Q1 そもそもWi-Fiって何?無線LANと同じもの?

「Wi-Fi」とは、スマホやタブレット、パソコンなどのネットワーク接続に対応した機器を、無線でインターネットに接続する通信方式のこと。

自宅のインターネット回線に電波を介して通信を行うWi-Fiルーター(親機)を設置すれば、スマホやパソコンなどを子機として、無線でインターネットに接続できるようになる。

ケーブルを使わずに済むので部屋がすっきりするほか、電波が届く場所であれば、家中どこからでもインターネットに接続可能だ。

また、スマホをWi-Fiに接続すれば、モバイル回線を利用せずにネット接続できるので、データ通信容量の節約にもなる。

一方、「無線LAN」は、文字どおり自宅や会社などのLAN(ローカルエリアネットワーク)に無線で接続すること。

本来、Wi-Fiは、無線LAN機器の普及を図るため、業界団体が作った愛称だったが、現在では、Wi-Fiという名称が一般化し、無線LANと同じ意味で使われるようになった。

●無線でネットに接続可能

画像: Wi-Fiルーターを設置すれば、スマホやパソコンで無線のネット接続が可能。

Wi-Fiルーターを設置すれば、スマホやパソコンで無線のネット接続が可能。

Q2 Wi-Fiにすると、何ができる?どこが便利?

Wi-Fiを利用する最大のメリットは、ケーブルを使わずに済む点だ。

Wi-Fiを利用しない場合は、インターネットへの接続にはLANケーブルを用いる必要があり、利用できる場所が限定されてしまうが、Wi-Fiがあれば、ケーブルの煩わしさから解放される。

また、「Q1」でも触れたが、スマホやタブレットで、LTEなどのモバイル回線を利用して動画を長時間視聴したり、グラフィックの多いゲームをプレイしたりすると、データ通信量がかさみ、契約している容量を使い切ってしまう場合があるが、Wi-Fiであれば、容量の上限を気にすることなく楽しめる。

最近では、プリンターやデジカメ、テレビ、白物家電などさまざまな機器がWi-Fiに対応するようになった。

こうした機器をWi-Fiに接続すると、インターネットにつながるだけなく、スマホをリモコン代わりに使えたり、複数の機器が無線で相互に連係できたりし、より便利に活用することができる。

●ケーブルが不要になる!

画像: スマホやパソコン以外にも、さまざまな機器がWi-Fiに対応している。

スマホやパソコン以外にも、さまざまな機器がWi-Fiに対応している。

Q3 Wi-Fiとブルートゥースとでは何が違うの?

いずれも無線通信規格だが、それぞれ利用シーンが異なる。

まず、Wi-Fiは、先述のようにパソコンやスマホをネットにつなぎ、大容量のデータをやり取りするのに適した通信方式である。

通信距離が長く、2.4Gヘルツ帯と5Gヘルツ帯の二つの周波数帯に対応し、安定して接続できる。

一方、ブルートゥースは、近距離の無線通信に利用される。

スピーカーやヘッドホン、キーボード、マウスなど、パソコンやスマホで利用する周辺機器に採用されるケースが多く、消費電力が少ないという利点がある(電波の送受信には2.4Gヘルツ帯を利用)。

●Wi-Fiとブルートゥースの違い

画像: スマホとスピーカーなど機器どうしをつなぎ、スマホからもう一方の機器を操作する場合に使われることが多い。

スマホとスピーカーなど機器どうしをつなぎ、スマホからもう一方の機器を操作する場合に使われることが多い。

Q4 Wi-Fiの導入方法は簡単? 私でもできる? 

自宅にWi-Fi環境を導入するには、Wi-Fiルーター(親機)を設置する必要がある。

自宅のインターネット回線に親機をつなぐと、無線でネットに接続できるようになる。

「親機を設置する」と聞くと、ハードルが高そうな印象を受けるかもしれないが、実際の作業はそれほど難しくはない。

基本は、自宅の回線につながっているブロードバンドモデムと親機をLANケーブルで接続して、両者の電源を入れるだけ。

しばらく待って問題がなければ、親機のWi-Fi接続が完了する。

あとは、スマホやパソコンなどの機器(子機)から、それぞれ親機に接続する設定を行えばいい。

●Wi-Fiルーターを用意すればOK

画像: 基本的には、自宅のインターネット回線につながっているブロードバンドモデム(利用する会社によって名称は異なる)に、LANケーブルでWi-FiルーターをつなぐだけでOK。

基本的には、自宅のインターネット回線につながっているブロードバンドモデム(利用する会社によって名称は異なる)に、LANケーブルでWi-FiルーターをつなぐだけでOK。

Q5 11acとか11nとかとかいろいろあってわからない……

Wi-Fiには主に五つの通信規格がある(左表参照)。

規格ごとに末尾のアルファベットが異なり、最大通信速度や利用する周波数帯が違う。

この中で注目したいのが「11ac」だ。

11acは従来の4倍の帯域幅を備え、複数のアンテナのデータを束ねて使えるので、より高速な通信が楽しめる。

現在、11ac対応Wi-Fiルーターが完全に主流となっていて、子機側の対応も進む。

最新のiPhone 7やAndroidスマホのほとんどが採用しており、今後さらに普及が進むだろう。

もし、ルーターの新規導入や買い替えを検討しているなら、11ac対応が最優先だ。

Wi-Fi規格の違い

画像: Wi-Fi規格の違い

Q6 5Gヘルツ帯や2.4Gヘルツ帯ってあるけど、どこが違う?

Wi-Fiでは2.4Gヘルツ帯と5Gヘルツ帯の2種類の周波数帯を使って電波をやり取りする。

2.4Gヘルツ帯は、Wi-Fiだけではなく、電子レンジやコードレス電話機など、さまざまな家電製品でも利用されている。

そのため、こうした機器がたくさんある環境では、電波の干渉が発生しやすく、接続が安定しない場合がある。

対して、5Gヘルツ帯は、利用できる機器が限られている。

同じ周波数帯を使う機器が少なく、電波が比較的空いているので、スムーズに電波をやり取りできる。

Wi-Fiルーターは、5Gヘルツ帯に対応するものを選びたい。

●5Gヘルツ帯と2.4Gヘルツ帯の違い

画像: ●5Gヘルツ帯と2.4Gヘルツ帯の違い

Q7 自宅のWi-Fiルーターはまだ使えるけど、買い替える必要はある?

特にストレスを感じていないのであれば、今すぐWi-Fiルーターを買い替える必要はないが、対応する通信規格が11nまでなら、11ac対応モデルへの買い替えをおすすめしたい。

以前は、11ac対応機種はやや割高だったが、最近では1万円を切るモデルも少なくない。

廉価機でも十分な性能を持つ優秀なモデルもあるので、検討してみよう。

なお、11acの性能を最大限に生かすためには、子機側も11acに対応している必要がある。

スマホやタブレットの11acへの対応も着実に進んでいるので、より快適に利用するためには、11ac対応のモデルを利用するといいだろう。

Q8 設定の仕方が難しそうだけど、簡単な方法はある?

スマホやタブレットなどの子機からWi-Fiルーターに接続するには主に二つの方法がある。

一つは、親機のSSIDを指定し、暗号化キー(パスワード)を入力する方法。

ほぼすべてのWi-Fi機器で共通する接続方法だが、親機の選択やパスワードの入力がややめんどうだ。

そんなときは、親機の簡単設定機能が便利。

専用アプリを導入し、ボタン操作をするだけで、接続設定ができる。

なお、簡単設定機能には、業界標準の「WPS」という規格と、メーカー独自の方式(バッファローの「AOSS」、NECの「らくらく無線スタート」など)がある。

●主な簡単設定機能

画像: ●主な簡単設定機能

Q9 Wi-Fiルーターは、家のどこに置くのがいい?

Wi-Fiの電波は、障害物があると遠くまで届きにくくなる。

電波はWi-Fiルーターを中心に全方向に飛んでいくので、できるだけ家の中心に設置するようにしたい。

また、低い位置に置くよりは、ある程度の高さがあったほうが遠くまで電波が届く。

床から1〜2メートルの高さに設置したい。

外付けアンテナを付属する製品であれば、アンテナの角度を変えるのも有効。

家のタイプや間取りに合わせて、電波を飛ばす向きを調整することで最適な環境が作れる。

どうしても電波が届きにくい場所がある場合は、「中継機」が便利。中継機を経由することで通信エリアを拡大できる。

Q10 スマホのテザリングって何?Wi-Fiと何か関係あるの?

外出先でもノートパソコンやタブレットをネットにつなぎたい。

そんなときに便利なのが、スマホの「テザリング」だ。

テザリングとは、スマホの回線を分け合って、ノートパソコンやタブレット、ゲーム機などの外部機器(子機)をネットに接続できるようにする機能。

現在では、スマホのほとんどが対応する。

テザリングでは、スマホと子機の通信に主にWi-Fiを使用する。

通信機能がWi-Fiしかない機器をネットにつなぐ最も手軽な手段といえる。

なお、テザリング以外に、モバイルWi-Fiルーターという製品を利用してネットにつなぐ方法もある。

●スマホなどで簡単にテザリング

〈iPhone の場合〉

画像: スマホにはテザリング機能がある。例えば、iPhoneでは、「インターネット共有」と呼ばれ、「設定」から簡単に呼び出すことができる。

スマホにはテザリング機能がある。例えば、iPhoneでは、「インターネット共有」と呼ばれ、「設定」から簡単に呼び出すことができる。

解説/小竹佑児(ITライター)

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