【パソコンの起動時間・動作改善に】不要な標準アプリや常駐アプリを削除する方法

Windows

一つの常駐アプリが消費するパワーはわずかだが、複数になると無視できないレベルになり、Windowsの起動に時間がかかってしまう。PCの起動時間や動作の遅さを改善するには、「スタートアップアプリ」を減らすのが効果的だ。さらに自分が使っていない標準アプリを削除するのも容量節約になるだけでなくPCの動作改善に役立つ。システムごとスッキリさせるなら「ディスククリーンアップ」を実行しよう。

不要な常駐アプリを減らすと、起動時間も動作も改善!

●「設定」→「アプリ」→「スタートアップアプリ」で常駐を減らす

常駐アプリとは、Windowsの起動と同時に自動的に起動し、使用中に常に稼働しているアプリを指している。一つの常駐アプリが消費するパワーはわずかだが、複数あると無視できないレベルになるし、多ければ多いほどWindowsの起動も時間がかかるようになり、パソコン操作の妨げとなる。

この解消には、「スタートアップアプリ」を減らすのが効果的。「設定」→「アプリ」の「スタートアップ」項目で、アプリごとにオン/オフが選べる。表示されている「影響:なし」などの評価は、起動時間に与える影響を表しており、「影響:大」をオフにしたほうが、起動時間が短縮される。
なお、「タスクマネージャー」の「スタートアップ」タブでも、同じ作業をすることができる。

スタートアップアプリのオン/オフは、「設定」→「アプリ」の「スタートアップ」で行う。

アプリごとにオン/オフを設定可能。起動時間に与える影響も表示される。

使っていないWindows標準のアプリも削除しよう!

●「Windows 10 Default App Remover」を使う

自分が使っていないアプリを削除するのは、ディスク容量の節約になるだけでなく、パソコンの動作の改善にも役立つ。ただし、マイクロソフト製のWindows10標準アプリなど、通常の方法では削除できないアプリもある。

しかし、「Windows10 Default App Remover」というフリーアプリを使えば削除可能だ。例えば、「3D Builder」(3Dモデルを自分で作るためのアプリ)や(Xbox」(ゲーム機「Xbox」ユーザー向けのアプリ)など、自分が使わないとわかっているものは削除してかまわない。

Windows 10 Default App Remover

起動するとリストが表示される。消したいアプリをクリックすればいい。

※「Windows 10 Default App Remover」の入手先

後で必要になっても、ほとんどのアプリは「Microsoft Store」から再入手可能だ。各アプリのサイズはあまり大きくないが、スタートメニューの混雑も解消できる。

●重要度の比較的低いアプリの例

3D Builder 3Dのデータを作成するためのツール
OneNote 文字や画像を保存できるノート
People 連絡先を管理するアドレス帳
スポーツ 試合のスコアやニュースなどを表示
Microsoft
ニュース
最新ニュースがわかり、通知も可能
マネー 資産管理に役立つ情報を網羅
Xbox Xboxのデータをパソコンで活用する
再インストールもできるので、不要だと思われるアプリは削除しても問題ない。

システムまで含めてさっぱりしたいなら、「ディスククリーンアップ」

●「ディスククリーンアップ」でシステムごとスッキリ整理

十分なディスク空き容量を確保していないパソコンは、動作が重くなる。特に、モバイル系などでSSDの容量が小さい場合は、1Gバイトでも多く空き容量を確保したいところ。ここで有効なのが、「ディスククリーンアップ」だ。

操作は、エクスプローラーで「C」ドライブを右クリックして「プロパティ」を表示させ「ディスクのクリーンアップ」をクリック。すると、増やせる空き容量の計測が行われるが、これが完了したら「システムファイルのクリーンアップ」も実行する。これにより、Windows Updateに使われたファイルなどが削除対象になり、場合によっては大幅に空き容量が増える。
なお、HDDを搭載したパソコンは、クリーンアップ後に「デフラグ」も実行しよう。

Cドライブを右クリックして、「プロパティ」→「ディスクのクリーンアップ」を実行。

この例では、標準で1.09Gバイト、システムフ
ァイルも指定すると2.63Gバイトも増加した。

解説/福多利夫(フリーライター)

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