写真ファイルのフォーマットといえば「JPEG」が一番知られているだろう。しかし、最近では、iPhoneでは高い圧縮率が特徴の「HEIF(ヒーフ)」が利用できたりと、変化の兆しだ。本体ストレージを節約できるので、写真HEIF形式で保存するのがオススメだ。
スマホで撮った写真のファイル形式は何?
⇒⇒設定によるが、iPhoneはHEIF、AndroidはJPEG
写真ファイルのフォーマットといえば、これまで「JPEG」と相場が決まっていたが、最近は変化の兆しが見え始めている。
例えば、iOS端末ではiPhone7以降なら新フォーマットの「HEIF(ヒーフ)」を利用可能。高い圧縮率が特徴で、JPEG形式の約半分までファイルサイズが削減可能とされている。本体のストレージを大幅に節約できるので、特に不都合がなければ、写真はHEIF形式で保存するといい。
一方、Androidは、従来どおりのJPEG形式が採用されている場合がほとんど。ファーウェイやサムスン、Googleなど一部のモデルでは、標準のカメラアプリで撮影データを非圧縮のRAW(DNG)形式で保存できる場合もある。RAW形式はデジタル一眼でも使われ、高画質だが、データの容量が大きいため、保存には注意が必要だ。
●スマホ写真に新フォーマットの波が到来
iPhone
保存形式の切り替えは、「設定」の「カメラ」→「フォーマット」から行える。「高効率」がHEIFで、「互換性優先」が従来のJPEG形式となる。
Android
GoogleのPixel 3など、一部のハイエンドモデルを中心に、標準のカメラアプリで、より高画質なRAW形式の画像保存が可能になっている。
解説/篠原義夫(ガジェットライター)