動画も音楽もかなりの高スペック! 新登場のスマホはこんなにスゴい!

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今年も、大手キャリア3社からスマホの夏モデルが出そろった。各ブランドとも、多くの製品がラインアップされているが、上位機種は動画も音楽もかなりの高スペックとなっている。特筆すべきは、どの機種も複数の撮像センサー&レンズを搭載したマルチカメラとなっていること。また、撮像センサーが高感度化されており、暗所での撮影性能が向上したほか、AIによる撮影シーン別の設定最適化機能を搭載する機種も多い。ここでは、各社のラインアップから4機種を紹介しよう。

❶4K・HDR撮影への対応が特徴的なXperia

まずは、ドコモとauから発売されたXperia XZ2 Premium。Xperiaシーズの上位モデルで、5.8型の3840ドット×2160ドットという4Kディスプレイを備えるうえ、HDR表示にも対応。ディスプレイがHDRに対応しているのは、カメラが4K・HDR撮影に対応しているからだ。

このカメラは、色情報を記録する1920万画素の1/2.3型カラーCMOSセンサーと、輝度情報を記録する1220万画素の1/2.3型型モノクロCMOSセンサーを用いたデュアルカメラとなっている。高感度性能は、静止画で最高ISO5万1200、動画でも最高ISO1万2800となる。

おもしろいのは、リアルタイムでコンテンツの音を解析し、スマホを振動させる機能が搭載されていること。手に持って映画を見たりゲームをしたりすれば、ボディソニック的に楽しむことができる。

ソニーモバイル
Xperia XZ2 Premium
実売価格例:11万2752円(ドコモ新規の場合)

●ディスプレイ:5.8型液晶 ●表示解像度:3840ドット×2160ドット ●ストレージ:64GB
●カメラ画素数:背面1920万&1220万、前面1320万 ●80mm×158mm×11.9mm/234g

3840ドット×2160ドットの4Kディスプレイを搭載。カメラも4K・HDRの動画撮影が可能となっている。

「ダイナミックバイブレーションシステム」で、音に合わせてスマホが振動する。

❷有機EL画面と高音質スピーカーを搭載するGalaxy S9+

Galaxy S9+は、ドコモとauからの発売。Galaxyといえば有機ELディスプレイが自慢だが、S9+でも6.2型、2960ドット×1440ドットの有機ELを採用し、HDR再生に対応。カメラは、標準と望遠のデュアル構成で、画素数は1200万画素となる。

撮像センサー自体にメモリーを搭載しているため、スーパースロー撮影が可能。最大960fpsで撮影でき、このモードで撮影した動画は、0.2秒間が6秒として再生される。また、複数枚の写真を合成してノイズ除去する機能も強化。12枚の画像を1枚に合成できる。

さらに、ドイツの名門でサムスン傘下のオーディオメーカー、AKGがチューニングを担当したステレオスピーカーを搭載。立体音響のドルビーアトモスにも対応している。

サムスン
Galaxy S9+
実売価格例:11万1456円(ドコモ新規の場合)

●ディスプレイ:6.2型有機EL ●表示解像度:2960ドット×1440ドット
●ストレージ:64GB ●カメラ画素数:背面1200万&1200万、前面800万 ●74mm×158mm×8.5mm/187g

被写体の動きを感知して撮影を開始する、960fpsのスーパースロー動画撮影機能を搭載。

AKGがチューニングしたステレオスピーカーを搭載。圧倒的な音量を誇る。

❸トリプルカメラを搭載したファーウェイ機がドコモから登場

これまで、高性能なSIMフリースマホを発売してきたファーウェイだが、今回、ドコモから最上位機種、P20 Proをリリースしたことが話題になっている。

同社は、高性能なデュアルカメラが有名だが、今回は有名レンズメーカー、ライカとの協業で、なんとトリプルカメラを搭載。同社従来のデュアルカメラは、カラーとモノクロセンサーの組み合わせだったが、今回は以下のとおり。

カラーセンサー側は、1/1.7型で4000万画素CMOSセンサーとF1.8の標準レンズの組み合わせと、1/4.5型で800万画素CMOSセンサーとF2.4の望遠レンズの組み合わせで、撮影範囲全域での高画質化に成功。さらに、2000万画素のモノクロセンサーを三つめのカメラとして装備する。

また、撮影用のAIを搭載しており、被写体を自動的に認識。シーンに合わせた500以上の撮影設定を自動的に行える。このAIは、AF(オートフォーカス)や手ブレ防止機能にも活用され、きれいな写真が撮れるだけでなく、失敗写真を撮る可能性も極力抑えている。

ディスプレイには有機ELを採用し、静止画も動画も高品質な表示が可能だ。

ファーウェイ
P20 Pro
実売価格例:10万3680円(ドコモ新規の場合)

●ディスプレイ:6.1型有機EL ●表示解像度:2240ドット×1080ドット ●ストレージ:128GB
●カメラ画素数:背面4000万&2000万&800万、前面2400万 ●74mm×155mm×7.9mm/180g

カラーの標準と望遠レンズに加え、モノクロのセンサーを採用したトリプルカメラを採用。

高性能AIを搭載し、撮影シーン設定、AF、手ブレ補正を高度に制御することができる。

❹世界初! 映像と音がドルビーに対応

シャープのAQUOS R2は、ドコモ、au、ソフトバンクからの発売。こちらも背面カメラにデュアルカメラを採用しているが、構成は独自のもの。上側のカメラは動画専用、下側のカメラは静止画専用だ。

動画用カメラは、被写界深度の深い、画角135度の超広角レンズを搭載したドラマティックワイドカメラ。静止画用は、明るさを重視した焦点距離22ミリでF1.9のレンズを採用。静止画用のセンサーは2260万画素となっている。

ディスプレイは、液晶の応答速度を向上させたハイスピードIGZOで、HDRのドルビービジョンに対応。また、サウンド面でもドルビーアトモスに対応しており、ドルビービジョン&ドルビーアトモス両対応のスマホは世界初という。

シャープ
AQUOS R2
実売価格例:9万5904円(ドコモ新規の場合)

●ディスプレイ:6.0型液晶 ●表示解像度:3040ドット×1440ドット ●ストレージ:64GB
●カメラ画素数:背面2260万&1630万、前面1630万 ●74mm×156mm×9mm/181g

動画用に超広角135度のドラマティックワイドカメラを採用。

6.0型でHDR対応のハイスピードIGZO液晶は3040ドット×1440ドットの高解像度。

解説/福多利夫(フリーライター)

※価格は記事制作時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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