X-T3は撮像センサーと画像処理エンジンを刷新してAFや連写などの性能を向上させている。キットレンズの18〜55ミリの画質も良好で、性能が落ちやすい広角端の四隅でも、少し絞れば十分にシャープになる。X-T100は自分撮り対応の3方向チルト式タッチ液晶モニターを搭載。二つの電子ダイヤルによる快適操作も見どころなど、詳細レビューをお届けする。

富士フイルム X‐T3

「X-T3」は動く被写体への対応力が向上

〇 ここが強味

高速なピント合わせが可能な位相差検出AFのエリアが画面全体に広がって動体撮影が快適。クラシックカメラのような操作が楽しい。3方向チルト液晶モニターも便利。

✖ ここが弱み 

操作する部分があちこちに散らばっているので、現代的なカメラに慣れている人にはかえって扱いづらく感じるかも。ボディ内手ブレ補正がない。交換レンズが総じて大柄。

見た目は従来モデルのX-T2に似ているが、撮像センサーもエンジンも新型になって高性能化を実現。

画像: X-T3の作例。50〜230ミリレンズでAF・連写した中の1コマ。AFが強化されたおかげで、動く被写体をとらえやすくなった。高速連写でもピントの精度は良好だ。

X-T3の作例。50〜230ミリレンズでAF・連写した中の1コマ。AFが強化されたおかげで、動く被写体をとらえやすくなった。高速連写でもピントの精度は良好だ。

一眼レフスタイルのX-Tの1桁シリーズも3世代目。撮像センサーと画像処理エンジンを刷新してAFや連写などの性能を向上させている。従来は、画面中央部だけで位相差検出が可能だったが、本機では、画面のほぼ全体をカバーする117点に強化。電子シャッター使用時は、20コマ/秒の高速連写も実現した。実写でも、動く被写体に対する食いつきがよくなったのが実感できた。

キットレンズの18〜55ミリの画質も良好で、性能が落ちやすい広角端の四隅でも、少し絞れば十分にシャープになる。高感度は、シビアに見るとISO1600までが常用範囲だが、小さなプリントで楽しむのならISO6400でも実用に耐える。メカっぽいダイヤル操作が持ち味で、カメラ好きには見逃せない。

富士フイルム X-T100

「X-T100」はチルト液晶が便利

〇 ここが強味  

手ごろな価格でEVF内蔵。上面と背面の二つの電子ダイヤルで露出調整がしやすい。3方向チルト液晶モニターで自分撮りも楽しめる。430枚撮れるバッテリーも魅力。

✖ ここが弱み 

なぜか上位のX-T20よりも大きくて重い。前面がフラットで構えたときの指がかりがない(別売でグリップがある)。4K動画のフレームレートが15pと低い。交換レンズが総じて大柄。

お手ごろ価格の入門機で、一眼レフっぽいデザインのボディに自分撮り対応モニターなどを備える。

画像: X-T100の作例。露出がやや明るめに感じられる。ダブルズームキットに同梱の望遠ズームで撮影。EVFがあると顔でカメラが支えられるので、ブレが抑えやすい。

X-T100の作例。露出がやや明るめに感じられる。ダブルズームキットに同梱の望遠ズームで撮影。EVFがあると顔でカメラが支えられるので、ブレが抑えやすい。

一方、シリーズのローエンドを受け持つX-T100は、自分撮り対応の3方向チルト式タッチ液晶モニターを搭載。二つの電子ダイヤルによる快適操作も見どころだ。

AFは、画面中央部だけが位相差検出が可能なハイブリッド。動体追従はまずまずだが、連写は6コマ/秒止まり。キットレンズの15〜45ミリは広角側が広く、室内での撮影が多い人には好適。絞りをF5・6まで絞るとシャープな描写となる。高感度はX-T3とほぼ同じ印象で、ISO6400でも使えそうだ。

解説/北村智史(カメラライター)

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