つらい悩みを抱えた時、人生に行き詰まった時、ふと専門家に相談したいと思うもの。海外ドラマでは、そんな悩みをカウンセラーに聞いてもらうシーンがよくあります。このような心理療法(心理カウンセリング)を一度は受けてみたいという人も多いと思いますが、料金が「高い」というイメージで、一般には敷居が高いと思われがちです。けれども、実は一つ、保険が適用される心理療法があります。それが認知療法・認知行動療法です。

心理療法とは?料金はなぜ高い?

カウチにゆったり体を預けて、カウンセラーにいろいろ話を聞いてもらえる、海外ドラマのなどのワンシーンが浮かぶ、心理カウンセリング。

一度は受けてみたい気もしますが、ちょっと贅沢でハードルが高い印象ですよね。

実際、心理カウンセリング(心理療法)は、一般的に保険がきかないため、医療機関で受ける場合でも自費診療となり、自己負担額は跳ね上がります。

せっかく取り組んでも、お金が続かず、中断せざるえないケースも少なくありません。

けれども、実は一つ、保険が適用される心理療法があります。
「認知療法・認知行動療法」という心理療法です。

認知療法・認知行動療法とは

認知療法・認知行動療法とは、認知に働きかけて気持ちを楽にする心理療法の一種です。

認知とは、ものの受け取り方や考え方という意味です。
私たちはストレスを感じると、つい物ごとを悲観的に考えるようになり、問題を解決できない心の状態に追い込まれてしまいます。

認知療法では、そうした考え方のバランスを取って、ストレスに上手に対応できる心の状態をつくっていくのです。

うつ病や不安障害への効果が実証されている

欧米では、うつ病や不安障害(パニック障害、社交不安障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害など)、不眠症、摂食障害、統合失調症といった多くの精神疾患に効果があることが実証されて、広く使われるようになっています。

日本でも、対象の病気は限られますが、2010年の診療報酬改定で認知療法・認知行動療法が保険適用となりました。

認知療法・認知行動療法に保険は適用される?

ただし、すべての医療機関が保険適用とは限りません。

保険が適用されるには、条件がいくつかあり、医療機関それぞれの方針や院内体制、また患者さんの症状により、条件に合うか合わないか精査され、料金が定められます。

あくまで、国の定めた保険診療の条件が基準なので「保険適用だからちゃんとしている」とか、逆に「自費診療だからクオリティが高い」といった、心理療法の質の問題ではありません。

まずは、認知療法・認知行動療法がどんなものか、テキスト解説と簡単な動画でやさしく紹介してくれる認知行動療法活用サイト「こころのスキルアップ・トレーニング(ここトレ)」で、じっくり知ってみませんか。

参考:認知行動療法センター(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)

◆大田ひとみ
精神科専門のソーシャルワーカー・精神保健福祉士。フリーランスで医療相談や生活支援、家族相談、ときに講師、と幅広い仕事に従事。専門は認知症。たとえ認知症であっても地域で穏やかに過ごし続けられる、シニア生活の環境改善をライフワークとする。近年は特に在宅医療の支援に注力している。

This article is a sponsored article by
''.