格納型インカメがカッコいい「OPPO Reno 10x Zoom」をレビュー!超広角・望遠・夜景もカメラ性能トップクラス

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SIMフリースマホ市場で存在感を強めつつあるオッポ。今回テストした「OPPO Reno10x Zoom」は「超広角」「広角」「望遠」のトリプルカメラ搭載。独自構造で「10倍」という高倍率ズーム撮影を実現したハイエンドスマートフォン。高い画面占有率のため、映像配信サービスやゲーム、電子書籍との相性がいい。

今回のテストアイテムはこちらオッポ OPPO Reno10x Zoom

実売価格例:10万7870円

●プロフィール
「超広角」「広角」「望遠」のトリプルカメラを搭載し、独自構造で「10倍」という高倍率ズーム撮影を実現したハイエンドスマートフォン。インカメラは本体内部に格納されていて、使うときだけ自動で出てくる構造もユニーク。

6.65型の有機ELディスプレイを搭載。べゼル(ディスプレイ周囲の枠)を細くし、インカメラを内部に格納することで、93.1%の画面占有率を実現している。

SPEC
●OS/ColorOS 6, based on Android 9●プロセッサー/Snapdragon 855●ストレージ/256GB●RAM/8GB●ディスプレイ/6.65型、2340ドット×1080ドット●カメラ画素数/【アウトカメラ】4800万+800万+1300万、【インカメラ】1600万●SIMカード/デュアルSIM(マイクロSIM&ナノSIM)●バッテリー/4065mAh●サイズ/幅77.2mm×高さ162.0mm×奥行き9.3mm●重量/215g

■ピボットライジング 構造を採用

インカメラおよびアウトカメラ用のフラッシュは、ピボットライジング構造により、使うときだけ自動で出てくる仕組み。

■超広角から望遠まで夜景も鮮明に撮れる

焦点距離16〜160ミリの範囲でハイブリッドズームが可能。きらびやかな夜景も広く写せる。

10倍を超えても上々の画質で撮れる

2018年、日本市場に参入し、SIMフリースマホ市場で存在感を強めつつあるオッポ。2019月には、ハイブリッド10倍ズームが可能な3カメラ搭載モデルが発売された。

背面に搭載された三つのレンズは、焦点距離が16ミリの超広角、26ミリの広角、そして130ミリの望遠という構成(いずれも35ミリ判フィルム換算値)。同社が独自に開発したハイブリッドズームにより、16〜160ミリの範囲であれば、ズーム倍率が変化してレンズが切り替わっても、シームレスなズーム撮影が可能。しかも、ほとんど画質は劣化しないという。

実際に撮影してみたが、10倍まで鮮明な画質で撮れることはもちろん、さらに倍率を上げて、20倍くらいで撮っても、そこそこの画質が得られることが確認できた。

また、夜景を美しく撮れる「ウルトラナイトモード」も魅力。このモードでも、超広角撮影やハイブリッドズームが使えるので、写真表現の幅がグンと広がると思われる。

AIによる被写体・シーン認識にも対応しているが、色が極端に濃くなったり、彩度が高くなりすぎたりすることもなく、比較的ナチュラルな色調で撮れる印象。本機があれば、旅行などに、デジカメを持っていく必要がなくなりそうなほどだ。

6.65型の大画面は魅力だが、本体が重い

6.65型の大画面ディスプレイは、インカメラを内側に隠す構造のため、上部にノッチ(切り欠き)すらなく、93.1%という高い画面占有率を実現。映像配信サービスやゲームとの相性がよく、電子書籍を読む人にも適しているだろう。

ただし、本体幅が77.2ミリで、重量は215グラムもあるので、ずっしりとした重さを感じる。ここを納得できるなら”買い”だろう。

おすすめ度…A-

16〜160ミリの間で画質劣化の少ないズーム撮影が可能。色調もナチュラル

ココが〇

カメラの性能は、トップクラス。超広角やズームで撮影できるのは、大きな魅力だ。電池のもちもよく、ゲームや動画視聴とも好相性。

ココが×

片手では操作しづらいサイズで、長時間持っていると手が疲れるかも。防水・防塵、おサイフケータイに対応していないのも残念。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
文/村元正剛 (ITライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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