高まる「一服したい!」気持ち! そういうときに限って、喫煙室が見当たらない、新幹線も飛行機も電車も禁煙。ぴりつく会議中だって吸えるはずがない…。そうした場所でも落ち着けるのが、オーラルたばこ『VELO(ベロ)』です。今回はヘビースモーカーの筆者が、現行(2024年10月時点)全11種類を使い比べてみました。
- 【合法】口にポイッ! 新幹線車内、飛行機、オフィスでも、どこでも使える「オーラルたばこ(かぎたばこ/無煙タバコ/スヌース)」とは?
- オーラルたばこ『VELO(ベロ)』の使い方
- オーラルたばこ『VELO(ベロ)』の選び方〜まずは「ミディアム」で刺激に慣れるべし
- ほの甘い王道スペアミント系『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ナノ』ミディアム/インテンス/エックスインテンス
- 甘酸っぱいベリー系『ベロ・ブラッシー・ベリー・ナノ』ミディアム/インテンス/エックスインテンス
- 辛口スースー系『ベロ・マイティー・ペパーミント・ナノ』インテンス/エックスインテンス
- フレーバー系『ベロ・ブリージー・マンゴー・ミディアム/ロイヤルミルクティー・ミディアム/チーキー・ラテ・インテンス・ナノ』
- いざというときのための常備。喫煙ときどき『ベロ』でフレキシブルな一服を
【合法】口にポイッ! 新幹線車内、飛行機、オフィスでも、どこでも使える「オーラルたばこ(かぎたばこ/無煙タバコ/スヌース)」とは?
近年、タバコを吸ってはいけない場所は増える一方。一服したくてもできない。短時間ならともかく、長時間だとちょっとスモーカー的にアセりますね。さすがに新幹線や飛行機を途中下車して一服するわけにもいかないし。
そんなときにポケットやカバンに忍ばせておくと助かるのが、「オーラルたばこ(かぎたばこ/無煙タバコ/スヌース)」です。れっきとしたタバコの一種ですのでもちろんニコチン入り。使えば吸いたい気持ちがスーッと遠のきます。
禁煙場所だとしても、禁じられているのは煙(蒸気を含む)の使用。禁煙場所の増加は、改正健康増進法がもとになっていますが、こうした「オーラルたばこ(かぎたばこ)」は周囲に煙も蒸気も振りまかないので規制対象外で、もちろん使用は合法です。
かぎたばこは米国や、スウェーデン、ノルウェーなどの北欧などではポピュラーなタバコ製品のひとつとして親しまれています。
現在日本国内で入手可能な製品は、今回紹介する、加熱式たばこ「グロー(glo) 」や紙巻きタバコ「ラッキー・ストライク」「ケント」で知られるたばこメーカー、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)ジャパンによるオーラルたばこ『VELO(ベロ)』(15パウチ入り・税込300〜320円・発売中)。他にはJTによる「ゼロスタイル・スヌース」や、輸入タバコ取扱店に海外製品があることも。
ちなみに『VELO(ベロ)』は2024年4月からJR東日本のエキナカ店舗「NewDays」「NewDays KIOSK」約530店舗でも取り扱われており、いざ乗車の前の駆け込み需要にも対応しています。
オーラルたばこ『VELO(ベロ)』の使い方
使い方自体は簡単。パウチと呼ばれる小袋をひとつ取り出して、歯ぐきと頬の間に挟み込むだけ。
クチビルのウラでも合っているけど、かぎたばこは歯ぐきからニコチンを吸収するタイプの製品。上下左右、好きなところに挟めばOKだけど、最初は右か左の上の歯と歯ぐきの間にセットするのがやりやすいかも。
別に直接歯ぐきと頬の間に差し込む必要はなく、口に入れた後に舌で押し込んでもOKです。最初の15秒くらいはほのかなミントフレーバーなどがするだけで何も起こらないけれど、心配は不要。そのまま放置(最高30分)しておくと、だんだん歯ぐきがジンジンとしてきます。
このジンジン(ズンズン)が、ニコチンが歯ぐきを通して浸透している証です。ただ紙巻きタバコや加熱式タバコなどとは全く違うタバコ体験。でも不思議なことにあれだけ「一服したい!」と思っていた気持ちがスーッと落ち着いていくのです。
煙も蒸気もなく、周囲に気づかれることもないタバコ体験。もちろん最初は違和感ありありかもしれませんが、長距離移動などでしばらく喫煙できないときはとても助かります。
オーラルたばこ『VELO(ベロ)』の選び方〜まずは「ミディアム」で刺激に慣れるべし
紙巻きタバコや加熱式タバコで「オレってガツンと来るキツいタバコが好きなんだ」という人も、ちょっと待って。吸い込むことには慣れていても、歯ぐき経由のニコチンは未体験なはず。最初は、パッケージに記載されている「●1個(●○○○)」にしておくのが無難です(※●の数が増えるほどニコチンの刺激が強くなります)。
そうしないと、思ったよりも強烈な歯ぐきへの刺激にびっくりしてしまいます。●1個のミディアムでも、最初はジンジン感に焦るかもしれません。ただ、3〜5パウチ使ううちに慣れてきます。その上で、●●○○や●●●○にチャレンジしていくのが安全です(現在、●●●●はまだありません)。
全11種類使い比べ実感レビュー『VELO(ベロ)』
ほの甘い王道スペアミント系『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ナノ』ミディアム/インテンス/エックスインテンス
【初心者用】『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
ミント/メンソールの中でも、甘みのあるスペアミントのフレーバーがベースで、初心者もとっつきやすい『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ミディアム・ナノ』。口の中に清涼感が持続するので、ライトなメンソールタバコ的なニュアンスと、やさしいミントタブレットが合体したような感覚です。まずはここから!
【中級者用】『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
スースー感が一気に増して、同時にピリピリ感もやってくる、中級者向け『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ミディアム・ナノ』。歯ぐきへのジンジン感もはっきりクッキリ。確実に一服欲を満たしてくれる強度だと思います。
【上級者用】『ベロ・スピッフィー・スペアミント・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込320円)
最初にここからチャレンジすると、ピリピリ感に強烈なスースー感、辛味が一体となって衝撃を受けるので避けましょう。目は覚めますが。でも炭酸からラーメン、タバコまで、強烈刺激大好きという人なら、順を追ってチャレンジすると良いでしょう。
甘酸っぱいベリー系『ベロ・ブラッシー・ベリー・ナノ』ミディアム/インテンス/エックスインテンス
【初心者用】『ベロ・ブラッシー・ベリー・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
普段からフレーバーメンソールなどを吸っている人なら、上品でほんのり甘酸っぱいこちら。ふんわりとした若々しいストロベリーの良いところが表現されています。
【中級者用】『ベロ・ブラッシー・ベリー・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
熟したストロベリーの甘酸っぱさとともにしっかりと刺激を感じたいなら、こちら。慣れればほどよい刺激で、しっかりと一服欲を落ち着かせてくれます。周囲にも一切気づかれない上、自分もタバコという感覚の少ない状態でニコ補給ができます。
【上級者用】『ベロ・ブラッシー・ベリー・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込320円)
ほの甘いストロベリー感にピリピリ辛口感が加わって、スパイシーな赤ワイン状態に変化。ただ刺激は強めなので注意が必要です。
辛口スースー系『ベロ・マイティー・ペパーミント・ナノ』インテンス/エックスインテンス
【中級者用】『ベロ・マイティー・ペパーミント・インテンス・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
同じミント/メンソールでも、辛さが際立つのがペパーミント。これは中級者用はじまりなので、油断は禁物。歯ぐきの状態が良くないと、ちょっとばかり刺激が強いかもしれません。でも喉奥までガツンと来るハイパーメンソール好きなら、おいしく感じるかも。
【上級者用】『ベロ・マイティー・ペパーミント・エックスインテンス・ナノ』(15パウチ入・税込320円)
まさに強烈。歯ぐきがベストコンディションでないと、痛いくらいの高刺激。ピリピリというよりビリビリ。とりあえずミントタブレットで黒い方を選ぶ人ならいいのかもしれないが、筆者はそんなに歯ぐきが丈夫でないので避けたいところ。
フレーバー系『ベロ・ブリージー・マンゴー・ミディアム/ロイヤルミルクティー・ミディアム/チーキー・ラテ・インテンス・ナノ』
【初心者用】『ベロ・ブリージー・マンゴー・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
燃やしたり、加熱したりすることで生まれるタール感がない分、フレーバーが立ちやすいオーラルたばこ。『ベロ・ブリージー・マンゴー・ミディアム・ナノ』は、トロピカルなマンゴー的甘みにパッションフルーツの酸味、オレンジのエッセンスも加わって、ピリッとスパイシーというバランスがおいしい。
【初心者用】『ベロ・ロイヤルミルクティー・ミディアム・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
フレーバー系のタバコといえばメンソール系が主流。ところがオーラルたばこなら、こうした濃厚ロイヤルミルクティーという製品もごく自然に楽しめます。ピリピリしたニコチンの刺激と合わさると、チャイのような雰囲気で、初めての人にも使いやすいはず。
【中級者用】『ベロ・チーキー・ラテ・インテンス・ナノ』(15パウチ入・税込300円)
口に放り込んだ途端にカフェラテのアロマがやってきた! バニラとヘーゼルナッツも加わって、なるほどこれはカフェっぽい。いわゆるスターバックス系のエスプレッソ・アロマとほどよいピリピリが、カフェラテよりもカプチーノに近いおいしさを生み出します。
いざというときのための常備。喫煙ときどき『ベロ』でフレキシブルな一服を
「禁煙」と、でかでか書いてある場所でも楽しめる『ベロ』。筆者の使用感では、煙や蒸気を出せる場所では紙巻きタバコ/加熱式タバコなどを楽しみ、隙間の吸えない長い時間があるときにサッと『ベロ』を口に含むのがスマートだと思いました。これでもう、襲いかかる「一服したい感」に翻弄されることはないのです。
一服は煙や蒸気を出すだけではない。最初の1パウチは違和感ゴリゴリでも、3〜5パウチ使用するうちに、「これはこれでアリかも」と思うかもしれないので、つね日頃、一服場所で困っている人は一度試してみるといいかもしれません。