【シーリングスタンプ】が手軽に作れた!必要な道具は全部ダイソーでそろう!【封蝋(ふうろう)】

レビュー

手紙の封印に使われる『シーリングスタンプ』を知っていますか?クラシカルなイメージがありますが、実は近年静かなブームが続いており、SNSで作ってみた投稿が人気だったり、100円ショップ・ダイソーでも売り場が充実しています。すべての材料が揃うので、まずは楽しんでみたいという人にぴったり。“蝋(ろう)を溶かしてスタンプをする”ノスタルジックな時間を楽しみながら、スタンプをする時のコツなどもご紹介していきましょう。

「シーリングスタンプ」って何?

シーリングスタンプとは、溶かした蝋にスタンプを押し、封筒などの封印をするもの。その歴史は古く、中世ヨーロッパでは公文書など重要な書類を封するために使われてきました。紋章のスタンプは、身分証明の代わりにもなっていたとか。日本では「封蝋(ふうろう)」という呼び方をします。

 

ダイソーで「シーリングスタンプ」に必要な道具がすべて揃う時代

ダイソーで購入したもの

そのアナログ感、クラシックな雰囲気がブームとなっており、ダイソーでも必要な道具が購入できます。筆者が購入したのはこちら。

左から

『スプーン(シーリングスタンプ用)』(全2色・税込110円・発売中)

『スプーンスタンド(シーリングスタンプ用)』(全2色・税込220円・発売中)

『シリコーンマット(シーリングスタンプ用)』(全2色・税込110円・発売中)

『スタンプハンドル(シーリングスタンプ用)』(全2色・税込110円・発売中)

『スタンプヘッド(シーリングスタンプ用)』(各 税込110円・発売中)

スタンプヘッドは他にもいくつか種類がありました。

『シーリングワックス(粒タイプ)』(各 税込110円・発売中)

『シーリングワックス(スティックタイプ)』(税込110円・発売中)

シーリングワックスもカラー展開が豊富。粒タイプは単色だけのものを選びましたが、カラーがミックスされているものもあります。

『植物性油脂使用のキャンドル』(6個入り・税込110円・発売中)

蝋を溶かすためのキャンドルも必要です。筆者が購入した店舗ではシーリングスタンプ売り場にキャンドルはなく、インテリア雑貨などが置いてあるコーナーにありました。ここまでの道具の数は全15点、総額は1,760円(税込)です。

 

ALLダイソー商品で「シーリングスタンプ」を楽しむ

さて、実際にシーリングスタンプをやってみましょう!

スタンプハンドルのカバーを外して、スタンプを取り付けます。

ネジ式になっているので、ぐらつかない程度に取り付けていきましょう。

小皿にキャンドルを置き、火をつけたらスプーンスタンドをかぶせます。

 

粒タイプのワックスは3~4粒がベスト

粒タイプのシーリングワックスをスプーンに入れます。筆者は3粒が作りやすかったですが、厚みのあるものや直径を大きくしたい時は増やしてみましょう。

スプーンをスタンドにのせ、ワックスを熱で溶かしていきます。じんわりと蝋が溶けていく様、なんとなく眺めてしまいます。

 

一番気を付けることは火傷しないようにすること!

完全に溶けたらシリコーンマットの上に垂らします。スプーンもワックスもとても熱いので、火傷には十分に注意しましょう。

ワックスが冷めないうちに垂直にスタンプをのせます

 

冷えて固まるのを待つ

そのまま固まるまで1~2分待ちましょう。次も同じ色のシーリングワックスを使う時はスプーンはこのままですが、色を変えたい時や片づけたい時はこのタイミングで筆者は蝋を拭き取っています。もちろん熱いので火傷に気を付けましょう。厚手のウェットティッシュを使うと、綺麗に拭き取れます。

固まったら、ゆっくりとスタンプを取り外します。シリコンマットはクッキングシートでも代用できますが、ダイソーのシリコンマットはサイズ感が丁度よく使いやすかったです。

こうしてシーリングスタンプが出来上がりました。でも、あれ?絵柄がキレイに出ていない…。スタンプヘッドの重みでくっきりとしたラインが出るのかなと思ったのですが、ダイソーのスタンプヘッドは一般的なものよりも軽めだったので、のせただけではスタンプがキレイにできませんでした。

コツは軽く押すこと!

コツは、スタンプヘッドをのせて10秒程度してから、軽く押して数秒キープすること。強く押してしまうと、スタンプが薄くなってしまうのであくまでも軽く押しましょう。

次はキレイに模様が浮かび上がりました! もう少しくっきりとした模様を思い浮かべていましたが、ダイソーのスタンプヘッドはやや溝が浅いかなと思います。ちなみに失敗したと思っても、もう一度溶かしてやり直せばOK。

 

色をミックスしてもかわいい

色をミックスして溶かせば、また違った表情になります。

しっかりと溶かして、そのままワックスを垂らして、スタンプするだけ。

グラデーションやマーブル模様など、その時だけの風合いになりますね。

 

さらにアナログ!?「スティックタイプ」の楽しみ方

スティックタイプは芯があるので、そこに直接火をつけて溶かしていきます

スプーンで溶かすより、少量ずつ溶けていくので、固まらないうちにスタンプしましょう。

いびつな形になるところもまた面白味のひとつですね。

 

時間のある時にシーリングスタンプを作ってストックしておく

本来は封筒の上に垂らすことで、封印の印とします。もちろん直接スタンプしてもいいのですが、失敗したくない時はあらかじめ作っておくと便利。出来上がったスタンプを貼り付ければ納得のいく仕上がりになります。

余裕のある時に作っておいて、お手紙を書いた時に好きなスタンプを選んでみましょう。結婚式やパーティーの招待状にシーリングスタンプを使いたい時なども、先にたくさん作っておくのがおすすめです。

 

まとめ:ALLダイソー商品でシーリングスタンプが十分に楽しめる

ゆらゆら揺れるキャンドルを見ながら、静かにスタンプを押す時の感覚が良かったりします。

今回は、ALLダイソー商品でシーリングスタンプを楽しんでみました。気軽にはじめてみたい人には、まずはダイソーで取り揃えてしまうのもいいかもしれません。

 

式サイト

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櫻よう子

さくら・ようこ◎暮らしとアートのマルチクリエイター。美術大学でデザイン/マーケティングを学び、卒業後は数々の商品開発やレシピ開発に携わる。レシピコンテストグランプリを2度受賞。Webメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作、撮影すべてをこなす。アート講師、マクロビオティックセラピストなどの顔も持つ。食や美容にも関心が高く、自然散策、美術鑑賞が趣味。

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