【テレビの外付けHDD】録画した番組をBDにダビングする方法 アイ・オー・データのRECBOXが便利!

テレビ

単体のBDレコーダーやDVDレコーダーを用意しなくとも、テレビにUSBハードディスクをつないで手軽に録画できるようになってから、ずいぶん長い時間が経っている。しかし、そのUSBハードディスクで録画した番組は、それを他のテレビにつなぎ直しても、再生することはできないといわれている。しかし、手持ちの古いテレビで録り貯めた番組は、本当に移動不可能なのだろうか。

“見たら消す”が前提だった「テレビの外付けハードディスク」

全番組録画など、高性能で多機能な製品も多い単体のBDレコーダー。
しかし、そこまでの機能は不要で、録って見たら消せば十分と考え、テレビの録画機能だけで済ませている人もいるだろう。
現在のテレビは、USBハードディスクを繋いで録画できる製品がほとんど。最新の機能というほどではなく、10年ほど前からUSBハードディスク録画対応製品は各社に存在していたので、ごく当たり前の機能に感じているかもしれない。

例えば、東芝の2010年モデルZ1シリーズでも、既にUSBハードディスク録画機能が搭載されている

www.toshiba.co.jp

テレビを買い替えると、以前の外付けHDDは使えない

テレビのリモコン一つで操作でき、手軽でとても便利。
ただし、少し古めのテレビだと、普段は気にならないものの、不便な制限事項もある。
それは、USBハードディスクやテレビが壊れてしまうと、録画番組を移動させる方法が基本的に用意されていないことだ。

たとえば、テレビ側が壊れてメーカー修理になると、修理の内容によっては同じハードディスクをつなぎ直しても再生不可能となり、回避する方法がない。また、テレビを買い替えてUSBハードディスクをつなぎ直しても、やはり新しいテレビでは再生できないのだ。

最近のテレビは「SeeQVault」対応だから大丈夫

ただし、最近のテレビやUSBハードディスクは、対応製品であれば、他の機器につなぎ直しても録画番組を再生できる「SeeQVault(シーキューボルト)」という技術に対応したものが多い。
でも古いテレビは、当然「SeeQVault」非対応なので、「SeeQVault」対応USBハードディスクを繋いでも、録画番組を移すことはできない。

外付けHDDからのダビングが可能 アイ・オー・データの「RECBOX」

古めのテレビで録画した番組を、他の部屋のテレビや新しいテレビでも再生できる機器も、少ないが存在する。
その一つが、アイ・オー・データ機器のハードディスク「RECBOX(レックボックス)」シリーズだ。

RECBOXは、ネットワーク(LAN)につながる、NASと呼ばれるタイプのハードディスクだ。
テレビにUSBで直接つなぐのではなく、テレビとRECBOXをルーターにつないで使う。

RECBOXには、さまざまな機器から録画番組をダビングできる。
テレビにつないである、USBハードディスクからのダビングも可能だ。
そして、ダビングしてRECBOXに保存されている番組は、元のテレビだけに限らず、ネットワークに繋がっている2台め、3台め以降のテレビでも再生できる。
つまり、RECBOXに録画番組をダビングさえしておけば、新しいテレビに買い替えても大丈夫だ。

I-O DATAネットワークHDD 2TB RECBOX

テレビが変わってもそのまま使える

RECBOXを使えば、リビングのテレビにつながったUSBハードディスク内の番組をRECBOXへダビングし、他の部屋のテレビから再生できる。

www.iodata.jp

【特徴】
さまざまな機器の録画番組をネットワーク経由でダビングや再生できるハードディスク(NAS)。テレビの買い替えや修理で再生不能となるような古めの製品でも、RECBOXを使うことで他のテレビから再生可能に。HLV-S2は内蔵ハードディスク容量が2TBだが、容量3TBモデルや4TBモデルも用意されている。

I-O DATA
RECBOX
HVL-S2
▼テレビで録画した番組を家じゅうどこでも楽しめるハイビジョンレコーディングハードディスク。▼好きな番組やジャンルごとにフォルダーを分けたり、番組のタイトルを編集するなど、自分好みに録画番組をきっちり管理できます。(Amazon)

テレビの外付けHDDから「BD化」ができる!

RECBOXは、テレビ(につないだUSBハードディスク)→RECBOXのダビング以外にも、BDレコーダー→RECBOXや、RECBOX→BDレコーダーというパターンのダビングもできる。
また、BDレコーダーは本体内の番組をBDに書き出す機能があるので、手間はかかるが、テレビにつないだUSBハードディスクで録画した番組を、BD化することもできる。

注意点としては、RECBOXは、全メーカー・全種のテレビやレコーダーに対応しているわけではないということ。対応機器は、公式情報として公表されているので、いま使っている機器が対応しているか、確認してから導入しよう。
なお、最新のテレビであれば「SeeQVault」に対応しているので、必ずしもRECBOXは必要ではない。「SeeQVault」については、また改めて紹介しよう。

RECBOXの対応製品は多く、製品によってはRECBOXからレコーダーへのダビングも可能。

www.iodata.jp

まとめ

「SeeQVault」非対応の古いテレビで、USBハードディスクに録画した番組を、他のテレビでも再生したいときは、RECBOXを使えば可能となる。
ダビングした番組は、対応製品ならBDレコーダーでBD化することもできるが、製品によって対応状況や機能に違いがあるので、慎重に確認したい。

◆大坪知樹
オーディオやPCといった記事を多く手がけてきたが、ガジェットはもちろん白物家電、クルマ・バイク、模型や玩具、時計に服・靴など基本的にモノが好きな物欲系フリーランスライター。

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット