ヤマハが「ピアニカ」のメーカーになったのは1967年。学校教材用から、フル3オクターブを持つ広音域な37鍵盤までラインアップしてきた。「大人のピアニカ」は、37鍵盤となる30年ぶりのフルリニューアルモデル。本体は落ち着いた色合いで、低音から高音までバランスよくまろやかな音色を奏でる。

ヤマハ
大人のピアニカ P-37E
実売価格例:1万4040円

画像: ●調子/鍵盤数:37(音域:f 〜 f’’’)●サイズ/長さ:483㎜×幅104㎜×高さ50㎜●重量/830g●同梱品/吹き口、演奏用パイプ、取扱説明書、ソフトケース(ストラップ付き)

●調子/鍵盤数:37(音域:f 〜 f’’’)●サイズ/長さ:483㎜×幅104㎜×高さ50㎜●重量/830g●同梱品/吹き口、演奏用パイプ、取扱説明書、ソフトケース(ストラップ付き)

いつでもどこでも誰とでもセッションできる、コンパクトなアコースティック楽器だ。

「ピアニカ」とは、ヤマハと東海楽器が持つ商標で、一般名は「鍵盤ハーモニカ」。息を吹き込んでリードを震わせることで音を鳴らす、リード楽器だ。小学校の音楽教材として使われることから子供の楽器の印象もあるが、プロのジャズミュージシャンなども使う表現力豊かな楽器だ。

「大人のピアニカ」では、ボディの素材に同社のリコーダーで実績のある比重の高いバイオマス樹脂を採用。底部に吸音材を配置するなど「ハコ」の作りにもこだわった。黒の音奏パイプや外装の光沢と艶消しの対比など、渋い仕上げも大人向きだ。

低音、中音、高音とバランスよくチューニングされているので、滑らかで深い音がする。自宅で一人で楽しむもよし、ともかく、これ以上ミニマムな鍵盤楽器はない。バンドで演るもよし、これから楽器に挑戦したい人にとっても、「ピアニカ」という選択はけっこうイケているのではなかろうか。

画像: ボディに直接取り付ける吹き口。管楽器のように立って演奏するときに使う。強弱などのレスポンスもいい。

ボディに直接取り付ける吹き口。管楽器のように立って演奏するときに使う。強弱などのレスポンスもいい。

画像: 本体になじむ黒の演奏パイプ。吹き口の中間部を唇にフィットしやすい形状にし、先端部の突起を高くすることで密着性を高めた。

本体になじむ黒の演奏パイプ。吹き口の中間部を唇にフィットしやすい形状にし、先端部の突起を高くすることで密着性を高めた。

画像: 本体内にたまった水滴は、水抜きボタンを押しながら息を強く吹き込んで取り除く。水滴の大部分は、唾液ではなく息に含まれる水蒸気。

本体内にたまった水滴は、水抜きボタンを押しながら息を強く吹き込んで取り除く。水滴の大部分は、唾液ではなく息に含まれる水蒸気。

画像: 持ち運びに便利なソフトケースが付く。ストラップの長さを調節することで、手提げや肩掛け仕様にできる。

持ち運びに便利なソフトケースが付く。ストラップの長さを調節することで、手提げや肩掛け仕様にできる。

採点

ピアニカとしては高級機だが、手ごろな価格で鍵盤に挑戦するのに最適。キータッチなどの質感が高くモノとしての満足度も高い。

解説/宇野正樹(フリーライター)

※価格は記事制作時のものです。

This article is a sponsored article by
''.