❶どうしても電波がつながりにくい部屋がある!

Wi-Fiが一部でつながりにくい場合は、ルーターで使用している無線LANの周波数帯を確認しよう。

例えば、最新モデルのルーターなら2.4Gヘルツ帯に加え、5Gヘルツ帯も利用できる場合がほとんどだが、実は5Gヘルツ帯には「障害物に弱い」という弱点がある。

そのため、ルーターと子機との間に壁などの障害物があったりすると、スピードがあまり出なかったり、最悪の場合、まったくつながらなかったりすることもある。

5Gヘルツ帯のほうが2.4Gヘルツ帯より高速な通信速度を実現できるが、障害物などが原因で接続が不安定だと本来のパフォーマンスを出すのは難しい。

こうしたときは、Wi-Fiの接続先の設定を2.4Gヘルツ帯のほうに切り替えてみるのがおすすめだ。

2.4Gヘルツ帯のほうが屋内の隅々まで電波が届くため、5Gヘルツ帯ではつながりにくかった場所でも接続できる可能性が高い。

接続先を2.4Gヘルツ帯に切り替えてみる

画像: スマホの「Wi-Fi」設定画面で2.4Gヘルツ帯のSSID(上の画面では「tokusen2.4G」)を選び、そちらに接続してみる。

スマホの「Wi-Fi」設定画面で2.4Gヘルツ帯のSSID(上の画面では「tokusen2.4G」)を選び、そちらに接続してみる。

❷Wi-Fiに突然つながらなくなった。どうすればいい?

Wi-Fiが突然利用できなくなったとき、まず試してほしいのが、ルーターや子機側の再起動だ。

ルーターやパソコン、そしてスマホは、長く使用していると不調をきたすことがあるが、端末を再起動してやれば、蓄積された不具合がリセットされ、動作が改善されることが多い。

順序としては、まず子機側のパソコンやスマホから再起動を行ってみる。

これで改善されないなら、ルーターも再起動してみよう。

ただし、再起動の仕方がよくわからないからといって、ルーターの電源ケーブルを抜いたりするのは厳禁。

必ず製品のマニュアルに従い、正しく再起動を行うこと。

これで改善されない場合は、ルーターの初期化を行うことになるが、初期化すると設定内容がすべて消えてしまうので、十分に注意しよう。

再起動や初期化を行う

画像: 大半のルーターは、ブラウザーから設定画面を開ける。再起動の項目は「システム設定」にある場合が多い。

大半のルーターは、ブラウザーから設定画面を開ける。再起動の項目は「システム設定」にある場合が多い。

画像: 再起動でも動作が改善されない場合は、初期化を実行(左の画面の機種では「デフォルト設定の復元」を行う)。

再起動でも動作が改善されない場合は、初期化を実行(左の画面の機種では「デフォルト設定の復元」を行う)。

❸Wi-Fiの親機から離れた場所や浴室だと、つながりにくい

前述したが、2.4Gヘルツ帯は壁などの障害物に比較的強い。

距離の影響も5Gヘルツ帯よりは受けにくく、離れた場所でWi-Fiを使うなら2.4Gヘルツ帯を利用するほうが無難だ。

もし、それでもつながりにくい場合は、Wi-Fiの利用場所の条件が悪いということになる。

こういったときは、障害物などで弱まったWi-Fiの電波を増幅してやるほかない。

そこで役立つのが、Wi-Fi中継機と呼ばれる無線LAN機器。

弱くなったWi-Fiの電波を取り次いで延長してくれるため、ルーターから離れた部屋や、電波の死角になりがちな風呂場などでもWi-Fiがつながりやすくなる。

弱い電波を中継機で増幅

画像: 中継機のNEC・PA-W1200EX。コンセントに直付けでき、設置場所にも困らない。

中継機のNEC・PA-W1200EX。コンセントに直付けでき、設置場所にも困らない。

しかも、こうした中継機には、オーソドックスな据え置き型のほか、コンパクトで設置しやすいコンセント型もあり、住環境に応じて多彩なモデルを選べる点もうれしいところ。

なお、Wi-Fi中継機を導入する際には、設置場所が非常に重要となる。

というのも、ルーターに近すぎると中継機の意味がなく、また、あまりに離れすぎると肝心の中継がうまくいかないからだ。

ポイントは「ルーターの電波が届くギリギリの範囲に設置する」ということ。

例えば、2階建ての一軒家なら、ルーターの電波がようやく届く2階部の階段付近に設置するのが効果的だ。

❹Wi-Fiの通信速度が思ったほど速くない!

速度が遅くても、まずはWi-Fi(無線LAN)が遅いと決めつけず、正確な回線速度を把握するためにも有線LANのスピードを測ってみよう。

ざっくりといえば、この有線LANの通信速度が回線のトップスピードとなり、Wi-Fi速度はこの数値以下となる。したがって、有線LANの速度と大きな開きがないのなら、回線や機器は特に異常がないと判断できる。

有線LANの速度を測ろう

画像: 回線速度を測定できるパソコン向けサイトで測ってみよう。画面は「USENスピードテスト」( http://www.usen.com/speedtest02/ )。

回線速度を測定できるパソコン向けサイトで測ってみよう。画面は「USENスピードテスト」(http://www.usen.com/speedtest02/)。

もし、Wi-Fiが有線LANより大幅に遅いなら、ルーターに問題がある可能性が高い。

最もありがちなのが、ルーターが最新規格に対応していないというもの。

例えば、6〜7年前の古いルーターは対応する規格が「11a」や「11g」止まりのタイプが多く、最大でも54Mbpsしか出ない。

ADSL回線なら十分だが、ギガビット超えの光回線で利用するには、明らかに実力不足だ。

こうしたギガビット級の高速回線をWi-Fiでも実現するには、最低でも「11ac」対応のルーターが必須。

さらにいえば、子機側の端末も11acに対応していなければ、本来の通信速度は得られない。

一方、機器側は11acに対応しているのに、突然速度が遅くなったという場合には、プロバイダー側に障害が発生している可能性もある。

そんなときは、プロバイダーのサイトにアクセスし、メンテンスの進捗状況を確認してみるといいだろう。

解説/篠原義夫(ガジェットライター)

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