自分のほぐしたい箇所に当てやすく、マッサージ効果が高い。ソファーや車のシートのように生地の質感もいい。パーソナルタイプのスピーカーや扇風機と同様、マッサージャーも首掛けスタイルが流行中。オムロンヘルスケアの「HM-150」は、コストや機能のバランスがよく、魅力的な一台だ。
今回のテストアイテムはこちらオムロンヘルスケア HM-150
実売価格例:1万2830円
●プロフィール
パーソナルタイプのスピーカーや扇風機と同様、マッサージャーも首掛けスタイルが流行中。さまざまな製品が発売されているが、オムロンヘルスケアの新製品は、コストや機能のバランスがよく、魅力的な一台となっている。
SPEC
●もみ速度/2段階●動作時間/10分でオートパワーオフ●電源/AC100V(専用ACアダプター付属)●サイズ/幅360mm×高さ490mm×奥行き180mm●重量/1.7kg
■もみ玉部分にヒーターを内蔵
■両手で負荷をかけ、 強さをコントロール
もみ玉は回転方向を自由に変えられる
大型のマッサージチェアに全身をもみほぐされるのも至福だが、もっと手軽に凝りをほぐしたいという向きに人気なのが、パーソナルタイプのマッサージ機。
中でも、もみ玉部分を首に掛けて、両手で負荷をかける「ネックマッサージャー」が盛り上がりを見せている。実際に使ってみて、「なるほどなぁ」と納得。とても手っ取り早く使えるのだ。
左右に引っ張れば、もみ玉の位置調整ができるので、凝りのポイントを探りやすいほか、負荷の調節も自在。つまり、もみ玉位置やマッサージの強度を直感的に変えて、自分にちょうどいいマッサージを、自分のさじ加減で行うことができるのだ。
さらに本製品では、もみ玉の回転方向を変えられるリバース機能を搭載。内回りだと当たりづらい箇所でも、逆回りにするとしっかりほぐせたりするので、いろいろな凝りに到達しやすくなっている。凝りや筋肉疲労は、人によって千差万別だから、この仕様はありがたい。
ヒーターで温めながらもみほぐせる
もみ玉は、従来機種の二つから四つに増え、よりパワフルかつ本格的な動作を提供。首や肩だけでなく、腰や太もも、ふくらはぎなどにも使え、疲れをグリグリとほぐしてくれる。もみ玉はヒーター機能付きで、部位を温めながらもみほぐすことが可能だ。冬場はもちろんのこと、夏の冷房で冷えてしまった肩や腰にも心地よく使える。
他社の製品ではコードレス仕様のものもあるが、パワーとヒーター効果をしっかり出すため、本製品はあえてコード式となっている。また、充電不足で使えないという事態を防げるのも、コード式のメリット。使いたいときに確実に使える安心感も、製品の魅力につながっている。
おすすめ度…A
もみ玉を四つ搭載した首掛け式。自分の力加減で直感的にマッサージできる
ココが〇
自分のほぐしたい箇所に当てやすく、マッサージ効果が高い。ソファーや車のシートのように生地の質感もよく、チープな感じがしない。
ココが✕
カバーが外せず、汚れが気になるので、例えば、足裏などへの使用はためらわれる。コード式とコードレス式の両方式で使えると、よりうれしい。
※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。
文/諏訪圭伊子(フリーライター)