格安SIMは、スマホの選択肢が多いことも魅力だ。今まで使っていたキャリアのスマホをそのまま使うこともできるし、SIMロックがかかってない、いわゆるSIMフリーの端末を使うこともできる。メーカーごとの特徴を捉えて選びたい。
ハイエンドからエントリーまでより取り見取り! SIMフリースマホのおすすめはズバリこれだ!
格安SIMは、スマホの選択肢が多いことも魅力だ。今まで使っていたキャリアのスマホをそのまま使うこともできるし、SIMロックがかかってない、いわゆるSIMフリーの端末を使うこともできる。格安SIMの普及に合わせ、SIMフリースマホのラインアップが増え、専用コーナーを設ける量販店も増えている。また、MVNOで格安SIMを契約する際に、同時にSIMフリースマホを購入することもできる。割引施策により、スマホを単体で購入するよりも安いケースが多いので見逃せない。
SIMフリースマホのメーカーで、最も勢いがあるのがファーウェイだ。標準的なユーザー向けのミッドレンジモデルと、ヘビーユーザー向けのハイエンドモデルを中心に展開し、発売中のモデルでは3万円台ながら、はやりのノッチディスプレイとデュアルカメラを搭載したP20 liteの人気が高い。
ラインアップが豊富で、自分の用途に合った機種が選びやすいのがASUS。主力モデルのZenFone 5は、国内3キャリアの4G VoLTEに対応し、2枚のSIMで同時にLTE回線の待ち受けができる「DSDV」にも対応している。
防水・防塵やおサイフケータイといった、キャリアのスマホでおなじみの機能を使いたいのであれば日本メーカー製のモデルがおすすめ。特に、6月に発売されたシャープのAQUOS sense plusは基本性能の高さでも支持されている。
なお、iPhoneもSIMフリーモデルが発売されているが、キャリアと異なり、販売奨励金がないため、割高感は否めない。また、セット販売は、ワイモバイルなど一部のみで、しかもSEまで。7以降の端末は用意されていない。
ミドルクラスが人気沸騰!
SIMフリースマホで最も人気が高いのが3万〜5万円台のミドルクラス。ディスプレイやカメラではハイエンドに匹敵するモデルも多い。
モトローラ
moto G6
実売価格例:3万1104円
CPU Snapdragon450、ディスプレイ 5.7型液晶1080×2160、背面カメラ 1200万画素/500万画素
ASUS
ZenFone 5
実売価格例:5万7204円
CPU Snapdragon636、ディスプレイ 6.2型液晶1080×2246、背面カメラ 1200万画素/800万画素
ファーウェイ
HUAWEI P20 lite
実売価格例:3万24円
CPU Kirin659、ディスプレイ 5.84型液晶1080×2280、背面カメラ 1600万画素/200万画素
シャープ
AQUOS sense plus
実売価格例:3万5424円
CPU Snapdragon630、ディスプレイ 5.5型液晶1080×2160、背面カメラ 1640万画素
おサイフケータイ/防水・防塵
高級クラスもねらい目!
実売で10万円を超えるものもある。キャリアのスマホとは異なり、長期利用を前提とする割引がないが、格安SIMで運用できることを考えると、キャリアよりも高いわけではない。
アップル
iPhone X
実売価格例:12万1824円(64GBモデル)
CPU A11 Bionic、ディスプレイ 5.8型有機EL1125×2436、背面カメラ 1200万画素/1200万画素
防水・防塵
ファーウェイ
HUAWEI P20
実売価格例:7万5384円
CPU Kirin970、ディスプレイ 5.8型液晶1080×2244、背面カメラ 2000万画素/1200万画素
HTC
HTC U12+
実売価格例:9万6984円
CPU Snapdragon845、ディスプレイ 6.0型液晶1440×2880、背面カメラ 1200万画素/1600万画素
おサイフケータイ/防水・防塵
エントリークラスも注目!
格安SIMへの乗り替えを機に、初めてスマホを使う人や、電話やメールが中心のライトユーザーは、1万〜2万円台で、性能に定評があるモデルを選ぼう。
OPPO
R15 Neo
実売価格例:2万7950円(メモリー3GBモデル)
CPU Snapdragon450、ディスプレイ 6.2型液晶720×1520、背面カメラ 1300万画素/200万画素
モトローラ
moto E5
実売価格例:1万9980円
CPU Snapdragon425、ディスプレイ 5.7型液晶720×1440、背面カメラ 1300万画素
解説/村元正剛(ITライター)
実売価格例は、キャリアのオンラインショップで新規契約・一括購入時のものです。