今やインスタントカメラの代表的シリーズとなった「チェキ」の最新モデル。正方形画像の投稿が盛んなSNS「インスタグラム」の影響などもあり、「ましかく写真」が人気だが、本機は上位モデルSQ10に続く「チェキスクエア」シリーズ第2弾で、手軽かつ簡単に「ましかく写真」がプリントで楽しめる。ボディは、ブラッシュゴールドのほか、メタリック調の3色展開だ。
富士フイルム
instax SQUARE SQ6
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レンズ横の自撮りミラーや前面シャッターが便利!
基本的な使い方は、同社のチェキシリーズと同じで、シャッターを切るとカメラ上部からフィルムが送り出される仕組み。写真の明るさを調整できる「濃淡コントロール」、2回シャッターを押して1枚の画像とする「二重露光」、遠くまでシャープに写す「遠景」など、多彩な撮影モードを搭載している。
撮影時に気をつけたいのは、マクロモードだ。30センチまで被写体に近づけるのだが、ファインダーの構造上、アングルの決定が難しい。まずは失敗覚悟で撮影し、必要であれば、アングルを修正して再度撮影するといいだろう。
レンズの横に自撮り用ミラーを備えているのも便利。ボディ前面のファインダー下部にあるシャッターボタンは、自撮りのときも押しやすく、真四角のセルフィー写真が手軽に楽しめる。
露出が合えば、メリハリのある描写に!
彩度はさほど高くないが、露出が合えばメリハリある描写が得られる。解像感については、ほかのチェキシリーズ同様にそれなりなので、なるべく被写体を大きく画面に入れるほうがいいだろう。黒フチ仕様のフィルムだと、より締まった印象になる。
いわゆる”日の丸構図”でも、スクエアフォーマットなら安直な印象はない。人物やペットなどの場合も同様で、アングルの決定が難しい場合は、画面の真ん中に被写体を置くといい。
スクエアフォーマットなら、写真がうまく見える!
画面の縦横比を1対1とするスクエア写真は、日の丸構図でも陳腐なイメージになることは少なく、写真がうまく見えることの多いフォーマットである。「インスタ」人気もあり、パーティなどに持っていけば注目を集めそうだ。画面サイズは62ミリ×62ミリ。白フチのフィルムのほか、黒フチのフィルムも用意されている。
解説&写真/大浦タケシ
◆Profile/生まれ故郷、宮崎県都城市から「みやこんじょ大使」を拝任するフリーランスカメラマン。カメラから出てきたインスタントフィルムをついつい手で温めたり、振ったりしてしまう癖がいまだ抜けず。
※価格は記事制作時のものです。