旅行の際のパッキング、みなさんはどうされていますか? 筆者のここ数年の定番はダイソーの「圧縮バッグ」です。もはや定番ともいえるファスナー式の圧縮バッグなのですが、ラインアップされている3サイズすべてを所有しているほどのお気に入り。なぜ、そこまで気に入っているのかを紹介します。
壊れてもあきらめのつく価格300円〜と入手の容易さがポイント
グレーとブラックの2カラー3サイズを全国のダイソーで簡単に購入できる
ここ数年、筆者の旅行の際の定番アイテムの1つがダイソーの「圧縮バッグ」です。衣類などを入れた後ファスナーでバッグ自体を圧縮してコンパクトにまとめるアイテムで、そのしくみ自体はすでに定番ともいえるでしょう。
ダイソーの「圧縮バッグ」は20×30×7cm、25×35×10.5cm、35×40×15.5cmの3サイズがラインアップされており、カラーはそれぞれグレーとブラックの2色があります。価格はそれぞれ税抜300円、400円、500円です。
筆者がダイソーの「圧縮バッグ」を愛用している最大の理由は価格。単純に安いということもありますが、安い割りにはしっかりしているのです。そして、筆者の経験からいえば、旅行パッキング関連の荷物を押し込む系のアイテムは、壊れるときは安くても、高くても壊れます。
なぜなら、状況にもよりますが、キャリーケースが閉まるか、閉まらないかの瀬戸際になると、それ絶対壊れるレベルの力で押したり、上に乗ったりしますよね。圧縮バッグも同じように無理矢理ファスナーを閉じようとするので、結構壊れるわけです。
冷静に考えると当たり前ですが、荷物を押し込んでいるときに本人(筆者)はその当たり前を忘れています。そして、数々のアイテムを破壊しているわけです。結果、壊れてもあきらめのつく価格、そして再度の入手が簡単なダイソーの「圧縮バッグ」が筆者のなかで定番アイテムとなったのです。
2つの収納コンパートメントで未使用と使用済みをわけたりしない!
ゆるく適当入れて、ゆるく適当に圧縮できるのがお気に入りのポイント
ダイソーの「圧縮バッグ」の特徴として、公式サイトでの説明でも、レビューなどでも、2つの収納コンパートメントがあり、キレイな衣類と使用済の衣類をしっかり仕分けることができると書いてあるのですが、筆者は密かにこれが不思議。
確かに中間サイズの25×35×10.5cmを例にとるなら、ダイソーの「圧縮バッグ」は25×35×5.25cmのファスナー付きのバッグが2つ、背中合わせにくっついており、これを中央のダブルファスナーで圧縮する構造です。
そのため、片方にキレイな衣類を入れて、片方に使用済みの衣類を入れると確かにしっかり仕分けることができます。しかし、そうなると旅行に出るときの「圧縮バッグ」は半分が空っぽということになるのではないでしょうか。そんなに荷物に余裕があるなら「圧縮バッグ」はいらないのでは? と思うのは筆者だけでしょうか。
そのため、筆者は「圧縮バッグ」の2つのコンパートメントの両方にかなり適当に衣服を入れています。そして、チャックを閉めるだけのかなり適当な圧縮で、荷物をコンパクトにして詰め込んでいます。では汚れた衣類はどうするの? については「旅の水漏れ、臭い漏れを防止してくれるダイソーの「【ダイソー】もはや旅行の必需品!水漏れ臭いをブロックする「レジャー用防水バッグ」を徹底レビュー」-特選街web(https://tokusengai.com/_ct/17685262)で紹介しているので、そちらもご覧いただけると幸いです。
筆者がきちんと整理整頓するタイプなら、もっときっちり圧縮できるビニールのしっかり空気を抜くタイプの圧縮袋などを使うのでしょうが、実際に導入して挫折しています。個人的にはファスナーを閉めるだけくらいの適当な圧縮がちょうどいいのです。気を付けたいのは、旅行に出る時点で荷物がぎっしりだとお土産などが増えると、帰りは荷物が入らないので注意してください。
ダイソーの「圧縮バッグ」を3サイズすべて持っている理由
持っていくバッグのサイズや入れるものに合わせて使い分けているから
ダイソーの「圧縮バッグ」は20×30×7cm、25×35×10.5cm、35×40×15.5cmの3サイズラインアップされているのですが、筆者は、このすべてを所有しています。なぜ3つとも持っているかといえば、持って行くバッグに合わせて「圧縮バッグ」の組み合わせなどを変えているからです。
例えば、60Lクラス、外寸で45×30×65cm程度の大きめのキャリーケースを持って行くときには、上の写真のようにもっとも大きな35×40×15.5cmと中間サイズの25×35×10.5cmの組み合わせでキャリーケースに入れると、かなりいい感じでフィットします。
さらに機内持ち込みサイズのキャリーケース、外寸35×25×55cm程度40Lクラスを持って行くときは、20×30×7cm、25×35×10.5cm、35×40×15.5cmのすべてが写真のようにびっくりするくらいシンデレラフィットします。さすがに機内持ち込み用のキャリーケースの中身がすべて圧縮可能な衣類ということはないので、3つのうちのどれかを衣類の量に合わせて選択します。
また、1人での旅行や出張の際は中間サイズの25×35×10.5cmを使うことが多いです。最近筆者がもっとも気に入っているバックパック、エレコムの「MNL CITY PACK」のメイン気室に放り込んでも、かなりしっくりきます。そして中間サイズの25×35×10.5cmは1人旅の衣類を入れるにはちょうどいい容量なのも大きな理由で、詳細は後述します。
というわけで、ダイソーの「圧縮バッグ」は3サイズすべて持っておくと、そのとき持って行くバッグに合わせて、組み合わせても使えるのでとても便利なわけです。買いやすい価格なので徐々にそろえていくとよいでしょう。ちなみに筆者は最初に買うなら中間サイズの25×35×10.5cmをおすすめします。
実際にダイソーの「圧縮バッグ」でどれくらい圧縮されるのか?
実際に試してみると約18cm厚が約12cmに3割強の圧縮効果が期待できるよう
みなさんは出張や1人旅の際に、どのくらいの着替え、衣類を持って行きますか? 筆者はだいたい3日分の着替えがあれば、旅行の期間に関係なくオッケーかと思っています。自宅を出るときに着ていく分があるので、実質は4日分。
これだけあれば、あとは現地のホテルなどで洗濯をしながらでなんとかなるでしょう。さすがに3日以上洗った服が乾かないということは珍しいと思うのです。そして、実際のところ、筆者はダイソーの「圧縮バッグ」の中間サイズの25×35×10.5cmに下記の衣類を詰め込んでいます。
・ジーンズ×1
・Tシャツ×3
・下着×3
・靴下×3
・寝る時用の薄手の短パン×1
・薄手のフェイスタオル×1
・トレーナー素材の上着×1
上記にプラスして、自宅を出るときに着ていったものがあれば、だいたいしばらくはなんとかなると思うのです。
これを「ジーンズ×1」「Tシャツ×3」「薄手のフェイスタオル×1」と「下着×3」
「靴下×3」「寝る時用の薄手の短パン×1」「トレーナー素材の上着×1」の2つにわけて「圧縮バッグ」の中間サイズに詰め込むと、圧縮前は厚さが約18cmありました。
中央部分に配置されたダブルファスナーを使って圧縮すると、ファスナーを閉めるのにかなり苦労はしましたが、厚みは約12cmまで減少。3割ちょっと圧縮された結果です。
このパターンでは、キツキツで圧縮していますが、かなりの効果が得られることがわかります。当然、中に入れた衣類の種類によっては、より高い効果が得られることも、効果が低くなることもあるでしょう。しかし、約3割、荷物の厚みが減るのは大きいです。
リーズナブルで十分な性能、個別に買い増しできるのも便利
冬の家族旅行を考えると、さらに買い増してもいいかと思う
ダイソーの「圧縮バッグ」を筆者がおすすめする理由は、もっと早く壊れるかと思っていたのですが、いちばん古いものでは我が家で数年が経過しており、思ったよりも耐久性が高く、我が家の定番旅行アイテムになっていること。
そして、セット売りではないことです。比較的リーズナブルな旅行向けの圧縮バッグはセット売りのものも多く、ダイソーの「圧縮バッグ」のように必要なサイズだけを購入することができないものもあります。
しかし、実際には自分のバッグや旅行のスタイルに合わせて必要なサイズのものを必要な量、そして壊れたときには、壊れたサイズのものだけ購入したいわけです。そういった意味ではダイソーの「圧縮バッグ」は必要なものを必要な量、全国のダイソーで容易に入手できるのがすばらしい。極論、旅先のダイソーで買い増すことも可能です。
また、今回のテストでは「圧縮バッグ」の効果で厚みが約3割強減少しましたが、これからの冬シーズンはダウンジャケットなど空気を含んで膨らむ衣類も多いので「圧縮バッグ」はより高い効果を発揮してくれるでしょう。年末年始の旅行や帰省に向けてダイソーの「圧縮バッグ」を新規購入、買い増しなどをしてみてはどうでしょうか。かなり便利ですよ。
<公式サイト>
ダイソー https://www.daiso-sangyo.co.jp/