人気急上昇中の完全ワイヤレスイヤホンだが、小さいため紛失しやすく、再生時間も短めなど、扱いに難しさもある。中でも悩ましいのが、再生中の音切れ。しかし音切れ対策モデルが続々リリースされている。
人気急上昇中の完全ワイヤレスイヤホンだが、小さいため紛失しやすく、再生時間も短めなど、扱いに難しさもある。中でも悩ましいのが、再生中の音切れ。プレーヤー(スマホ含む)からの電波を片方のユニットで受けて、もう一方のユニットに送り出すため、再生時の安定性が損なわれやすく、どうしても音切れが生じやすい。
最近は、左右の接続が途切れにくいNFMI(近距離磁界誘導)技術を採用し、再生時の安定性を高めた機種も多いが、これでもまだ不安が残る。そこで、さらなる新技術、TWS Plusが登場。これは、右の信号は右のイヤホンへ、左の信号は左のイヤホンへ個別に送信することで再生時の安定性が向上し(頭部をまたぐ通信の必要ない)、再生時間が伸びて、音質的にも有利になるという。現在は、AVIOTなど一部機種に限定され、対応スマホもまだないが、今後の動向が期待される。
■課題の音切れも対策が続々登場
M-2は、頭部をすり抜けて左右のユニットをつなぐNFMIを採用。一方、TE-D01bは、左右独立の伝送を可能にするTWS Plusに対応することで、音切れに対策。ただし、後者はプレーヤー側も対応が必要。
EARIN
M-2
実売価格例:3万750円
AVIOT
TE-D01b
予想実売価格:1万5000円
解説/藤原陽祐(AV評論家)
※価格は記事制作時のものです。