根強い人気が続く一眼レフ、注目度の高いミラーレス一眼を対象に、各メーカーの現行主要全モデルを画質、機能、操作性、取り回しなど、さまざまな観点から○×評価。クラス別におすすめモデルを決定した。ここでは「ミラーレス10万円未満クラス」15機種を採点する。

ミラーレス10万円未満
シリーズ初のバリアングルモニター搭載で快適に撮影可能
富士フイルム「X-A7」

富士フイルム
X-A7
2019年10月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 シリーズ初のバリアングルモニター搭載で快適に撮影可能 富士フイルム「X-A7」
実売価格例:9万2950円(レンズキット)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2424万ISO 5万1200117点6コマ/秒
幅119mm×高さ67.7mm×奥行き41.1mm・320g
画像1: 【2019年まとめ】初心者向けミラーレス一眼のおすすめはコレ!10万未満の15機種を徹底比較

3.5型のタッチパネル式モニターを内蔵。十字キーではなくジョイスティックを装備。

画像: 撮影データ●15-45mmレンズ(15mm)●F9●1/500秒●絞り優先AE●露出補正ー1.4●ISO200

撮影データ●15-45mmレンズ(15mm)●F9●1/500秒●絞り優先AE●露出補正ー1.4●ISO200

日中はシャープな描写で鮮やか
キットレンズでも、日中の明るいシーンではまったく不満のないシャープな描写。発色はクリアで、原色が鮮やかめに再現される印象だ。

画像2: ミラーレス10万円未満 シリーズ初のバリアングルモニター搭載で快適に撮影可能 富士フイルム「X-A7」

富士フイルムのローエンドモデルで、Xシリーズ初のバリアングル式モニターや、画面に触れてさまざまな機能の設定を変えられるタッチメニューなどを搭載。AFが強化され、瞳AFにも対応。従来モデルより、撮影しやすさが向上した印象だ。

このクラスとしては珍しく二つの電子ダイヤルを備え、露出調整がしやすい。スマホなどとワイヤレスだけでなく、USB接続で高速に画像を転送できるといったユニークな機能も搭載する。

画像3: ミラーレス10万円未満 シリーズ初のバリアングルモニター搭載で快適に撮影可能 富士フイルム「X-A7」

ボディ内手ブレ補正がなく、装着するレンズによっては手ブレが問題になる。連写スピードは6コマ/秒と遅め。カメラは小型・軽量だが、レンズは大きく、重めのものが多いのも気になる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★  
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
新エンジンでAFカバーエリアが拡大し、スマホ連係も強化
キヤノン「EOS Kiss M」

キヤノン
EOS Kiss M
2018年3月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 新エンジンでAFカバーエリアが拡大し、スマホ連係も強化 キヤノン「EOS Kiss M」
実売価格例:7万6450円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2410万ISO 5万1200143点7.4コマ/秒
幅116.3mm×高さ88.1mm×奥行き58.7mm・390g(ホワイト)
画像2: 【2019年まとめ】初心者向けミラーレス一眼のおすすめはコレ!10万未満の15機種を徹底比較

縦位置でのロー/ハイアングル撮影も可能なバリアングル式モニターを搭載。

画像: 撮影データ●28mmマクロレンズ●F3.5●1/320秒●絞り優先AE●露出補正+1.0●ISO100

撮影データ●28mmマクロレンズ●F3.5●1/320秒●絞り優先AE●露出補正+1.0●ISO100

自由なフレーミングで撮影可能
広角マクロレンズで画面左側の「C」の字にピントを合わせたが、測距点のカバーエリアが広いおかげで、自由なフレーミングで撮影できる。

画像2: ミラーレス10万円未満 新エンジンでAFカバーエリアが拡大し、スマホ連係も強化 キヤノン「EOS Kiss M」

ファミリー層に人気のEOS Kiss初のミラーレス一眼。処理能力の高い新画像処理エンジンの搭載で、測距点のカバーエリアを横88%×縦100%に拡張。AF追従で7.4コマ/秒連写、4K動画撮影などのハイスペックを実現している。

初心者向けに、撮影モードガイドや新しいメニュー画面を採用。バリアングル式のモニターを搭載しているほか、スマホとの連係も強化。撮影しながら画像を転送することも可能だ。

画像3: ミラーレス10万円未満 新エンジンでAFカバーエリアが拡大し、スマホ連係も強化 キヤノン「EOS Kiss M」

電子ダイヤルは一つだけで、ボディ内手ブレ補正もない。瞳AFがシングルAFのみなので、人物が動いていると対応できない。交換レンズの種類が少ないのも物足りなく感じる点だ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★   
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
自分撮りがしやすく、手ブレ補正の効果も数値より高い
オリンパス「PEN E-PL9」

オリンパス
PEN E-PL9
2018年3月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 自分撮りがしやすく、手ブレ補正の効果も数値より高い オリンパス「PEN E-PL9」
実売価格例:4万9070円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
1605万ISO 2万5600121点8.6コマ/秒
幅117.1mm×高さ68mm×奥行き39mm・380g
画像3: 【2019年まとめ】初心者向けミラーレス一眼のおすすめはコレ!10万未満の15機種を徹底比較

モニターは下向きに反転でき、自分撮りに対応。ほとんどの操作が右手だけで行える。

画像: 撮影データ●25mmレンズ●F3.5●1/60秒●絞り優先AE●露出補正なし●ISO250

撮影データ●25mmレンズ●F3.5●1/60秒●絞り優先AE●露出補正なし●ISO250

高感度は弱めだが、画質は良好
歴史的建築物のシャンデリアを見上げるアングルで撮影。手ブレ補正が強力で、暗めのシーンでも安心。高感度には弱めだが、画質も良好。

画像2: ミラーレス10万円未満 自分撮りがしやすく、手ブレ補正の効果も数値より高い オリンパス「PEN E-PL9」

オリンパスのローエンドモデル。ブルートゥース機能を追加したことでスマホとの接続性を改善し、従来よりも連係を強化した。ボディ内手ブレ補正の効果は3.5段だが、実際に使ってみるとスペック以上に効果が高いように感じられ、薄暗い室内や夜景などにも強い。

自分撮りがしやすいので、旅先での記念撮影にもいい。発売当初に比べて3割以上安くなっているのもうれしい。

画像3: ミラーレス10万円未満 自分撮りがしやすく、手ブレ補正の効果も数値より高い オリンパス「PEN E-PL9」

AFはコントラスト検出のみで、スポーツなど動きの速い被写体には弱い。電子ダイヤルが一つだけなので、露出調整などはしづらい。最近のトレンドからすると、画素数は少なめなので、大判プリントに仕上げたい人には不向きといえるかも。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★    
機能性 ★★★   
操作性 ★★★   
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★★ 

ミラーレス10万円未満
AFはコントラスト検出のみだが、快適。描写もシャープ
パナソニック「DC-GF10/90」

パナソニック
DC-GF10/90
2018年2月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 AFはコントラスト検出のみだが、快適。描写もシャープ パナソニック「DC-GF10/90」
実売価格例:7万7500円(ダブルレンズキット)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
1600万ISO 2万560049点5.8コマ/秒
幅106.5mm×高さ64.6mm×奥行き33.3mm・270g
画像4: 【2019年まとめ】初心者向けミラーレス一眼のおすすめはコレ!10万未満の15機種を徹底比較

右手だけでほとんどの操作が可能。モニターは上向き180度まで開き、自分撮りに対応。

画像: 撮影データ●25mmレンズ●F1.7●1/1万6000秒●絞り優先AE●露出補正+0.3●ISO200

撮影データ●25mmレンズ●F1.7●1/1万6000秒●絞り優先AE●露出補正+0.3●ISO200

絞りを開くと背景をぼかせる
明るい単焦点レンズで撮ったが、絞りを開くと背景を大きくぼかせる。本体も交換レンズも小型・軽量で、描写もシャープでスナップ向き。

画像2: ミラーレス10万円未満 AFはコントラスト検出のみだが、快適。描写もシャープ パナソニック「DC-GF10/90」

小型・軽量なローエンドモデルで、標準ズームと明るい単焦点(25ミリF1.7)レンズなど、キットのみでの販売。ボケを生かした撮影が楽しめる。デザインは先代とほぼ同じだが、前面に指掛かりとなる突起を新設。ホールド性を高めている。

AFはコントラスト検出のみだが、スピードが速く快適に撮れる。30コマ/秒連写の4Kフォト、広い範囲にピントを合わせられるフォーカス合成など、マニアックな機能も備える。

画像3: ミラーレス10万円未満 AFはコントラスト検出のみだが、快適。描写もシャープ パナソニック「DC-GF10/90」

撮像センサーの小さなマイクロフォーサーズだけに高感度には弱めで、画素数も少なめ。手ブレ補正はレンズ側のみとなる。電子ダイヤルも一つだけで、露出調整などでは手間が多い。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★    
機能性 ★★★   
操作性 ★★★   
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★★ 

ミラーレス10万円未満
EVF搭載のエントリーモデル。着脱式グリップも付属
富士フイルム「X-T100」

富士フイルム
X-T100
2018年6月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 EVF搭載のエントリーモデル。着脱式グリップも付属 富士フイルム「X-T100」
実売価格例:4万8470円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2424万ISO 5万120091点6コマ/秒
幅121mm×高さ83mm×奥行き47.4mm・448g
画像2: ミラーレス10万円未満 EVF搭載のエントリーモデル。着脱式グリップも付属 富士フイルム「X-T100」

EVF(電子ビューファインダー)を内蔵した一眼レフスタイルのエントリーモデル。横にも開く3方向チルト式モニターで自分撮りにも対応。着脱式のグリップが付属しているのもユニークだ。二つの電子ダイヤルで露出調整は容易。発売時より4割ほど値下がりしているので、買い得になっている。

画像3: ミラーレス10万円未満 EVF搭載のエントリーモデル。着脱式グリップも付属 富士フイルム「X-T100」

ボディ内手ブレ補正がない。ボディに対して交換レンズが大きめ、重めなのが気になる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★  
取り回し ★★★★  
コストパフォーマンス ★★★★★ 

ミラーレス10万円未満
179点測距のAFなど、価格の割にハイスペック
ソニー「α6000」

ソニー
α6000
2014年3月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 179点測距のAFなど、価格の割にハイスペック ソニー「α6000」
実売価格例:5万850円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2430万ISO 2万5600179点11コマ/秒
幅120mm×高さ66.9mm×奥行き45.1mm・344g
画像2: ミラーレス10万円未満 179点測距のAFなど、価格の割にハイスペック ソニー「α6000」

小型・軽量ボディにEVFを内蔵したミドルクラスのAPS-Cサイズ機。画面の広い範囲をカバーする179点測距の位相差AFを併用するハイブリッドAFを搭載。AF追従の11コマ/秒連写などのハイスペックを誇る。その割に実売価格が安くてねらい目だ。

画像3: ミラーレス10万円未満 179点測距のAFなど、価格の割にハイスペック ソニー「α6000」

2014年の発売で、後継や上位モデルが多く登場しており、古さを感じる。モニターは、自分撮りには非対応でタッチ機能もない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★  
取り回し ★★★★  
コストパフォーマンス ★★★★★ 

ミラーレス10万円未満
快適なピント合わせができ、美肌モードも設定可能
キヤノン「EOS M100」

キヤノン
EOS M100
2017年10月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 快適なピント合わせができ、美肌モードも設定可能 キヤノン「EOS M100」
実売価格例:5万3600円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2420万ISO 2万560049点4コマ/秒
幅108.2mm×高さ67.1mm×奥行き35.1mm・302g
画像2: ミラーレス10万円未満 快適なピント合わせができ、美肌モードも設定可能 キヤノン「EOS M100」

ローエンドモデルながら、快適なピント合わせが可能なデュアルピクセルCMOS AFを搭載。初心者向けのクリエイティブアシスト機能も強化されている。自分撮りに対応するチルト式モニターのほか、美肌モードも設定できる。

画像3: ミラーレス10万円未満 快適なピント合わせができ、美肌モードも設定可能 キヤノン「EOS M100」

画像処理エンジンは、一つ前の世代。動画もフルHDなど、スペック的に古さが気になる。ボディ内手ブレ補正がなく、電子ダイヤルも一つしかない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★   
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
スペック以上の手ブレ補正。露出補正がしやすい
オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」

オリンパス
OM-D E-M10 Mark III
2017年9月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 スペック以上の手ブレ補正。露出補正がしやすい オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」
実売価格例:5万7440円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
1605万ISO 2万5600121点8.6コマ/秒
幅121.5mm×高さ83.6mm×奥行き49.5mm・410g
画像2: ミラーレス10万円未満 スペック以上の手ブレ補正。露出補正がしやすい オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」

一眼レフスタイルを採用したOM-Dシリーズのローエンドモデル。4段分のスペック以上の力を感じるボディ内手ブレ補正が魅力。二つの電子ダイヤルを備え、露出調整がしやすい。実売価格も下がっていて、買い得感は高い。

画像3: ミラーレス10万円未満 スペック以上の手ブレ補正。露出補正がしやすい オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」

上位のE-M1/5シリーズと違って防塵・防滴性はない。チルト式モニターだが、自分撮りは非対応。AFはコントラスト検出のみで、動きの速い被写体は苦手。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★    
機能性 ★★★   
操作性 ★★★   
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★★ 

ミラーレス10万円未満
堅ろうなマグネシウム合金ボディや手ブレ補正が魅力
オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」

オリンパス
OM-D E-M5 Mark II
2015年2月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 堅ろうなマグネシウム合金ボディや手ブレ補正が魅力 オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」
実売価格例:6万4330円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
1605万ISO 2万560081点10コマ/秒
幅123.7mm×高さ85mm×奥行き44.5mm・469g
画像2: ミラーレス10万円未満 堅ろうなマグネシウム合金ボディや手ブレ補正が魅力 オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」

堅ろうなマグネシウム合金製の防塵・防滴ボディが魅力の中級機。5段分の効果を持つボディ内手ブレ補正や、8コマの連写合成で高精細撮影が可能なハイレゾショットを備え、風景やネイチャー系に強い。モニターはタッチ操作可能なバリアングル式。2015年発売とあってかなり値下がりしている。

画像3: ミラーレス10万円未満 堅ろうなマグネシウム合金ボディや手ブレ補正が魅力 オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」

AFはコントラスト検出のみで、動きに弱め。メニューが複雑で、慣れないと設定変更に時間がかかる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★  
機能性 ★★★  
操作性 ★★★★★ 
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★★ 

ミラーレス10万円未満
機能面での不満はあるが、リアルな質感描写は素晴らしい
シグマ「sd Quattro」

シグマ
sd Quattro
2016年7月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 機能面での不満はあるが、リアルな質感描写は素晴らしい シグマ「sd Quattro」
実売価格例:6万8330円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2950万ISO 64009点3.6コマ/秒
幅147mm×高さ95.1mm×奥行き90.8mm・625g
画像2: ミラーレス10万円未満 機能面での不満はあるが、リアルな質感描写は素晴らしい シグマ「sd Quattro」

同社初のミラーレス一眼で、同社の一眼レフと同じマウントを採用したAPS-Cサイズ機。3層構造のFoveon X3センサーを搭載。シャープさと色乗りのよさが持ち味で、リアルな質感描写も魅力だ。

画像3: ミラーレス10万円未満 機能面での不満はあるが、リアルな質感描写は素晴らしい シグマ「sd Quattro」

全体的にレスポンスが悪く、快適さに欠ける。高感度に弱く、電池のもちもよくない。また、動画やWi-Fi機能もない。画質は優秀なのだが、いろいろな部分で我慢を強いられる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★   
取り回し ★★★   
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
二つの電子ダイヤル+露出補正ダイヤルで操作性良好
キヤノン「EOS M5」

キヤノン
EOS M5
2016年11月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 二つの電子ダイヤル+露出補正ダイヤルで操作性良好 キヤノン「EOS M5」
実売価格例:7万7550円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2420万ISO 2万560049点7コマ/秒
幅115.6mm×高さ89.2mm×奥行き60.6mm・427g
画像2: ミラーレス10万円未満 二つの電子ダイヤル+露出補正ダイヤルで操作性良好 キヤノン「EOS M5」

EOS Mシリーズで初めてEVFを内蔵したモデル。デュアルピクセルCMOS AFを搭載して、ピント追従で7コマ/秒の連写を可能にしている。二つの電子ダイヤルに加えて、露出補正ダイヤルも装備しており、操作しやすい。自分撮り対応のチルト式モニターなど、使い勝手のよさが魅力だ。

画像3: ミラーレス10万円未満 二つの電子ダイヤル+露出補正ダイヤルで操作性良好 キヤノン「EOS M5」

発売時期が古く、瞳AFはなし。動画もフルHD止まり。ボディ内手ブレ補正がないのも残念だ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★★ 
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
ボディとレンズの両方で手ブレを補正。ボディは防塵・防滴
パナソニック「DMC-G8」

パナソニック
DMC-G8
2016年10月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 ボディとレンズの両方で手ブレを補正。ボディは防塵・防滴 パナソニック「DMC-G8」
実売価格例:8万6150円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
1600万ISO 2万560049点9コマ/秒
幅128.4mm×高さ89mm×奥行き74.3mm・505g
画像2: ミラーレス10万円未満 ボディとレンズの両方で手ブレを補正。ボディは防塵・防滴 パナソニック「DMC-G8」

一眼レフスタイルの中級機で、ボディの前カバーにマグネシウム合金を採用。防塵・防滴仕様なので、ネイチャー系の撮影にも安心して使える。ボディとレンズの両方で手ブレを補正するDual IS2を搭載。二つの電子ダイヤルによる操作系や、バリアングル式タッチモニターなどを備える。

画像3: ミラーレス10万円未満 ボディとレンズの両方で手ブレを補正。ボディは防塵・防滴 パナソニック「DMC-G8」

画素数の少なさ、高感度への弱さが泣きどころ。AFは、動きの速い被写体への対応力がもう一つ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★    
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★  
取り回し ★★★★  
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
カスタマイズ可能なボタンが多く、中級者以上に使いやすい
パナソニック「DC-GX7MK3」

パナソニック
DC-GX7MK3
2018年3月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 カスタマイズ可能なボタンが多く、中級者以上に使いやすい パナソニック「DC-GX7MK3」
実売価格例:9万300円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2030万ISO 2万560049点9コマ/秒
幅124mm×高さ72.1mm×奥行き46.8mm・450g
画像2: ミラーレス10万円未満 カスタマイズ可能なボタンが多く、中級者以上に使いやすい パナソニック「DC-GX7MK3」

上向き90度まで向きを変えられるチルト式EVFを内蔵。ボディとレンズの両方で手ブレを補正するDual ISや、二つの電子ダイヤルと露出補正ダイヤルによる操作系を備える。機能をカスタマイズできるボタンも多く、中〜上級者には使い勝手がいい。

画像3: ミラーレス10万円未満 カスタマイズ可能なボタンが多く、中級者以上に使いやすい パナソニック「DC-GX7MK3」

モニターはチルト式で、前方には向けられないタイプ。縦位置でのロー/ハイアングル撮影や自分撮りには対応していない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★★ 
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
スリムボディにEVFを内蔵。タッチで直感的な操作が可能
富士フイルム「X-E3」

富士フイルム
X-E3
2017年9月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 スリムボディにEVFを内蔵。タッチで直感的な操作が可能 富士フイルム「X-E3」
実売価格例:9万380円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2430万ISO 5万1200325点8コマ/秒
幅121.3mm×高さ73.9mm×奥行き42.7mm・337g
画像2: ミラーレス10万円未満 スリムボディにEVFを内蔵。タッチで直感的な操作が可能 富士フイルム「X-E3」

スリムなボディにEVFを内蔵した中級機。モニターが固定式なのは不満だが、タッチパネルは内蔵。ファインダー撮影時のタッチパッドAFやメニューのタッチ操作なども可能だ。グリップの前後に、二つの電子ダイヤルに加えて露出補正ダイヤルも備え、操作性は良好だ。

画像3: ミラーレス10万円未満 スリムボディにEVFを内蔵。タッチで直感的な操作が可能 富士フイルム「X-E3」

連写は速いが、速い動きへの追従性はやや弱い印象。ボディに比べて大きめ、重めのレンズが多い。ボディ内手ブレ補正もない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★   
機能性 ★★★   
操作性 ★★★★  
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★  

ミラーレス10万円未満
動物対応の瞳AFや4K動画など最新スペックを盛り込む
ソニー「α6100」

ソニー
α6100
2019年10月発売

画像1: ミラーレス10万円未満 動物対応の瞳AFや4K動画など最新スペックを盛り込む ソニー「α6100」
実売価格例:9万8890円(ボディ)
有効画素数最高感度AF測距点最高連写速度
2420万ISO 5万1200425点11コマ/秒
幅120mm×高さ66.9mm×奥行き59.4mm・396g
画像2: ミラーレス10万円未満 動物対応の瞳AFや4K動画など最新スペックを盛り込む ソニー「α6100」

α6000(上記参照)の後継に当たるAPS-C機。動物の目にも対応したリアルタイムの瞳AFやトラッキング機能、4K動画を備える。チルト式モニターがタッチ操作と自分撮りに対応するなど、最新のスペックが盛り込まれている。

画像3: ミラーレス10万円未満 動物対応の瞳AFや4K動画など最新スペックを盛り込む ソニー「α6100」

内蔵EVFの解像度が144万ドットと低め。AF/MF/AEL(AEロック)切り替えレバーが省略されていて、カスタマイズ性で上位モデルに譲る。

採点表 満点は5個
実写性能評価なし※
機能性 ★★★★★ 
操作性 ★★★★★ 
取り回し ★★★★★ 
コストパフォーマンス ★★★★★ 
※本機は実写テストができなかったため、
「実写性能」は「評価なし」としました。

まとめ

価格がこなれていて、動く被写体にも強いEOS M5

得点の合計では、E-M5 Mark ⅡEOS M5DC-GX7MK3の3機種が★20個で並んだ。3機種とも発売時期が古めなこともあって、スペックの高さの割に実売価格がこなれているのは魅力だ。

どれを選ぶかは好みもあるが、E-M5 Mark Ⅱは防塵・防滴性などネイチャー系に強く、スリムでコンパクトなDC-GX7MK3はスナップや旅行などに使いやすいだろう。瞳AFにこだわらないなら、EOS M5は動く被写体にも強く、さまざまなシーンに対応しやすいので、おすすめ度は高い。

画像5: 【2019年まとめ】初心者向けミラーレス一眼のおすすめはコレ!10万未満の15機種を徹底比較

さまざまなシーンに対応しやすい
キヤノン
EOS M5

◆解説/北村智史(カメラライター)

※価格は記事作成時のものです。



This article is a sponsored article by
''.