「マンションの殺風景な壁に、開放感のある風景を映し出したい」という夢が結実した、アトモフの「Atmoph Window 2」。時計・天気、カレンダーなどの機能を重ねることができ、スマートスピーカーとも連係可能なデジタル窓だ。
風景表示、カレンダー、時計、音楽再生など、
多彩な機能が楽しめる
●アトモフ
Atmoph Window 2 (2020年1月発売予定)
「マンションの殺風景な壁に、開放感のある風景を映し出したい」という、元任天堂エンジニアの夢が結実したのが、アトモフの「Atmoph Window 2」である。
これは27型のディスプレイに、11ac(5Gヘルツ帯)のWi-Fiや、H.265対応の動画デコーダー、ストレージ、各種センサーを内蔵させたもの。
フレームは窓枠のようなデザインで、壁に掛けるとまるで本物の窓が現れたかのよう。フレームには、木製家具の最大手、カリモク家具製も選べ、インテリアとしても最適だ。
表示できる風景は、プロカメラマンが撮影した同社独自の4K画像・映像。窓の中身となるコンテンツを自前で作っているところにこだわりを感じる。
世界各国、1000ヵ所以上の風景が用意され、サンゴや水草の周りで魚が泳ぐアクアリウム画像やライブストリーミング映像などもそろい、今後もどんどんおもしろいものが登場しそうだ。
さらに、スマホで撮った写真を表示させることもできるし、本機を複数並べれば、大きな1枚の窓のようにして映し出すこともできる。
また、スマートディスプレイらしく、風景にカレンダーや時計・天気などを重ねたり、「Spotify」などの音楽配信サービスを利用したりすることも可能。
スマートスピーカーと連係可能な
スマートディスプレイ
さらに、GoogleアシスタントやAmazonのAlexaに対応したスマートスピーカーと連係すれば、音声による操作もでき、「IFTTT」と呼ばれるサービスに対応させることで、「朝になったらカレンダーを表示する」といったカスタマイズも行える。
アイデアしだいで、使い方はいくらでも発展していきそうだ。まさに、未来を感じさせる窓といえる。
●解説/福多利夫
ホビーや家電、デジタルグッズが大好きで、その仕組みが気になっちゃうフリーライター。家電製品協会認定の家電総合アドバイザーでもある。
イラスト:中山昭(絵仕事 界屋)