【体験】ホントにやせる⁉︎EMS運動器「もてケア」の使い方をマクセルに訊いてみた!

美容・ヘルスケア

急速に市場が本格化している「EMS運動器」。その盛り上がりの一翼を担うマクセル(maxell)の「もてケア」シリーズは、信頼性のある国内メーカー品でありながら、リーズナブルな価格展開で人気のプロダクトだ。製品企画の担当者に、企画・開発の経緯や製品に詰め込まれた工夫、おすすめの使い方などを訊いた。

手軽に装着できて見た目もカッコいい!EMS運動をより身近にした人気プロダクト

4極モデル・MXES-R400YG
(実売価格例:1万3800円)

マクセル株式会社
ライフソリューション事業本部 商品企画部 企画課
沢辺祐二さん

「40〜50代のご夫婦で使われるユーザーも多くいらっしゃいます」

「ながら」で筋肉を鍛えられる便利な仕様

腹や太もも、二の腕などに装着するだけでトレーニング効果が得られるEMS運動器。

EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略であり、肌に密着させた電極から筋肉に直接、電気刺激を与えることで、筋肉を収縮させる仕組みだ。

そのEMS運動器で、今、話題となっている製品がマクセルの「もてケア」シリーズ。製品企画を担当した沢辺祐二さんは、「もてケア」の製品コンセプトについて、次のように語る。

「『もてケア』がターゲットにしているのは、トレーニングをしたくても時間がない、あるいはトレーニングをしても続かないという人たちです。いつでも、どこでも、手軽に”ながらトレーニング”ができることがコンセプトになっています」

通常の筋肉の運動は脳からの指令によって行われるが、EMSの場合は機器からの電気刺激によって行われる。

現在、「もてケア」のラインアップは3モデル。4極タイプの「MXES-R400YG」と2極タイプの「同R200YG」、そして、主に女性向けにヒップやウエストまわりを集中的に鍛えられる「同H600YG」(6極タイプ)だ。いずれも電源コードがなく、充電式であることが特徴の一つとなっている。

「家事やテレビ視聴などの合間に”ながらトレーニング”をしやすくするためには、コードレスという仕様は必須です。そうすると、電源にはボタン電池か充電池を使うことになりますが、ボタン電池だと、ユーザーにとっては電池交換の手間が出てきてしまいます。

そこで、R400YGとR200YGには60ミリアンペア時、出力強度が2倍になったH600YGには200ミリアンペア時という容量のリチウムイオン電池を搭載しました。いずれも1回の充電で、約10回の使用が可能です」

公式には、1回の充電で約10回(強さレベル15〈最大〉の場合)だが、実際にはもう少し使えるのだという。

これであれば、1日2回使うとして、充電は1週間に1回程度で済む。フル充電に要する時間は約1時間(H600YGは約3時間)で、ほとんど手間は感じないだろう。

”ながらトレーニング”で重要になる要素としては、本体の装着性と操作性も挙げられる。

「もてケア」は本体の素材として、身体にフィットしやすいシリコンを採用。本体の形状やコントローラー部の配置などにも工夫を施し、ストレスのない装着感と操作感を実現している。

「装着感をよくするには、本体の軽量化とともに、肌への密着度を高めなければいけません。シリコンを極限まで薄くして、柔軟性を高めれば実現できますが、強度の必要な部分ではある程度の厚みも必要。製品化の過程では、ここで何度も試作を重ねました」

トレーニングする筋肉や目的に合わせて3タイプのモデルをラインアップ

現在、「もてケア」シリーズは3モデルで、それぞれ内蔵するプログラムが異なる。

4極モデルは腹まわりや腰、太ももなどをメインに、2極モデルは二の腕やわき腹、お尻などを部分的に、6極モデルは腹まわりからお尻、太ももにかけてを同時にトレーニングできる。

2極モデル・MXES-R200YG
(実売価格例:1万2800円)

二の腕に巻きつけたり、わき腹に貼ったりなど、気になる部分を重点的にトレーニングするのに便利な2極タイプ。4極モデルや6極モデルと併用して使うのにも便利だ。

6極モデル・MXES-H600YG
(実売価格例:1万6800円)

「ウエスト&ヒップ」というモデル名が冠された最新モデル。その名のとおり、腰まわりとヒップラインを、同時にトレーニング(6極モード)することができるほか、腹まわり(または腰まわり)だけを鍛える4極モード、ヒップだけを鍛える2極モードを選ぶこともできる。15種類のトレーニングパターン(下図)を、15段階の強さで行える。

さまざまな周波数で筋肉に刺激を与える

「もてケア」のもう一つの特徴は、効果的な筋肉トレーニングを行うため、15種類の運動パターンを組み合わせたトレーニングプログラムが用意されていることだ。

このトレーニングプログラムでは、運動パターンの順序があらかじめ設定されている。

ウオーミングアップから始まり、バーストアップやレッグレイズ、ヒップリフトといった多彩な運動をこなしていって、最後はクールダウンで締めるという流れになっている。

トレーニングは1回20分で完了するが、パターンの切り替えは自動で行われるため、ユーザーが行う操作は、電源ボタンを押したあとで強度レベルを選択するだけだ。

6極モデルに搭載されている15のトレーニングパターン。筋肉はEMSの刺激に慣れやすい性質があるため、20分間のオートトレーニングの間に、周波数を変化させながらさまざまな刺激を与え、効率的な筋収縮が起こるようにシミュレートされている。

「各パターンの動作は、周波数と刺激を与える秒数の組み合わせを、さまざまに変えることで設計しています。また、強度レベルは、ユーザーの好みに合わせて15段階から選べます。R400YGは腹部や太もも、R200YGは二の腕やわき腹、H600YGはヒップとウエストといった具合に、メインで使う身体の部位はそれぞれのモデルで違うため、トレーニングプログラムの中身もモデルごとに最適なものに設定してあります」

筋肉は、EMSの電気刺激に慣れやすいという性質を持っている。そのため、同じ周波数や強度の刺激を与え続けても、最大の筋収縮は得られない。

筋肉の収縮に最も効果的な周波数は、17.5ヘルツといわれているが、「もてケア」ではこの周波数だけを使っているわけではない。さまざまな周波数を組み合わせて、効率的にトレーニング効果を得られるように工夫している。

マクセルの個人向け製品には、低周波治療器の「もみケア」シリーズもラインアップされているが、この開発で培ったノウハウも、「もてケア」に生かされている。

6極モデルをわき腹から腰まわり、尻にかけて装着した状態。20分間にウエストからヒップラインにかけての大きめの筋肉を、いっぺんに鍛えることができる。

6極モデルに内蔵されるリチウムイオンバッテリーとコントロール回路。肌に密着するものだけに、発熱など、安全性には特に配慮している。

ジムのトレーニングとの併用で、より効果的に

今回、筆者はR400YGとH600YGを試用してみたのだが、以前に試したことがある別のEMS運動器に比べて、刺激が強めだと感じた。

特に、出力強度が従来の2倍になったというH600YGは、しっかりとした“効いている感”が得られる。

また、どちらのモデルも装着していてじゃまだとは感じないため、これなら長く続けられそうだという印象を持った。

最後に、会社での打ち合わせ中に「もてケア」を使用することもあるという沢辺さんに、おすすめの使用法を聞いてみた。

「忙しくて運動時間がなかなか取れないという人には、通勤中や職場の昼休み中のながらトレーニングがおすすめです。『もてケア』はコードレスで、かさばらないので、出張の移動時間に使ってもいいかもしれません。また、フィットネスジムなどで物理的なトレーニングを行ったあとに、自宅で『もてケア』で軽めのトレーニングをするというユーザーもいるようです」
「マクセルが大学の研究室に依頼して実施してもらった試験では、『もてケア』を3週間連続使用すると、男女や年齢にかかわりなく、ほとんどの人の筋厚が増大していることが確認できています。まずは1日2回、3週間続けることで、『もてケア』のトレーニング効果を実感してもらえると思います」

Memo
EMS運動器というと、価格は2万円台からというイメージだが、「もてケア」は1万円台で購入できる。パッケージのデザインにもこだわって、プレゼント需要にもしっかりこたえている。

インタビュー、執筆/加藤肇(フリーライター)

SPECIFICATION
【MXES-R400YG(4極モデル)】●サイズ/幅165mm×高さ165mm×厚み10.5mm●質量/約61g●入力電圧/DC5V●最大電流/100mA●リチウムイオン電池容量/60mAh●充電時間/約1時間
【MXES-R200YG(2極モデル)】サイズ/幅225.5mm×高さ65.5mm×厚み10.5mm●質量/約40g●入力電圧/DC5V●最大電流/100mA●リチウムイオン電池容量/60mAh●充電時間/約1時間
【MXES-H600YG(6極モデル)】サイズ/幅580mm×高さ340mm×厚み17.4mm●質量/約170g●入力電圧/DC5V●最大電流/110mA●リチウムイオン電池容量/200mAh●充電時間/約3時間

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