Suicaが改札で一度で認識されないということはないだろうか。エラーの原因として考えられるのは、Suicaのカードと他のカードが「相互干渉」している場合だ。この干渉が起こるのはタッチ機能を持ったカードやIC搭載のカードを重ねた時。例えばキャッシュやクレジットカードにもICチップが搭載している場合がある。干渉防止には工夫が必要だ。
あなたの疑問にズバリお答え!Suicaのカードとバッティングして認識されない!
読者から質問
Suica(ビューカード)で交通機関を利用していますが、最近、認識されないことが増えました。カード入れには他のカードも入っていて、「バッティングが原因」とのことですが、どのカードとバッティングしているか、見分ける方法はありますか?(T・Iさん 東京都 78歳)
専門家の回答
編集部:
この質問は、福多利夫さんにお願いしましょう。
専門家:
「バッティングというのは、相互干渉のことですね。2枚以上のカードが重なっていると、読み取り機が両方のデータを読もうとして認識に失敗するわけです。
この場合、干渉防止の仕切り板があって、2枚のカードが使える定期入れを使うとか、定期入れ自体を複数持つとか、長財布にカードを並べて入れて、タッチする位置で使い分けるといった工夫が必要ですね。
干渉するのは、タッチ機能を持ったカードやIC搭載のカードです。タッチ機能のカードを外見で見分けるのは難しいですが、交通系カードや、電子マネー系のカードはほとんどが相互干渉します。
また、IC搭載のカードというのは、銀行のキャッシュカードにもありますし、クレジットカードなどでも採用されている場合があります。その見分け方は、カードの表面に金色の端子(ICチップ)があるかどうかです。これらは、タッチ機能はないですが、タッチ機能のあるカードと重ねているとタッチ機能に干渉するようです」
編集部:
交通系や電子マネー系のカード、キャッシュカード、クレジットカードを重ねないようにすればいいんですね。了解です!