【キャリーケース】New Tripの拡張機能付き「0201 Plus」は帰りに荷物が閉まらない人に超おすすめ!【2週間の中国家族海外旅行で使ってみた】

レビュー

旅行に行く度に、帰りのパッキングでキャリーケースが閉まらないですか? うちの妻は絶対に閉まりません。しかし、今回海外家族旅行に持っていったNew Tripの拡張機能付き「0201 Plus」では、ノントラブルで荷物は閉まり、妻はご機嫌のまま、帰路に就いたのです。その秘密を紹介します。

帰りの荷物が閉まる人間と閉まらない人間しかいない

我が家の妻は、絶対に帰りの荷物が閉まらないタイプ

ハルビン西駅のホームでキャリーケースに寄りかかる4歳の息子。

皆さんは、旅行の帰りの荷物が閉まるタイプの人間ですか? それとも閉まらないタイプですか? 筆者は、この帰りの荷物が閉まるか閉まらないかは、その時々ではなく、その人の特性だと思っています。善し悪しの問題でもありません。

 

ちなみに筆者は、帰りの荷物が閉まるタイプの人間です。なぜなら狭量で気が小さいから。飛行機に乗るときには、4歳の息子のリュックまで、しっかり私物のラゲッジスケールで計測しないと、気になりすぎて落ち着きません。面倒臭い男です。

 

これに対して、妻は絶対に帰りの荷物(キャリーケース)が閉まらない女です。エビデンスはありませんが、性差はないと思います。いっしょに旅行をしている筆者が、絶対入らないと思う量のお土産や記念品を購入するのです。

我が家に到着したNew Tripの「スーツケース 拡張機能・USB充電機能・ストッパー付き 0201 Plus」。

そして、帰りのパッキングの際にキャリーケースが閉まらないのです。毎回。当然、キャリーケースの上に乗って強引に閉めたり、筆者のキャリーケースが壊れました、入りきらない荷物を筆者のキャリーケースに入れたり、私はお土産を諦めているのに……といったトラブルが毎度発生するのです。

 

そこで、今回の2週間の海外家族旅行では、このようなトラブルが発生しないように、拡張機能で容量が20%拡張できるというNew Tripの「スーツケース 拡張機能・USB充電機能・ストッパー付き 0201 Plus」(以下「0201 Plus」)税込24,800円を試してみました。

行きの荷物を詰める際に拡張機能を使わせない

油断すると、出発前に拡張機能を使おうとする妻

かなりしっかりとしたカバーも付属していました。

今回の家族旅行は、筆者と妻、そして4歳の長男と7カ月の次男で中国の北京とハルビンを約2週間で回ってきました。当然、夫婦それぞれ片手にキャリーケース、もう片手で子どもと手をつなぐか、抱っこするので、移動時は両手が塞がっている状態です。

 

そのため、筆者たちにとって片手で扱える限界と感じる60Lクラス、普通に荷物を詰めるとだいたい20kgくらいになるモデルを選択しました。New TripでいうとMサイズで寸法は約645×425×28cm、本体重量は約4.2kgとなっています。

見た目はごく普通のキャリーケースです。

そして、ここが重要な部分なのですが、ファスナーで開閉するタイプのキャリーケースである「0201 Plus」は開閉用のファスナーとは別にエクステンション部分を開放するファスナーが別途装備されており、これを開放するとキャリーケースの幅が増えて、容量が約60Lから約74Lと20%以上容量を増やすことができるのです。

 

60Lの状態で行きの荷物をパッキングして、毎回キャリーケースの閉まらない帰りは拡張機能で容量74Lにして、帰ってこようという算段です。しかしながら、妻は行きの荷物を詰めるところから拡張機能を開放して、パッキングをはじめます。帰りのトラブルを防ぐため、行きは拡張機能を使わないようになんとか説得して、出発したわけです。

2万円台のキャリーケースらしい快適性

簡単に壊れましたは許されない価格帯

TSAに対応するロック付きのファスナー。

筆者はバッグやキャリーケースが好きというよりも、荷物をパッキングすることが好きらしく、撮影用のカメラバッグを含め、さまざまなキャリーケースを使ってきました。結果、60Lクラスで2〜3,000円のちょっと不安になるようなキャリーケースから、10万円越えのリモワまで、多くのキャリーケースが壊れるトラブルに遭遇しています。

 

その結論としては、壊れるときは価格に関係なく、壊れると思っています。ただし、不相応なほど安いキャリーケースは、キャスターやキャリーハンドルといった基本的な部分が使いづらく、壊れるときは、そもそもの作りの甘さが原因のことが多いのです。

片側ファスナー、片側ストラップのスタンダードな構成。

これに対して、そこそこ以上の価格のキャリーケースは、キャスターが静かでスムーズ、キャリーハンドルに安心感があり基本的な持ち歩きが快適。そして、壊れるときは「それは投げれば、壊れるよね」レベルの人災というか、不運が重なった形で壊れることが多いのです。

 

そのため、筆者は壊れてもさほど気にならない価格で、ある程度以上快適なキャリーケースを探しています。現在のところ、1万円台くらいが理想なのですが、「0201 Plus」は拡張機能付きであることもありますが、60Lで約25,000円と少しハードルの上がる価格帯といえるわけです。

絶賛するほどではないが、納得のいく基本性能

バスや電車でも安心なロック付きのキャスター。

実勢価格25,000円のキャリーケースは、価格的にも中堅どころ、コストパフォーマンス優先のものと同じレベルで絶賛はできません。筆者が特に気になっていたのが、ファスナーの開閉です。

 

キャリーケースの開け閉めだけでなく、拡張機能の開放もファスナーで行うため、スムーズに動かないと使うことが苦痛になります。この点はYKKのファスナーを採用することで解決しているようです。妻は何度も開け閉めしていましたが、トラブルらしいトラブルは2週間発生しませんでした。

ハンドル部分については、もうひと工夫あってもいいかもしれません。

次に気になるのはキャスターのスムーズさですが、これは従来モデルに比べて20%騒音を低減した新しいものが採用されており、コストパフォーマンス優先モデルに比べてスムーズな印象。しっかりとストッパーもついているので、バスや地下鉄で便利でした。ただし、この価格帯だともうひと回り大きなキャスターでもよいかもしれません。

 

キャリーハンドルについては4段階に調整でき、堅固さを感じるアルミ製で満足にいくものです。トップとサイドのハンドルについては、平べったい板状の形状で、荷物が重いと手に負担を感じることもありました。とはいえ、さすが2万円台のキャリーケースだけあり、十分に快適な基本性能が確保されています。

多機能キャリーケースとしても十分以上

カップホルダー、USBポート、底足フックにも対応

カップホルダーは使いはじめると便利なのです。

拡張機能付きの「0201 Plus」ですが、機能はこれだけではなく、カップホルダーやUSBポート、底足フックといった機能も搭載しており、いまどきの多機能なキャリーケースといえる仕様になっています。

 

個人的には、底足フックは素直に便利だと感じるのですが、カップホルダーとUSBポートについては、預け入れ荷物サイズのキャリーケースでは好き好きの分かれるところでしょう。なぜなら、構造が複雑になりがちなカップホルダーは、大きな衝撃を受けると壊れるリスクが上がりそうなのです。

 

USBポートを搭載しているのでスマートフォンの充電なども簡単です。

またUSBポートについては、いまや世界中の航空会社で預け入れ荷物には、ポータブルバッテリーが入れられません。そのためUSBポートを使うためにキャリーケースの中にバッテリーを入れると、空港などで取り出すために荷物を開けなくてはいけないので、筆者は面倒なのです。

 

なお、これだけ多機能なのにスマートフォンホルダー機能がないのは意外。これらすべてのおいて、それぞれの好みが大きく現れる部分でしょう。

妻の帰りの荷物があっさり閉まったことに驚愕!

25%近い容量拡張の効果は大きい

帰りのパッキングの後はファスナー部分がかなり膨らんでいます。

旅行に行って、荷物が増えて、キャリーケースが閉まらないことなんてよくあることだし、そんなに気にしなくても! という意見もあるでしょう。そのとおりだと思います。筆者は帰りのパッキングを気にして、記念品やお土産を控えたりと心配し過ぎて旅行を楽しめ切れていなかったりするのでしょう。自覚はあります。

 

しかし、翌日の早朝の飛行機に乗るのに、前日の夜に無理矢理キャリーケースを閉めようと、全体重をかけ、キャリーケースのロックが壊れ、現地で急遽新しいキャリーケースを購入したり、結局妻のキャリーケースは閉まらず、すでにパッキングを終えた筆者の荷物を再開封して詰め直したりというトラブルに毎回付き合うのが、気の弱い筆者には辛いのです。

中国高速鉄道で移動中の「0201 Plus」。

とはいえ、旅行中にあまり帰りのことは気にせず、好きなお土産などを買って楽しめているという点では、妻のほうが旅行をより楽しんでいるともいえるのです。ちょっと羨ましい。

そんな妻が約2週間と長めの旅を楽しんだのですから、荷物はしっかり増えています。

 

とても、そのままでは荷物は閉まらない状況でしたが、約60Lから約74Lへの容量の拡張は、さすがに25%近く、容量が増えることもあり、妻のキャリーケースが1度でなんの問題もなく閉まったことに、筆者はちょっとした感動すら覚えたのです。

 

毎回、帰りの荷物が閉まらない人は、絶対、容量拡張機能付きのキャリーケースにすべきです。同行する人間のストレスもかなり軽減されます。ただし、妻は容量拡張でかなり無理がきくことに気が付いたので、次回の荷物が無事閉まるかは、ちょっと心配ではありますが……。帰りの荷物が閉まらない方は、ぜひ試してみてください。

製品サンプル提供●New Trip

 

公式オンラインサイト

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

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