【2019年まとめ】初心者向けミラーレス一眼のおすすめはコレ!10万未満の15機種を徹底比較

文具・ホビー・カメラ

根強い人気が続く一眼レフ、注目度の高いミラーレス一眼を対象に、各メーカーの現行主要全モデルを画質、機能、操作性、取り回しなど、さまざまな観点から○×評価。クラス別におすすめモデルを決定した。ここでは「ミラーレス10万円未満クラス」15機種を採点する。

  1. ミラーレス10万円未満シリーズ初のバリアングルモニター搭載で快適に撮影可能富士フイルム「X-A7」
  2. ミラーレス10万円未満新エンジンでAFカバーエリアが拡大し、スマホ連係も強化キヤノン「EOS Kiss M」
  3. ミラーレス10万円未満自分撮りがしやすく、手ブレ補正の効果も数値より高いオリンパス「PEN E-PL9」
  4. ミラーレス10万円未満AFはコントラスト検出のみだが、快適。描写もシャープパナソニック「DC-GF10/90」
  5. ミラーレス10万円未満EVF搭載のエントリーモデル。着脱式グリップも付属富士フイルム「X-T100」
  6. ミラーレス10万円未満179点測距のAFなど、価格の割にハイスペックソニー「α6000」
  7. ミラーレス10万円未満快適なピント合わせができ、美肌モードも設定可能キヤノン「EOS M100」
  8. ミラーレス10万円未満スペック以上の手ブレ補正。露出補正がしやすいオリンパス「OM-D E-M10 Mark III」
  9. ミラーレス10万円未満堅ろうなマグネシウム合金ボディや手ブレ補正が魅力オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」
  10. ミラーレス10万円未満機能面での不満はあるが、リアルな質感描写は素晴らしいシグマ「sd Quattro」
  11. ミラーレス10万円未満二つの電子ダイヤル+露出補正ダイヤルで操作性良好キヤノン「EOS M5」
  12. ミラーレス10万円未満ボディとレンズの両方で手ブレを補正。ボディは防塵・防滴パナソニック「DMC-G8」
  13. ミラーレス10万円未満カスタマイズ可能なボタンが多く、中級者以上に使いやすいパナソニック「DC-GX7MK3」
  14. ミラーレス10万円未満スリムボディにEVFを内蔵。タッチで直感的な操作が可能富士フイルム「X-E3」
  15. ミラーレス10万円未満動物対応の瞳AFや4K動画など最新スペックを盛り込むソニー「α6100」
  16. まとめ

ミラーレス10万円未満シリーズ初のバリアングルモニター搭載で快適に撮影可能富士フイルム「X-A7」

富士フイルム
X-A7
2019年10月発売

実売価格例:9万2950円(レンズキット)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2424万 ISO 5万1200 117点 6コマ/秒
幅119mm×高さ67.7mm×奥行き41.1mm・320g

3.5型のタッチパネル式モニターを内蔵。十字キーではなくジョイスティックを装備。

撮影データ●15-45mmレンズ(15mm)●F9●1/500秒●絞り優先AE●露出補正ー1.4●ISO200

日中はシャープな描写で鮮やか
キットレンズでも、日中の明るいシーンではまったく不満のないシャープな描写。発色はクリアで、原色が鮮やかめに再現される印象だ。

富士フイルムのローエンドモデルで、Xシリーズ初のバリアングル式モニターや、画面に触れてさまざまな機能の設定を変えられるタッチメニューなどを搭載。AFが強化され、瞳AFにも対応。従来モデルより、撮影しやすさが向上した印象だ。

このクラスとしては珍しく二つの電子ダイヤルを備え、露出調整がしやすい。スマホなどとワイヤレスだけでなく、USB接続で高速に画像を転送できるといったユニークな機能も搭載する。

ボディ内手ブレ補正がなく、装着するレンズによっては手ブレが問題になる。連写スピードは6コマ/秒と遅め。カメラは小型・軽量だが、レンズは大きく、重めのものが多いのも気になる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満新エンジンでAFカバーエリアが拡大し、スマホ連係も強化キヤノン「EOS Kiss M」

キヤノン
EOS Kiss M
2018年3月発売

実売価格例:7万6450円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2410万 ISO 5万1200 143点 7.4コマ/秒
幅116.3mm×高さ88.1mm×奥行き58.7mm・390g(ホワイト)

縦位置でのロー/ハイアングル撮影も可能なバリアングル式モニターを搭載。

撮影データ●28mmマクロレンズ●F3.5●1/320秒●絞り優先AE●露出補正+1.0●ISO100

自由なフレーミングで撮影可能
広角マクロレンズで画面左側の「C」の字にピントを合わせたが、測距点のカバーエリアが広いおかげで、自由なフレーミングで撮影できる。

ファミリー層に人気のEOS Kiss初のミラーレス一眼。処理能力の高い新画像処理エンジンの搭載で、測距点のカバーエリアを横88%×縦100%に拡張。AF追従で7.4コマ/秒連写、4K動画撮影などのハイスペックを実現している。

初心者向けに、撮影モードガイドや新しいメニュー画面を採用。バリアングル式のモニターを搭載しているほか、スマホとの連係も強化。撮影しながら画像を転送することも可能だ。

電子ダイヤルは一つだけで、ボディ内手ブレ補正もない。瞳AFがシングルAFのみなので、人物が動いていると対応できない。交換レンズの種類が少ないのも物足りなく感じる点だ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満自分撮りがしやすく、手ブレ補正の効果も数値より高いオリンパス「PEN E-PL9」

オリンパス
PEN E-PL9
2018年3月発売

実売価格例:4万9070円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
1605万 ISO 2万5600 121点 8.6コマ/秒
幅117.1mm×高さ68mm×奥行き39mm・380g

モニターは下向きに反転でき、自分撮りに対応。ほとんどの操作が右手だけで行える。

撮影データ●25mmレンズ●F3.5●1/60秒●絞り優先AE●露出補正なし●ISO250

高感度は弱めだが、画質は良好
歴史的建築物のシャンデリアを見上げるアングルで撮影。手ブレ補正が強力で、暗めのシーンでも安心。高感度には弱めだが、画質も良好。

オリンパスのローエンドモデル。ブルートゥース機能を追加したことでスマホとの接続性を改善し、従来よりも連係を強化した。ボディ内手ブレ補正の効果は3.5段だが、実際に使ってみるとスペック以上に効果が高いように感じられ、薄暗い室内や夜景などにも強い。

自分撮りがしやすいので、旅先での記念撮影にもいい。発売当初に比べて3割以上安くなっているのもうれしい。

AFはコントラスト検出のみで、スポーツなど動きの速い被写体には弱い。電子ダイヤルが一つだけなので、露出調整などはしづらい。最近のトレンドからすると、画素数は少なめなので、大判プリントに仕上げたい人には不向きといえるかも。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

ミラーレス10万円未満AFはコントラスト検出のみだが、快適。描写もシャープパナソニック「DC-GF10/90」

パナソニック
DC-GF10/90
2018年2月発売

実売価格例:7万7500円(ダブルレンズキット)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
1600万 ISO 2万5600 49点 5.8コマ/秒
幅106.5mm×高さ64.6mm×奥行き33.3mm・270g

右手だけでほとんどの操作が可能。モニターは上向き180度まで開き、自分撮りに対応。

撮影データ●25mmレンズ●F1.7●1/1万6000秒●絞り優先AE●露出補正+0.3●ISO200

絞りを開くと背景をぼかせる
明るい単焦点レンズで撮ったが、絞りを開くと背景を大きくぼかせる。本体も交換レンズも小型・軽量で、描写もシャープでスナップ向き。

小型・軽量なローエンドモデルで、標準ズームと明るい単焦点(25ミリF1.7)レンズなど、キットのみでの販売。ボケを生かした撮影が楽しめる。デザインは先代とほぼ同じだが、前面に指掛かりとなる突起を新設。ホールド性を高めている。

AFはコントラスト検出のみだが、スピードが速く快適に撮れる。30コマ/秒連写の4Kフォト、広い範囲にピントを合わせられるフォーカス合成など、マニアックな機能も備える。

撮像センサーの小さなマイクロフォーサーズだけに高感度には弱めで、画素数も少なめ。手ブレ補正はレンズ側のみとなる。電子ダイヤルも一つだけで、露出調整などでは手間が多い。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

ミラーレス10万円未満EVF搭載のエントリーモデル。着脱式グリップも付属富士フイルム「X-T100」

富士フイルム
X-T100
2018年6月発売

実売価格例:4万8470円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2424万 ISO 5万1200 91点 6コマ/秒
幅121mm×高さ83mm×奥行き47.4mm・448g

EVF(電子ビューファインダー)を内蔵した一眼レフスタイルのエントリーモデル。横にも開く3方向チルト式モニターで自分撮りにも対応。着脱式のグリップが付属しているのもユニークだ。二つの電子ダイヤルで露出調整は容易。発売時より4割ほど値下がりしているので、買い得になっている。

ボディ内手ブレ補正がない。ボディに対して交換レンズが大きめ、重めなのが気になる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

ミラーレス10万円未満179点測距のAFなど、価格の割にハイスペックソニー「α6000」

ソニー
α6000
2014年3月発売

実売価格例:5万850円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2430万 ISO 2万5600 179点 11コマ/秒
幅120mm×高さ66.9mm×奥行き45.1mm・344g

小型・軽量ボディにEVFを内蔵したミドルクラスのAPS-Cサイズ機。画面の広い範囲をカバーする179点測距の位相差AFを併用するハイブリッドAFを搭載。AF追従の11コマ/秒連写などのハイスペックを誇る。その割に実売価格が安くてねらい目だ。

2014年の発売で、後継や上位モデルが多く登場しており、古さを感じる。モニターは、自分撮りには非対応でタッチ機能もない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

ミラーレス10万円未満快適なピント合わせができ、美肌モードも設定可能キヤノン「EOS M100」

キヤノン
EOS M100
2017年10月発売

実売価格例:5万3600円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2420万 ISO 2万5600 49点 4コマ/秒
幅108.2mm×高さ67.1mm×奥行き35.1mm・302g

ローエンドモデルながら、快適なピント合わせが可能なデュアルピクセルCMOS AFを搭載。初心者向けのクリエイティブアシスト機能も強化されている。自分撮りに対応するチルト式モニターのほか、美肌モードも設定できる。

画像処理エンジンは、一つ前の世代。動画もフルHDなど、スペック的に古さが気になる。ボディ内手ブレ補正がなく、電子ダイヤルも一つしかない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満スペック以上の手ブレ補正。露出補正がしやすいオリンパス「OM-D E-M10 Mark III」

オリンパス
OM-D E-M10 Mark III
2017年9月発売

実売価格例:5万7440円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
1605万 ISO 2万5600 121点 8.6コマ/秒
幅121.5mm×高さ83.6mm×奥行き49.5mm・410g

一眼レフスタイルを採用したOM-Dシリーズのローエンドモデル。4段分のスペック以上の力を感じるボディ内手ブレ補正が魅力。二つの電子ダイヤルを備え、露出調整がしやすい。実売価格も下がっていて、買い得感は高い。

上位のE-M1/5シリーズと違って防塵・防滴性はない。チルト式モニターだが、自分撮りは非対応。AFはコントラスト検出のみで、動きの速い被写体は苦手。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

ミラーレス10万円未満堅ろうなマグネシウム合金ボディや手ブレ補正が魅力オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」

オリンパス
OM-D E-M5 Mark II
2015年2月発売

実売価格例:6万4330円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
1605万 ISO 2万5600 81点 10コマ/秒
幅123.7mm×高さ85mm×奥行き44.5mm・469g

堅ろうなマグネシウム合金製の防塵・防滴ボディが魅力の中級機。5段分の効果を持つボディ内手ブレ補正や、8コマの連写合成で高精細撮影が可能なハイレゾショットを備え、風景やネイチャー系に強い。モニターはタッチ操作可能なバリアングル式。2015年発売とあってかなり値下がりしている。

AFはコントラスト検出のみで、動きに弱め。メニューが複雑で、慣れないと設定変更に時間がかかる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

ミラーレス10万円未満機能面での不満はあるが、リアルな質感描写は素晴らしいシグマ「sd Quattro」

シグマ
sd Quattro
2016年7月発売

実売価格例:6万8330円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2950万 ISO 6400 9点 3.6コマ/秒
幅147mm×高さ95.1mm×奥行き90.8mm・625g

同社初のミラーレス一眼で、同社の一眼レフと同じマウントを採用したAPS-Cサイズ機。3層構造のFoveon X3センサーを搭載。シャープさと色乗りのよさが持ち味で、リアルな質感描写も魅力だ。

全体的にレスポンスが悪く、快適さに欠ける。高感度に弱く、電池のもちもよくない。また、動画やWi-Fi機能もない。画質は優秀なのだが、いろいろな部分で我慢を強いられる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満二つの電子ダイヤル+露出補正ダイヤルで操作性良好キヤノン「EOS M5」

キヤノン
EOS M5
2016年11月発売

実売価格例:7万7550円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2420万 ISO 2万5600 49点 7コマ/秒
幅115.6mm×高さ89.2mm×奥行き60.6mm・427g

EOS Mシリーズで初めてEVFを内蔵したモデル。デュアルピクセルCMOS AFを搭載して、ピント追従で7コマ/秒の連写を可能にしている。二つの電子ダイヤルに加えて、露出補正ダイヤルも装備しており、操作しやすい。自分撮り対応のチルト式モニターなど、使い勝手のよさが魅力だ。

発売時期が古く、瞳AFはなし。動画もフルHD止まり。ボディ内手ブレ補正がないのも残念だ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満ボディとレンズの両方で手ブレを補正。ボディは防塵・防滴パナソニック「DMC-G8」

パナソニック
DMC-G8
2016年10月発売

実売価格例:8万6150円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
1600万 ISO 2万5600 49点 9コマ/秒
幅128.4mm×高さ89mm×奥行き74.3mm・505g

一眼レフスタイルの中級機で、ボディの前カバーにマグネシウム合金を採用。防塵・防滴仕様なので、ネイチャー系の撮影にも安心して使える。ボディとレンズの両方で手ブレを補正するDual IS2を搭載。二つの電子ダイヤルによる操作系や、バリアングル式タッチモニターなどを備える。

画素数の少なさ、高感度への弱さが泣きどころ。AFは、動きの速い被写体への対応力がもう一つ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満カスタマイズ可能なボタンが多く、中級者以上に使いやすいパナソニック「DC-GX7MK3」

パナソニック
DC-GX7MK3
2018年3月発売

実売価格例:9万300円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2030万 ISO 2万5600 49点 9コマ/秒
幅124mm×高さ72.1mm×奥行き46.8mm・450g

上向き90度まで向きを変えられるチルト式EVFを内蔵。ボディとレンズの両方で手ブレを補正するDual ISや、二つの電子ダイヤルと露出補正ダイヤルによる操作系を備える。機能をカスタマイズできるボタンも多く、中〜上級者には使い勝手がいい。

モニターはチルト式で、前方には向けられないタイプ。縦位置でのロー/ハイアングル撮影や自分撮りには対応していない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満スリムボディにEVFを内蔵。タッチで直感的な操作が可能富士フイルム「X-E3」

富士フイルム
X-E3
2017年9月発売

実売価格例:9万380円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2430万 ISO 5万1200 325点 8コマ/秒
幅121.3mm×高さ73.9mm×奥行き42.7mm・337g

スリムなボディにEVFを内蔵した中級機。モニターが固定式なのは不満だが、タッチパネルは内蔵。ファインダー撮影時のタッチパッドAFやメニューのタッチ操作なども可能だ。グリップの前後に、二つの電子ダイヤルに加えて露出補正ダイヤルも備え、操作性は良好だ。

連写は速いが、速い動きへの追従性はやや弱い印象。ボディに比べて大きめ、重めのレンズが多い。ボディ内手ブレ補正もない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

ミラーレス10万円未満動物対応の瞳AFや4K動画など最新スペックを盛り込むソニー「α6100」

ソニー
α6100
2019年10月発売

実売価格例:9万8890円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2420万 ISO 5万1200 425点 11コマ/秒
幅120mm×高さ66.9mm×奥行き59.4mm・396g

α6000(上記参照)の後継に当たるAPS-C機。動物の目にも対応したリアルタイムの瞳AFやトラッキング機能、4K動画を備える。チルト式モニターがタッチ操作と自分撮りに対応するなど、最新のスペックが盛り込まれている。

内蔵EVFの解像度が144万ドットと低め。AF/MF/AEL(AEロック)切り替えレバーが省略されていて、カスタマイズ性で上位モデルに譲る。

採点表 満点は5個
実写性能 評価なし※
機能性 ★★★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★
※本機は実写テストができなかったため、
「実写性能」は「評価なし」としました。

まとめ

価格がこなれていて、動く被写体にも強いEOS M5

得点の合計では、E-M5 Mark IIEOS M5DC-GX7MK3の3機種が★20個で並んだ。3機種とも発売時期が古めなこともあって、スペックの高さの割に実売価格がこなれているのは魅力だ。

どれを選ぶかは好みもあるが、E-M5 Mark IIは防塵・防滴性などネイチャー系に強く、スリムでコンパクトなDC-GX7MK3はスナップや旅行などに使いやすいだろう。瞳AFにこだわらないなら、EOS M5は動く被写体にも強く、さまざまなシーンに対応しやすいので、おすすめ度は高い。

さまざまなシーンに対応しやすい
キヤノン
EOS M5

◆解説/北村智史(カメラライター)

※価格は記事作成時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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