音質追求とスポーツ対応、デザイン重視など、各社から魅力あふれるさまざまなタイプの製品が登場しているヘッドホン&イヤホン。自分に最適なモデルの探し方、その持ち味を引き出すワザを知っておきたい。ワイヤード型とケーブルなしで使えるワイヤレス(ブルートゥース)型があり、防水(防滴)対応モデルも多く、音声で操作できる音声アシスタント「Siri」「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」などへの対応も増えている。
ワイヤレスイヤホンの中でも完全ワイヤレスが人気
現在、音楽鑑賞用のヘッドホンやイヤホンは、プレーヤーとケーブルで接続して使うワイヤード型と、ケーブルなしで使えるワイヤレス(ブルートゥース)型に分けられる。ワイヤレスは主にアウトドアユースで使われてきたが、最近では、用途を問わず主流になりつつある。とにかくケーブルから解放された利便性、快適さは格別で、特に、イヤホンでの優位性は極めて大きい。
ブルートゥースタイプも、左右2個のユニットをケーブルで結んだ左右一体型(ネックバンド型、オーバーヘッド型も含む)と、左右のユニットが独立した完全ワイヤレス型(完全分離型、左右独立型などともいう)に分けられる。それぞれ持ち味は異なるが、市場のトレンドは完全ワイヤレス型に向かっている。最近は防水(防滴)対応モデルも多く、音声で操作できる音声アシスタント「Siri」「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」などへの対応も増えている。
ただし、音質最優先なら、ブルートゥース接続は音声圧縮が伴うため、ワイヤード型がやはり有利だ。ケーブル交換(リケーブル)が可能なモデルなら、断線トラブルも安心。また、基本的に電源やアンプもプレーヤー側に依存するため、ヘッドホンアンプを使い、さらなる高音質化にチャレンジすることも可能だ。
■ヘッドホンにはさまざまな種類がある
完全ワイヤレスイヤホン
ボーズ
SoundSport Free wireless headphone
実売価格例:2万9160円
ワイヤレスイヤホン
AKG
N200 WIRELESS
実売価格例:1万6070円
ワイヤードヘッドホン
オーディオテクニカ
ATH-AP2000Ti
実売価格例:14万9040円
■防水・防塵や音声アシスタントにも注目
Jabra
Elite 65t
実売価格例:2万4980円
解説/藤原陽祐(AV評論家)
※価格は記事制作時のものです。