冬は寒い! 寒いから体の中から温まりたい。だったら「生姜」! でもどうして「生姜は冷えにいい」と言われているのでしょうか。それは生姜を加熱すると生まれる成分『ショウガオール』のおかげだったのです。さらに、温まることで冬の便秘対策にもつながるそうです。そこで今回は手軽にショウガオールを摂り入れられる、料理家・井澤由美子さん考案メニュー『蕪と鶏肉のジンジャークリームシチュー』を実際に作ってみました!
生姜で冷え退治するなら、加熱は必須! 『ショウガオール』が冬の便秘対策に効果的な理由
「冷えには生姜がいい」と昔から言われている理由
最近は、日中はそこまで寒くない日があったかと思えば、夜は冷たい北風が吹いて底冷えする日もあります。
また昨年は秋が短く、夏のような暖かい気候から一変して、冬の冷え込む気候になったことも記憶に新しいと思います。気象庁によれば、2024年9月から11月の日本の平均気温は、基準値に比べて1.97℃高く、1898年の統計開始以来最高だったそうです。
そんな寒暖差の影響で、多くの人が「寒暖差便秘」に悩まされていることが分かりました(食品の中間素材メーカー・池田糖化工業株式会社調べ)。
『ショウガオール』は”摂るサウナ”
腸活・温活に詳しい医師・石原クリニック副院長 石原新菜(いしはら・にいな)先生は、この結果を受けて以下のようにコメントしています。
料理家・井澤 由美子さん考案「冬のたっぷりショウガオールレシピ」
おすすめメニュー『蕪(かぶ)と鶏肉のジンジャークリームシチュー』にチャレンジ!【レシピ付】
そんな冬の冷え性・便秘対策におすすめだという、料理家で養生デザイナーの井澤由美子さん考案「冬のたっぷりショウガオールレシピ」の中で、食べてみたいと思った『蕪と鶏肉のジンジャークリームシチュー』を作ってみました。
【レシピ】「蕪と鶏肉のジンジャークリームシチュー」〜生姜は加熱でスゴくなる!
「蕪と鶏肉のジンジャークリームシチュー」の作り方
1. 蕪は縦4等分に切り、葉は3cm幅に切って5分水に放してザルに上げる。玉ねぎは1cm幅にスライスし、にんにくは潰す。鶏肉は塩、胡椒を全体に適宜振る。
2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立ってきたら、1 の鶏肉の表面の色が変わるまで中火で炒め、はじに寄せる。空いた所に玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めたら、蕪を加えてさらに3分ほど炒めて油を回す。
水300ccと生姜を加えます。
フタをし5~7分煮る。
3. 蕪が柔らかくなったら、牛乳200ccを加えて温める。湧いてきたら混ぜながら A を加えてとろみをつける。
醤油3滴、塩で味を整える。味が足りなければ鶏がらスープの素少々を加え、好みでスパイスを振っても。
完成!『蕪と鶏肉のジンジャークリームシチュー』試食タイム!
大きめに切った蕪も柔らかくて、鶏肉と一緒にパクパクおいしくいただきました! ほどよくとろみもついて。寒いときに食べるクリームシチューはカラダに染み渡ります。というか、生姜を大量に入れましたが、自然です。
そういえば、鶏の竜田揚げの生姜が大好きなことを思い出しました。豚の生姜焼きももちろんおいしいですけど。鶏肉と生姜は相性バツグンですね。食べたあと、体の中に熱が入り、しばらくの間ポカポカでした。お通じはもちろん、何よりご飯が進んでおいしいので、この冬まだあと何回か作りたいです!
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