラスチックがややチープな印象ですが、使い勝手には大きな問題は感じません。

 

ややチープさはあるものの、実用にはまったく問題なし

じつは筆者は、もういつ買ったかすら覚えてないくらい昔に買ったラゲッジスケールを持っています。プチプラなどで購入したわけではないので、1,000円以上はしたと思うのですが、Can★Doの「Luggage scale」よりは高価だったのでしょう。

 

Can★Doの「Luggage scale」は、この筆者が先に持っていたラゲッジスケールと比べても、あまり遜色はありません。重量が表示される液晶が付いた本体部分がハンドルになっており、そこから出たベルト部分に計量したいバッグやキャリーケースなどを取り付け、金属製の金具で引っかけて重さを量る構造もほぼ同じです。

 

ベルトと金具部分、この部分にバッグやキャリーバッグのハンドル部分などをひっかけて吊り下げて重量を測定します。

 

強いていうなら、本体のプラスチック素材がやや安っぽい点と、筆者が持っていたラゲッジスケールは本体部分に金属パーツがあしらわれるなどの多少のデザイン性があるのに対してCan★Doの「Luggage scale」には装飾性は皆無で実用一点張りといった印象です。コストを極限まで削った結果なのでしょう。

 

また、すでに持っていたラゲッジスケールのスペック詳細は不明ですが、Can★Doの「Luggage scale」は2種類の計量単位、gとkgに対応しており、風袋引き機能ありで最大計量値は50kg、最小軽量値は50g、計量誤差は±3%と実用には十分以上。しかも約1分のオートパワーオフも搭載しています。

 

ただし、購入してきてしばらく2つのラゲッジスケールであれこれ量ってみたのですが、わずかに計量結果が異なるのが気になりました。

 

実際に空港で試してみた

2つのラゲッジスケールと航空会社の秤で何度も同じ荷物を計測している様子はちょっと怪しかったと思いますが、おもしろい結果を得ることができました。

 

より正確だったのはCan★Doの「Luggage scale」

Can★Doの「Luggage scale」を入手したあと、筆者は家族旅行にLCCで出掛ける予定があったので、このときにCan★Doの「Luggage scale」と以前から持っていたラゲッジスケールの両方を持って行きました。理由は2つのラゲッジスケールの計量結果がわずかに異なるからです。

 

早めに空港に着いた筆者は、同じ荷物を2つのラゲッジスケールで量っては、それをさらに航空会社の荷物計量用の秤で量って、その差を確認するという作業を数回にわたって行いました。その結果は、以前から持っているラゲッジスケールがほかの2つに比べてわずかに重めの数値になる傾向です。

 

すべての秤で同じ数値を示すことはほぼないのですが、以前から持っているラゲッジスケールだけがなかでも少し重めの数値を示します。古くなっているからなのか? 実際に航空会社の秤で量ったときに、ラゲッジスケールで量ったときより、重くならないための対策なのかもわかりませんが、ほかの2つの秤に対してやや重めの数値が表示されます。

 

キャリーケースの重さを測定しているところ。最大50kgまで測定できますが、実際には重くても20kgから30kg程度まで測れば十分でしょう。

 

逆に航空会社の秤とCan★Doの「Luggage scale」はほぼ同じ計量値。この2つが正確と考えるのが素直な解釈なのでしょう。しかし、筆者は航空会社の秤はやや軽めに出るのではとも思ってしまいます。

 

とはいえ、本体価格500円のCan★Doの「Luggage scale」は実践で十分に使用できる実力をもっていることがわかりました。素晴らしい。

 

スムーズで快適な飛行機の旅に必須の「Luggage scale」

持っていないならCan★Doでゲットしておきたい

飛行機で旅行に出かけるなら1つは持っておきたいラゲッジスケール。税込550円で入手できるCan★Doの「Luggage scale」はかなりおすすめです。

 

飛行機に乗るために、空港に行き、チェックインカウンターなどに並んでいると、混み合うカウンターの前の地べたでキャリーケースを開けて、荷物を入れ替えている人を見たことはないでしょうか。筆者は見たことがあるどころか、何度も地べたで荷物を入れ替える当事者になったことがあります。

 

多くの場合が持ち込み荷物の重量オーバーで重量制限に余裕のある預け入れ荷物に、荷物を入れ替える作業などをしているのですが、かなり恥ずかしいし、バツも悪い。しかも、持ち込み荷物も、預け入れ荷物も両方とも重量オーバーだとなにかを諦めるか、追加料金を支払うかの決断を迫られることになります。

 

ちなみに筆者は、荷物の重量オーバーで追加料金を払った経験があるだけでなく、海外旅行の期間中国内の空港のコインロッカーに重量オーバー分の荷物をすべて詰め込んで、帰国後に1万円近いコインロッカーの使用料を払って荷物を回収したこともあります。

 

これらにはずかしさやバツの悪さ、追加料金などのリスクに比べるとCan★Doの「Luggage scale」本体価格500円は非常にリーズナブルです。飛行機を使った旅行に行くなら、ぜひラゲッジスケールはゲットしておきたいアイテムといえます。もし飛行機を利用した旅行の予定があるのに、まだラゲッジスケールを持っていないという方はCan★Doの「Luggage scale」を入手しておくことを強くおすすめします。

 

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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