持ち運べるオーディオの代名詞、ソニーのウォークマンは、デジタルオーディオプレーヤーの時代になっても常に人気が高いブランド。ハイレゾがトレンドとなった現代においても、ハイレゾに対応したウォークマンが複数のラインアップで用意されている。今回はハイレゾが楽しめるウォークマン各シリーズの違いを簡単に解説しよう。

ベーシックモデルでも機能充実のNW-A55

多くの製品が用意されているソニーのウォークマンだが、ハイレゾに対応し、機能や価格、サイズなどバランスがよく手軽に手を出しやすいシリーズがウォークマンAだ。

最新のNW-A50シリーズは最高24bit/384kHz(352.8MHz以上はダウンコンバート再生)のFLACやWAV音源が再生できる。DSD音源も、PCM変換再生となるが対応。音質に定評あるフルデジタルアンプ「S-Master HX」や、従来の音源もハイレゾ相当に高音質化して聴ける技術「DSEE HX」など、ソニー独自の技術も搭載している。

本体はとてもコンパクトだが、タッチスクリーン操作に加え、再生/一時停止や曲スキップ、音量といったボタンがハードウェア的に用意されているのも、オーディオプレーヤーとしては好ましい。
ポケットに入れたまま手探りでも使え、誤動作防止のホールドスイッチも用意されている。

売れ筋の「NW-A55」は本体メモリは容量16GBだが、microSDカードスロットを搭載していてメモリーカードで拡張可能。本体メモリ容量64GBの「NW-A57」も用意されている。

画像: ハイレゾに対応したウォークマンA「NW-A55」は本体のみのモデルで、好きなイヤホンを組み合わせて楽しめる。本体メモリ容量は16GB。

ハイレゾに対応したウォークマンA「NW-A55」は本体のみのモデルで、好きなイヤホンを組み合わせて楽しめる。本体メモリ容量は16GB。

NW-A55

NW-A57

ノイズキャンセリングやワイヤレスイヤホンモデルも選べる

「NW-A55」にはイヤホンやヘッドホンは付属せず、普段愛用しているイヤホンや好みのヘッドホンを自由に組み合わせて楽しめる。付属イヤホンは不要、という人には無駄がないが、ウォークマンAのイヤホン付属モデルはそれぞれに特徴がある。

電車の中などうるさい環境でも、騒音を低減して音楽を楽しめるノイズキャンセリングイヤホンが付属しているのが「NW-A55HN」と「NW-A56HN」。

画像: NW-A55本体に、ハイレゾ対応のノイズキャンセリングイヤホンが付属した「NW-A55HN」。イヤホンのカラーも本体色とコーディネイトされる。

NW-A55本体に、ハイレゾ対応のノイズキャンセリングイヤホンが付属した「NW-A55HN」。イヤホンのカラーも本体色とコーディネイトされる。

NW-A55HN

NW-A56HN

効果が高いデジタルノイズキャンセリングで、カラーもコーディネイトされている。ノイズキャンセリングイヤホン自体は各社から単体販売もされているが、こちらはいわば純正品なので、機能をオン・オフしたり、アナウンスを聴くための外音取り込みがウォークマン本体の操作で快適に行えるというメリットもある。

「NW-A55WI」はネックバンドスタイルのBluetoothイヤホン「WI-H700(h.ear in 2 Wireless)」が組み合わされたモデル。ワイヤレスでもハイレゾ相当で楽しめるLDACコーデックに対応している。
ウォークマンA本体ももちろんLDAC対応なので、便利かつ高音質に使える組み合わせだ。
どちらもまた単体販売に比べ、価格的にもお買い得となっているので、こういったイヤホンを使うつもりなら魅力的なセットだろう。

画像: 「NW-A55WI」は、NW-A55本体にBluetoothイヤホン「WI-H700」が組み合わされるセットモデル。

「NW-A55WI」は、NW-A55本体にBluetoothイヤホン「WI-H700」が組み合わされるセットモデル。

バランス接続に対応した上級モデルNW-ZX300

「NW-ZX300」シリーズは、フラッグシップである「WM1シリーズ」の技術や設計思想を受け継ぎつつ、使いやすいサイズや価格に抑えたモデルだ。
本体は剛性が高く、音響効果にも優れたオール削り出しのアルミシャーシを採用。線材やはんだなど、素材にもこだわって高音質を追求している。

画像: イヤホンのバランス接続にも対応した「NW-ZX300」(シルバー)。内蔵メモリ容量が128GBの「NW-ZX300G」も発売中。

イヤホンのバランス接続にも対応した「NW-ZX300」(シルバー)。内蔵メモリ容量が128GBの「NW-ZX300G」も発売中。

NW-ZX300

NW-ZX300G

ハイレゾ音源は最高24bit/384kHzまで無変換で再生でき、DSD音源もPCM変換ではなくDSDそのままの、いわゆるDSDネイティブ再生が可能。
また、ZX300シリーズの大きな特徴が、近年注目されているヘッドホンのバランス接続に対応していること。一般的なヘッドホンはアンバランス接続だが、バランス接続とは左右チャンネルを完全に独立させた信号線でつなぐ方法。バランス駆動対応のヘッドホンが必要となるが、より高音質に楽しめる技術としてオーディオ好きからは注目されている。

ハイエンドのNW-WM1Aと究極のウォークマン、NW−WM1Z

現在のウォークマンで最上級といえるのがWM1シリーズだ。機能的にも、音質的にも最上級を目指した存在となっている。

「NW-WM1A」は本体にアルミ切削筐体を採用したモデル。フルデジタルアンプ「S-Master HX」を採用し、DSDネイティブ再生やヘッドホンのバランス接続にももちろん対応している。内蔵メモリ容量は128GBだ。

画像: ソニーが追求してきた高音質技術の数々を投入するWM1シリーズの「NW-WM1A」は、高剛性なアルミ切削筐体を採用している。

ソニーが追求してきた高音質技術の数々を投入するWM1シリーズの「NW-WM1A」は、高剛性なアルミ切削筐体を採用している。

しかし現在のウォークマンには、それをさらに超える究極のモデルも存在する。それが「NW-WM1Z」だ。
外観的には本体色の違いが目立つが、実際に筐体の素材も異なっており、NW-WM1Zでは純度の高い無酸素銅を削り出し、金メッキを施している。そのためアルミ筐体のNW-WM1Aに比べても大幅に重くなっているのだが、これは音質的に有利な素材を求めてのこと。
また、内蔵アンプからヘッドホンジャックまでの線材もこだわりのものへ変更し、さらなる高音質を追求しているのだ。内蔵メモリも256GBと倍増している。

画像: WM1シリーズの中でも、高音質を目指すため本体素材に無酸素銅切削筐体を採用したウォークマンのフラッグシップ機「NW-WM1Z」

WM1シリーズの中でも、高音質を目指すため本体素材に無酸素銅切削筐体を採用したウォークマンのフラッグシップ機「NW-WM1Z」

このように、ハイレゾに対応したウォークマンといってもさまざまな製品があり、価格帯もかなりの幅がある。自分の用途や目的に合った製品はどれか、選んでみよう。

◆大坪知樹
オーディオやPCといった記事を多く手がけてきたが、ガジェットはもちろん白物家電、クルマ・バイク、模型や玩具、時計に服・靴など基本的にモノが好きな物欲系フリーランスライター。

This article is a sponsored article by
''.