【100均】人気のキッチンワゴンがついに登場!Can Do(キャンドゥ)「マルチキャスターワゴン」の実力を検証してみた

100円ショップ

100円ショップはお好きですか? 筆者は今月も10,000円以上、100円ショップで使いました。そして、いま筆者が最近注目しているのがキャンドゥの「家具」。「100円ショップで家具?」と思われる方もいるでしょうが、今回はそんななかから「マルチキャスターワゴン」を紹介します。

とうとう家具まで売りはじめた「キャンドゥ」

まずは「マルチキャスターワゴン」1,870円(税込)を確保してみた

100円ショップ、キャンドゥで購入した「マルチキャスターワゴン」税込1,870円。今後どこまで高価な商品が出てくるのかにも興味は尽きません。

 

100円ショップが大好きな筆者。これまでにもダイソーやキャンドゥなどで1,000円を超すアイテムをいくつも購入してきました。そして、どこまで高価格な商品が出るのだろうと思っていたことは事実です。

 

しかし、先日キャンドゥの店頭をパトロールしていると異変に気付いたのです。家具が売っている! そう、筆者が確認できただけで「シューズラック4段」(税込770円)、「フリーラック」(税込1,320円)、「ワードローブ」(税込1,650円)、「マルチキャスターワゴン」(税込1,870円)、「マルチハンガー」(税込1,320円)といった商品が販売されているのです。

 

しかも高価格帯であるだけでなく、ものによっては長辺のサイズが150cmを超える超大型商品。本気サイズの家具。筆者は定期的にキャンドゥの公式サイトで新製品などをチェックしているのですが、家具アイテムの情報をみつけることはできませんでした。

 

この店頭で密か(?)に販売されているキャンドゥの家具のクオリティがどこまでのものなのか? 組み立ては簡単なのか? 実際のところコストパフォーマンスはどうなのか? 100円ショップ好きとしては、確認したいことが多すぎて、とりあえずもっとも高価な「マルチキャスターワゴン」(税込1,870円)を確保、購入してみたわけです。

 

「マルチキャスターワゴン」を開封してみた

名古屋にある「武田コーポレーション」が手がけているらしい

早速持ち帰って、パッケージを確認してみると、キャンドゥで購入した「マルチキャスターワゴン」は名古屋に本社がある「武田コーポレーション」の手がけるアイテムだということがわかりました。B to Bに強い輸入雑貨商社だといいます。

 

まずはパッケージを開けてみます。

 

かなりコストの低そうな薄手のビニールに包まれた「マルチキャスターワゴン」が姿を現します。ビニール袋の質感からすら、ギリギリまでコストダウンを図っていますよという強い意識が感じられます。やるな、「武田コーポレーション」といった印象です。

 

袋を開けると未塗装のガレージキットのような質感と色のパーツが入っています。バスケット部分が3つと足や柱、取っ手となるパーツ、写真では確認できませんがキャスター部分だけが黒いプラスチックと一部金属部品となっています。

 

組み立てると幅約38cm、奥行約26.5cm、高さ約77cmとそれなりの大きさの「マルチキャスターワゴン」になるのですが、かなりすべてが軽い。本体とキャスターはポリプロピレン製だということです。

 

組み立てに工具はいらないですが、ケガなどを防止するために手袋などを着用することと、組み立て自体は安定した平らな場所で行い、床にキズがつかないようにダンボールや布などを引いて作業するように注意書きがあります。

 

工具なしで10分もかからずに組み立てられる「マルチキャスターワゴン」

軽いし工具もいらないし、助かる人はたくさんいるかも

 

まずはキャスター部分を組み立てます。短いDベースポールと呼ばれているパーツにキャスターの金属部分を差し込みます。当然、同じ物を4つ作ります。組み立てマニュアルはペライチで裏は白紙です。すがすがしいほどコストがカットされている様子。

 

組み立てたキャスター部分をAバケットと呼ばれているパーツにはめ込みます。4本ともすべてはめ込む必要があります。これも手で押し込むだけです。超簡単。

 

キャスター部分を取り付けたバケットを逆さまにして、次にBポールを取り付けていきます。こちらもBポールを4本取り付けます。

 

2段目のバケットを取り付けたら、また同じようにBポールを取り付けます。本気で体重をかけたり、力を入れすぎたりすると壊れる程度の強度なので力加減には注意してください。

 

3段目のバケットを取り付けたところ。すべて手で押し込んでいくだけです。パーツもとても軽いので、力の弱い女性や高齢者でも簡単に組み立てられると思います。これは大きなメリットでしょう。

 

2つの取っ手を差し込んだら完成です。筆者の太ももくらいまでの高さ、それなりの大きさの「マルチキャスターワゴン」が筆者は写真を撮りながらなので20分程度かかりましたが、普通に組み立てれば10分程度で完成するでしょう。

 

耐荷重が全体で10kg、各棚につき3.3kgしかなく、華奢でけっこう頼りない印象ですが、工具なしで完成まで10分、誰でも取り回せる重さというメリットが大きいと感じました。

 

キャンドゥの「マルチキャスターワゴン」を実際に使ってみた

かなり頼りないが使えないレベルではない、需要はかなりあるのでは?

我が家では試しにキッチンスペースに配置してみました。調味料などを最上段に乗せて、料理の際などに活躍してもらおうと考えています。

 

キャンドゥの「マルチキャスターワゴン」税込1,870円。100円ショップの商品としては高価ですが、家具の「マルチキャスターワゴン」としてはかなりリーズナブルでしょう。作りについてはかなり華奢です。

 

全体で10kgしか耐荷重がないので、重いものを乗せることはそもそもできないのですが、耐久性や安定性にかけるのは、組み立てているときにわかるレベルです。このあたりは割り切る必要があると思います。

 

ですが、使えないレベルではありませんし、工具なしで極めて短時間に組み立てられるので、ひとり暮らしの女性や高齢者にとっては便利な家具になってくれる気がします。実際のところ、ひとり暮らしの筆者の母は組み立て式家具は組み立てられないし、組み立てた家具も移動できないので困るといいます。

 

長年愛用できる家具にはなりそうにはありませんが、ひとり暮らしを開始したばかりの若者のとりあえずや、同じように力が弱い女性や高齢者のとりあえずにはかなり活躍してくれそうです。

 

そういった意味ではキャンドゥの家具は予想以上のヒット商品になるかもしれません。ほかのアイテムなどもチェックしていきたい新しい100円ショップのカテゴリーといえるでしょう。要注目です。

 

 

 

<公式サイト>キャンドゥ(https://www.cando-web.co.jp/)

スポンサーリンク
レビュー暮らし・生活・ペット100円ショップインテリアキッチン
シェアする
齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

齋藤千歳(フォトグラファーライター)をフォローする
特選街web

PR

ドライブ中も車内でYouTubeや映画など楽しみたいあなたにおすすめ!データシステム『HDMI変換ケーブル』『テレビキット』テレビキャンセラー【PR】
車での長距離移動が増える年末年始。ドライブの楽しさを倍増するには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能がマストだ。そこでお勧めなのが、データシステム社が販売している2つのアイテム! カーナビ画面でiPhone・iPadのアプリや動画を...

PRレビュー